POCO F6 Proレビュー。約7万円で8 Gen 2や120Hz 2Kフラットディスプレイ搭載のコスパスマホ

POCO F6 Pro

POCO F6 Proをいただきました。

コスパハイエンド

POCO F6 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載した廉価ハイエンドスマホです。

一世代古いものの性能は依然として高く、最高画質の原神を平均55FPSでプレイできます。

1000nitほどを出せる明るいディスプレイでフラットなため、ハイエンドスマホでよく採用されるエッジディスプレイが嫌だという方には良いと思います。

このレビューは16GB+1TB版・OS1.0.2.0.UNKEUXMで行っています。

  • 高い性能のSnapdragon 8 Gen 2
  • 1000nitの明るいディスプレイ
  • 120W充電対応5,000mAhバッテリー
  • 金属フレームで高級感あり
  • スピーカー音質は微妙
  • ゲームプレイ時に発熱しやすい
  • 金属フレームなので発熱時に熱くなる
POCO F6 Pro
OS Android 14
RAM 12GB / 16GB LPDDR5X
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0
SoC Snapdragon 8 Gen 2
ディスプレイ 6.67インチ
QHD+ 3200 x 1440
アスペクト比 20:9
120Hzリフレッシュレート
AMOLED
サイズ 74.95 × 160.86 × 8.41mm
重さ 209g (実測210.3g)
SIM nano SIM + nano SIM
リアカメラ 50MP (OIS / Light Fusion 800 / OMNIVISION OVX8000)
+ 8MP (超広角 Sony IMX355)
+ 2MP (マクロ GalaxyCore GC02M1)
フロントカメラ 16MP
バッテリー 5,000mAh
USB端子 USB Type-C (USB 2.0)
バンド 5G Sub6G: Band n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
4G LTE TDD: Band 38/40/41
4G LTE FDD: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66
3G WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19
2G GSM: Band 2/3/5/8

POCO F6 Pro

説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。

保護ケースは黒色ケースなので、黄ばみで見た目が汚くなることはないでしょう。

保護フィルムは最初から貼り付けられています。

付属品

ディスプレイ:フラットで2K解像度

POCO F6 Proは6.67インチ QHD+ 3200 x 1440解像度のディスプレイを搭載しています。

フラットで端から端まで見やすく、ベゼルも細めです。

ディスプレイ

配列はダイヤモンドピクセルです。

配列

明るさ自動調整オンでの全白HDR動画再生時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1003nitに達しました。

1003nit

屋外では高輝度モードが発動し、782nitになることを確認できました。

角度を変えて背面も含め直射日光に当てるようにしても780nit程度を越えることはありませんでした。

屋外のほうが高い輝度を求められることが多いので、HDR再生時と同じぐらいの輝度が出るようにしてもらいたいものです。

屋外

nitとは?

明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。

屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。

ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。

リフレッシュレートは120Hz対応です。

アプリ毎に120Hzを使うかどうか指定できます。

リフレッシュレート

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは240Hz程度でした。

タッチサンプリングレート

ゲームモードに「強化されたタッチコントロール」があり、オプションを有効化すると480Hz程度に向上しました。

ゲームモード

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計43.8msでした。

タッチ遅延

タッチ遅延とは?

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。

この数値が小さいほど、素早く反応するということです。

ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。

Widevine L1で、AmazonプライムビデオなどでHD画質でのストリーミング再生ができます。

DRM

背面:独特なデザインで格好良い

背面はマット加工されており、指紋汚れなどが付きにくいです。

ベルベット生地のようなデザインになっており、光の反射で表情が変わります。

POCO F6 Pro

重さは210.3gです。

重さ

カメラ:そこそこ綺麗

POCO F6 Proは

  • 50MP (OIS / Light Fusion 800)
  • 8MP (超広角 Sony IMX355)
  • 2MP (マクロ GalaxyCore GC02M1)

というトリプルカメラ構成です。

カメラ

Light Fusion 800は真名隠しのようなもので、OMNIVISION OVX8000のことです。

手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。

タン

2倍ズームしても比較的綺麗なまま撮影できるものの、色合いは1倍のときと違って全体的に明るくなりがちです。

実際の色合いは1倍のほうが近いです。

2倍ズーム

素早く動き回る被写体でもしっかり撮れるため、カメラ重視ではない廉価ハイエンドとしては十分なレベルだと思います。

ズーム

直射日光下ではフレア・ゴーストが入りがちです。

コスト削減のためコーティングなどに力を入れていないのでしょう。

逆光

スピーカー:微妙

POCO F6 Proは左右非対称で通話用と兼用タイプのステレオスピーカーを搭載しています。

低音はスカスカしており迫力がなく、ボーカルが目立ち高音は聞こえやすいもののややカスッとしています。

スピーカー

WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると13.4msでした。

比較的小さめです。

オーディオ

Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX TWS+ / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。

自社だけに制限して囲い込んでいるOPPO系などと違って、全メーカーのLHDC対応イヤホンを使えます。

LHDC

ポート:120W急速充電対応

POCO F6 Proは5,000mAhバッテリーを搭載しており、120W急速充電対応です。

独自のXiaomi Surge P2・C2チップを搭載することで効率が良くなっており、約18分でフル充電できます。

スピーカー

対応バンドは

  • 5G Sub6G: Band n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
  • 4G LTE TDD: Band 38/40/41
  • 4G LTE FDD: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66
  • 3G WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19
  • 2G GSM: Band 2/3/5/8

Y! mobileSoftBankLINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。

VoLTE通話も可能です。

VoLTE

Wi-Fi 7・6GHz対応です。

リンク速度は2882Mbpsになることを確認できました。

Wi-Fi 7

電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。

さらっとしたメタルフレームで高級感があります。

ボタン上部にはマイク穴と赤外線ポートがあります。

上部

性能:原神55FPSプレイ可能

POCO F6 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しており、重ためのゲームも余裕で動かせる性能を持っています。

 

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1421・マルチコア5166、通常版でシングルコア1398・マルチコア5154でした。

大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。

Geekbench

パッケージ名偽装の必要性

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。

通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。

メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。

そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。

こちらの記事で詳しく解説しています。

Geekbenchのスコアとは?

背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。

2024年現在はシングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。

ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア3446→2478で、温度上昇は24℃→44℃ (20℃上昇)でした。

比較的安定度が高いものの、温度上昇も大きく計測後は手で持ちにくい状態になりました。

3DMark

3DMarkのスコアとは?

Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。

スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。

あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。

Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア13346でした。

PCMark

PCMarkのスコアとは?

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。

2024年現在は8000以上あれば十分です。

UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。

CPDT Benchmarkで計測した結果では、そこそこの速度でした。

さすがに8 Gen 3世代の最新ストレージに比べると見劣りするものの、普段使いでは大きな差は感じないでしょう。

ストレージ

ストレージ性能とは?

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。

ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。

CPUの使用率が高い原神を究極モード(パフォーマンスモード)・最高画質・60FPS設定・フォンテーヌ (水中→陸上) でプレイしてScene 7で計測すると、平均55.1FPSで1FPSあたり109.26mWの消費電力でした。

バッテリー温度は最大45.6℃程度まで上昇しました。

温度が上がりすぎて最後の方では30FPS制限をされてしまっています。

メタルフレームであることもあって素手では持ちにくい状態になったため、もう少し発熱を抑えるのを早めにしてもらいたいです…。(バランスモードでも同様に熱くなりやすいです)

原神

電力効率と平均FPSとは?

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。

電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。

ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。

 

平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。

(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)

GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルを最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で15分プレイすると平均42FPSでした。

こちらはなんとバッテリー温度が49.2℃まで上昇しており、プレイ開始から12分後あたりで30FPS制限されています。

画質を落とすかスマホクーラーを使わないと長時間のプレイは難しいです。

スターレイル

デル株式会社

まとめ

  • 高い性能のSnapdragon 8 Gen 2
  • 1000nitの明るいディスプレイ
  • 120W充電対応5,000mAhバッテリー
  • 金属フレームで高級感あり
  • スピーカー音質は微妙
  • ゲームプレイ時に発熱しやすい
  • 金属フレームなので発熱時に熱くなる

 

日本版(Amazon楽天市場)の発表当日に配信開始されたOS1.0.3.0でグローバル版にも技適がつきました。

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root化済み・非rootそれぞれのやり方はこちらの記事を参考にしてください。