OnePlusの中国版を手に入れてグローバル版ROMを焼く…というのが難しくなるかもしれません。
OnePlus 9から中国版はColorOSに
OnePlusスタッフの「逍遥怪河马」氏によると、HydrogenOSの開発が終了するという情報はフェイクとのことでしたが、その発言自体が嘘でした。
OnePlusのWeiboでの投稿により、中国版ではColorOS 11が搭載されることが確定しました。
また、OnePlus 8向けColorOSがすでに配布開始されています。アーリーテストの段階ではHydrogenOSに戻すことはできるそうです。
ColorOSとHydrogenOSではバイブの仕方が違うためHOSより悪く感じることがある、一部のゲームではまだ最適化されておらず90Hzで動かないことがある、などと注意されています。
以下は更新前の内容です。
OnePlusスマートフォンでは中国版はHydrogenOS、グローバル版はOxygenOSというように地域別にOSが分かれていましたが、基本的には中国に特化しているかどうかだけの違いで、どちらもAOSPをベースとしたスタイルでした。
安い中国版を入手してOxygenOSやカスタムロムを焼いてしまう、という手法もとれていたのですが、今回中国OnePlusの公式QQグループにてHydrogenOSの開発が終了されるという告知がされたことがhikari_calyx氏の投稿により判明しました。
OnePlusの告知によるとHydrogenOSは2021年3月24日0時に公式サイトが停止され、OTAサーバーは2021年4月1日0時に停止されるとのことです。
既存のHydrogenOSは今後ColorOSへと移行されることも明らかにされています。
xdaによると今の所グローバル版のOxygenOSの開発は継続されるとのことです。
「2021年3月24日」というのはOnePlus 9シリーズが中国で発表される日でもあり、9シリーズのプリインストールOSがColorOSになってしまう可能性もあります。
中国OnePlusのサポートチャットでOnePlus 9シリーズのOSがHydrogenOSかどうか質問したところ、回答は「まだ公表できない」とのことでした。
いつも通りであればHydrogenOSだと断言できるはずですが…。
OnePlusはOPPOのサブブランドのような立ち位置なのでOPPOが推しているColorOSに統一する流れは理解はできるものですが、これまでのAOSPベースとは異なりiOSの劣化パクリのような見た目になり、厄介なタスクキルを搭載するなど品質の低いOSに変わってしまうため、中国のファンの間でも賛否両論のようです。
一番最悪なパターンはColorOS化を機に中国版のBootloader Unlockが塞がれたり、OxygenOSを焼くことができなくなったりすることです。
もしそうなればOxygenOSのOnePlusスマホを使いたければ高額なグローバル版を買うしかない、ということになってしまいます。
OPPOは特定地域版でBootloader Unlockに対してかなり厳しい制限を付けていた過去があり、今は緩和されていますがいつ制限が復活するか分かりません。
個人的にはOPPOのハードウェアをマシなOSで使いたいがためにOnePlusスマホを買っているという面もあるので、今回のColorOSへの移行が中国版だけでなくグローバル版にまで広がってしまわないか心配なところです。
Androidを使いたいからAndroidスマホを買っているのであって、iOSを無駄にパクらなくて良いのだということをOPPOには理解してもらいたいものです。