Xiaomi 14シリーズ・Xiaomi HyperOSのBootloader Unlockは(大多数の日本人にとっては)絶望的となりました。
申請に中国IDと銀行口座が必須
中国版Xiaomi 14シリーズからはMIUIに変わってXiaomi HyperOSがプリインストールされています。
残念ながら、中国版Xiaomi HyperOSからはBootloader Unlockを厳しく制限する方向に変わってしまったようです。
Xiaomiが中国コミュニティで発表した内容によれば、BLUするためには内部テスターになって申請しなければならないことになりました。
申請するにはコミュニティレベル5になることと実名認証が必要になり、実名認証の一つはパスポートで通過できる可能性があるものの中国銀行カード登録も必要となるため、事実上BLU不可となってしまいます。
中国の銀行口座を作るにはかなり厳しい審査を通る必要があり、中国在住でない外国人には口座開設はほぼ不可能です。
例え通ったとしてもBLU許可は1年の更新制で、3台しかBLUできません。
なお、審査さえ通ってしまえばいいので中国に友人がいれば代理でやってもらえば良いですし、タオバオなどではBLU権限を持つサービスセンターの人達が遠隔BLUするサービスで小遣い稼ぎしているため無理矢理突破することもできます。
また、今MIUIを搭載していてBootloader Unlockしているデバイスだと、OTAではHyperOSにアップデートできない仕様に変更されたこともアナウンスされています。
HyperOSの初期バージョンではOTAできたものの、2023/12以降順次制限が課されるようになっているようです。
中華スマホメーカーの中では珍しくBLUができてroot化やPixelのような開発機としての利用もできたことが魅力だったため、それができないとなればかなり魅力が薄れてしまいます。
BLUできないなら別にXiaomiでなくともvivoやHonor、OPPOといった日本語対応OS搭載のスマホのほうが使い勝手が良いですし、BLUが簡単なOnePlusやrealmeは最近パフォーマンスだけでなくカメラ性能にも力を入れ始めておりメイン機にしやすくなっています。