UGREEN 65W PD充電器 70773をいただきました。
目次
幅広い急速充電規格に対応
UGREEN 65W PD充電器 70773はUSB Type-CとUSB Type-Aの4ポートを搭載した充電器です。
USB Type-Cポートでは通常のUSB PDに加え、PPS (Programmable Power Supply)やQuick Charge 4、Huawei SCPにSamsung AFCなどにも対応しているためGalaxy S20などのPPS対応の新しい機種からUSB Type-Cが普及しだした頃の古い機種でも高速な充電ができます。
- USB Type-C 3ポートで複数機器を充電しやすい
- USB PD / PPS 65W対応
- 幅広い急速充電規格に対応
- 軽量コンパクト
- 折りたたみ式プラグ
- 指紋が付きにくい
- USB Type-C ポート3が仕様と異なる (表記違い)
UGREEN 65W PD充電器 70773 | |
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サイズ | 65 x 65 x 33 mm |
重さ | 実測170.9g |
USB Type-C出力 (65W時) | 商品説明:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A (PPS記載なし) 実際のPDO:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A 、PPS 3.3~21V/3A |
USB Type-C出力 (ポート3) | 商品説明:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A 実際のPDO:5V/3A、9V/2.65A、12V/2A、15V/1.6A、PPS 3.3~5.9V/3A、PPS 3.3~11V/2A |
USB Type-A出力 | 4.5V/5A、5V/4.5A、5V/3A、9V/2A、12V/1.5A |
ポート数 | USB Type-C x3 USB Type-A x1 |
付属品は特になく、説明書だけのシンプルなパッケージです。
USB Type-Cケーブルは5A対応のものでないと65W充電できないので、なければ別途購入しましょう。
[sc_Linkcard url=”https://androplus.org/Entry/19824/”]USB Type-C x3、USB Type-A x1の合計4ポートです。
合計で65W、かつポート3では65W充電できないものの、スマートフォンやタブレットを充電するには十分です。
折りたたみ式プラグのおかげで持ち運び時に他のものに当たりにくくなっており、多ポート・高出力ながらもGaN採用のおかげでなかなかコンパクトです。
指紋が付きにくい加工がされているので、見た目が汚くならないのはグッドです。
重さは170.9gでした。
底面に仕様が書かれており、菱形PSEマークもあります。
PPSも出力のところに書いておくべきだと思いますが、USB PD 5V~20Vの部分しか記載されていません。
スマートフォンやタブレットではPPS対応機器が増えてきましたが、その筆頭であるGalaxyシリーズのハイエンドタブレット、Galaxy Tab S7+でも超急速充電ができました。
PPSは通常のUSB PDとは異なり電流・電圧が自動的に微調整されるもので、より充電効率が高まり発熱も抑えられます。
Nintendo SwitchでもUSB PD 15Vで充電できました。
USB Type-C ポート1・2は問題なし
Cold Socket (非Vbus Hot) – ○
USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。
この充電器は機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。
Bridged CCs – ○
USB Type-Cポートは別個のRpでプルアップされています。
e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。
PDO – △
仕様とTotal Phase USB Power Delivery Analyzerで確認した実際に通知されているPDOは、USB Type-C ポート1・2では一致しました。
PPSは仕様に詳しい数値が書かれていませんでしたが、3.3~21V/3Aでした。
ただ、ポート3では仕様とは全く異なるPDOで、仕様では最大18WのところPDO上は最大24Wとなっています。
Ugreen担当者によると、「Zhirong (※注:チップメーカー) のプロトコルを使用するため(定格出力が24Wです)、本製品の最大出力が24Wですが、市場に出回っている端末は出力18Wが主流であることを考えると、18Wと表記されています、24Wは18Wとの下位互換があります。」とのことで定格24Wというのが正しいようです。
せっかく24W出力できるのに低く表記する意味が分かりませんが…。
高速充電規格 – ✕
USB Type-CポートではUSB PD以外の急速充電規格であるQuick Charge 2.0/3.0などに対応しているため厳密には規格違反です。
とはいえ、商品ページにちゃんと「PD 3.0をサポートするだけでなく、QC 4.0、3.0、Huawei SCP、Samsung PPS、AFCおよびBC 1.2もサポートしています」と明記されていますし、分かった上で使う分には問題ないでしょう。
念のためUSB PD / PPS非対応でQC2.0/3.0等に対応している機器を充電する際は、5A対応ケーブルではなく3Aまでのケーブルを使った方が良いと思います。
Quick Charge 2.0/3.0だけでなくSamsungやHUAWEIの急速充電規格も含まれているので、古い機種でも高速充電できます。
過電流防止機能 – ○
20VのPDOでは、19.68V / 3.63A = 71.48Wで出力がシャットダウンされました。
まとめ
- USB Type-C 3ポートで複数機器を充電しやすい
- USB PD / PPS 65W対応
- 幅広い急速充電規格に対応
- 軽量コンパクト
- 折りたたみ式プラグ
- 指紋が付きにくい
- USB Type-C ポート3が仕様と異なる (表記違い)
USB Type-Cポートが3つも付いている上にUSB PD / PPS 65Wもサポートしているので、Galaxyシリーズなど新しい機種でも高速な充電が可能です。
折りたたみ式で4ポート 65W充電器にしては小さめなので持ち運びしやすく、指紋が付きにくいので見た目が汚くなることもありません。
スマートフォンやタブレットを同時に複数充電することが多い、という方はUGREEN 65W PD充電器 70773を購入してはいかがでしょうか。
UGREEN 65W PD充電器 70773は2021/04/17現在4,280円で販売されており、10%オフクーポンが配布されています。
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