Revopoint MINI 3Dスキャナーをいただきました。
高精度な3Dスキャナーがより軽量に
Revopointといえば高精度な3DスキャナーPOP・POP 2が有名ですが、POP 2で重さ196gと重たく扱いにくいという弱点がありました。
Revopointの新製品「Revopoint MINI 3Dスキャナー」では、重さは160gへと軽量化されており、コンパクトになっています。
付属品は豊富で、ホルダー、USBケーブル、スキャン用マーカー、ビニールシート、粘着剤、サンプル彫刻などです。
また、ターンテーブルも付属しています。
電源アダプターは日本式プラグ以外にも変換できるようになっています。
小さいものなら自動的に回転させられるので、抜け漏れなくスキャンできます。
本体にはこのようにセンサー類が付いています。
POP 2に比べると少し横幅が狭くなりました。
三脚・手持ちスタンドにスライドさせるだけで簡単に取り付けられます。
机に置いて使うときは三脚を広げて安定したスキャンができます。
このように手持ちでスキャンすることもできます。
特に大型のものをスキャンするときに便利です。
PCでスキャンをするには、こちらのページからRevo Scanをダウンロードします。
後処理にはRevo Studioが必要なので、同時にダウンロードしておくと良いでしょう。
なお、Wi-Fiでスマホとつなぐこともできます。
USBケーブルでPCとRevopoint MINIを接続した後Revo Scanを開き、スキャンを新規で始めるとこのような画面になります。
基本的には高精度スキャンを選んでおいた方が良いです。
スキャンモードはマーカーを使う「マーカー」モードや黒いものをスキャンしやすい「ダーク」モードなどがあり、カラーでスキャンすることもできます。
左の方の画面で明るさを調整して、右側にある▶ボタンを押すとスキャンが始まります。
ある程度の動きならトラッキングしてくれるので、手持ちスキャンするときはゆっくりと動かすと良いです。
このようにブルーライトでスキャンされます。
工業用グレードが採用されており、精度は0.02mm、点距離は0.1mmです。
黒い部分は反射が少ない分完璧にスキャンするのはなかなか難しいですが、黒以外の部分は何も工夫しなくても簡単に、綺麗にスキャンできます。
ドロイド君の細長いツノの部分もスキャンできていました。
スキャン後は右下の方にあるボタンからPLY、OBJ、STL形式でエクスポートできます。
保存したファイルをRevo Studioで開くと、スムーズ処理やメッシュなどの加工ができます。
メッシュボタンでは穴を埋める作業もしてくれます。
加工を済ませることで、表面が滑らかになり3Dモデルとしての使いやすさが増します。
細かい部分は多少手直しが必要になることもありますが、ほぼそのままで十分なレベルです。
Ultimaker Curaなど3Dプリント用のソフトでも問題なく開けます。
高精度な3Dスキャナーを格安に手に入れられるため、身近にあるものを手軽に3Dスキャンしたい、3Dプリンターでプリントしてみたいという方にRevopoint MINIはおすすめです。
Revopoint MINIは129,999円~で購入でき、2022/10/20現在10%オフクーポンrevopoint10
が配布されています。