評価: 5
TRN ST5 IEMをいただきました。
プラグを変えられてDAP/DACに合わせやすい
TRN ST5は4BA+1DD構成で、10mm径のベリリウムコーティングされたダイナミック型ドライバーユニットと、2基の50060 BAドライバー、2基の30095 BAドライバーを搭載しています。
付属品は豪華で、
- 2ピン 高純度8芯銀メッキOFCケーブル
- 3.5mm、2.5mm、4.4mm交換プラグ
- イヤーピース (白 S・M・L)
- イヤーピース (黒 S・M・L)
- 形状記憶イヤーピース
- 説明書・保証書
となっています。
TRN Kirinよりは下位モデルとなるためか、ケースは付属していませんでした。
ケーブルのプラグは3.5mm、2.5mm、4.4mmに簡単に切り替えられるため、今使っているDAP・DACなどに合わせて使いやすいです。
イヤーピースも豊富で、耳に合うものを選んで使えます。
遮音性に優れた形状記憶イヤーチップも付いてくるのは良いですね。
5 軸 CNC 機械加工された航空宇宙グレードのマグネシウム合金シェルで、美しいです。
少し厚みがあるタイプです。
ノズルはこのようになっています。
キャビティにベントが開けられており、シェル内の空気の流れを維持しチャンバー内の圧力を均等にすることで豊かなディテールのクリーンな出力ができるそうです。
重さは15.3gです。
低音が強めで広い音場
TRN ST5はTRN TA1 Maxに近い音質な印象です。
クリアな高音でありつつも低音が強めで、音の広がりが良いように感じました。
TRN TA1 Max 1DD + 1BAイヤホンレビュー。ベリリウムメッキ&Knowles 33518採用、豊富なイヤーピースも – AndroPlus
定位感
定位感は特に問題なく、近い音は大きく聞こえ上下左右の動きもはっきり感じられました。
音場が広く、遠くの音でもはっきり分かります。
ボーカルは耳の近くで聞こえ、高音域で遠くの方で小さく鳴っている楽器も分かります。
低音
Billie Eilishのbad guyのように元から低音が強い曲だと低音がかなり強調され、響くような重低音が楽しめます。
それでいて音圧をただ上げただけのような気持ち悪さがありません。
高音
BUMP OF CHICKENのアカシアでは高音のハイハットが鳴り続けており、TRN ST5では潰れることなくクリアに聞こえます。
他の音に埋もれることがありませんでした。
TRN ST5は低音も高音も綺麗に出ており、解像感も良いです。
イヤーピースが豊富でケーブルのコネクタもDAP/DACに合わせて変えられますし、かなりコスパが良いと思います。
2022/08/20現在HiFiGoでは$59.80、Amazonでは8,063円で販売されています。