Revopoint POP 3 3Dスキャナーをいただきました。
大幅アップグレードで安定性・利便性アップ
Revopoint POP 3は比較的安価でありながらも手軽に高品質なスキャンができる3Dスキャナーです。
前モデルであるPOP 2からは
- ジャイロスコープを追加することで、ステッチの滑らかさと成功率を向上
- フラッシュライトを追加することで、キャリブレーションの使いやすさとマーカーモードの性能を向上
- USB Type-Cインターフェースに変更し、統一基準により接続の安定性と使いやすさを向上
- Wi-Fi 6に対応し、データ転送効率と安定性を向上
- 機械式ボタンからタッチ式ボタンにアップグレードし、操作性を向上
- デュアルLEDインジケーターを搭載
- ソフトウェアの更新とアルゴリズム改善
- スキャン速度を10fpsから18fpsに向上
と大きくアップグレードされています。
スキャンに必要なものは一通り揃っています。
まずケーブル類やマーカーボード、マーカーシール、黒背景などが入っています。
スキャンをしやすくするターンテーブルも入っています。
Revopoint POP 3本体を装着する三脚に、スマホを装着できるホルダーもあります。
※左上にある組み立てボードは製品版には付属しないようです。
Revopoint POP 3本体を三脚に取り付けるとこんな感じです。
Revopoint POP 3はRGBとIR LEDを搭載しています。
補助照明としてスキャン中に自動でつき、従来モデルよりも鮮やかにスキャンできるようになったそうです。
USB Micro-BだったポートはPOP 3ではUSB Type-Cポートへと進化。
付属ケーブルを紛失したり忘れたりしても他のケーブルで代用しやすいです。
付属ケーブルならしっかりと固定できるため、不意に引っ張ってしまったときなどにケーブルが抜けないようにできます。
スキャンソフトもアップグレード
Revopoint POP 3を使う際のスキャンソフトはRevo Scan 5へとアップグレードされています。
従来バージョンよりもデザインが洗練されており、より使いやすくなりました。
まずスキャン精度やトラッキング方式、スキャン対象物などを選択します。
左側には深度カメラとRGBカメラのプレビューが映っており、露出を調整できます。
付属のターンテーブルに置いてスキャンしたり、POP 3を手で持って自分で動かしてスキャンしたりできます。
2つの方法を組み合わせてスキャンすることもできます。
ターンテーブルの場合、スキャンは1~2周させるだけでOKです。
あまりやりすぎると逆に品質が悪くなったり、スキャンに失敗したりしてしまいます。
完了ボタンで止めた後、「編集」タブで点群の融合やメッシュ化を行います。
すると滑らかな表面になったスキャン結果をエクスポートできるようになります。
カラースキャンの場合は「テクスチャ」処理まですることで綺麗なスキャン結果にできます。
PLY・OBJ・STL形式でエクスポートできるため、3Dモデルとして他のソフトで利用したり3Dプリンターでプリントしたりできます。
スキャン距離の設定でゴミを除外
Revopoint POP 3はスマートフォンと連携したスキャンもできるので、ここからはAndroid版の例を載せます。
USBだけでなくWi-Fi接続も可能で、充電器などにケーブル接続した状態にして「POP3-REVO-」から始まるSSIDにパスワードRevopoint3d
を入れれば接続できます。
Wi-Fi 6に対応したため、従来よりも安定性が増したそうです。
スマホでもPCと変わらない多機能ぶりです。
手持ちでスキャンしてみたところ、背景の一部が誤認識されてしまい周囲にゴミが浮いてしまいました。
そんなときに役立つのが「スキャン距離の調整」です。
どの距離までをスキャン対象とするか微調整できるため、背景が反射してしまって黒一色になっていない状態でも、スキャン距離外にあるものは無視してくれるようになります。
距離を調整すると、先ほどとは打って変わってゴミのない綺麗なスキャン結果となりました。
黒色がメインのフィギュアでもバッチリです。
Revopoint POP 3は様々なアップグレードのおかげで使いやすくなり、3Dスキャンが難しかった黒色が多い物体のスキャンもしやすくなっているように感じます。
お手軽に3Dスキャンしたい方にRevopoint POP 3はおすすめです。
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