ZTE nubia Z50 Ultraレビュー。現代と古き芸術が融合した全画面スマホ

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nubia Z50 Ultra

評価: 5

ZTE nubia Z50 Ultraを購入しました。

スマホディスプレイの究極系

ZTE nubia Z50 UltraはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したスマートフォンです。

画面下インカメラを搭載することでパンチホールやノッチがなく、ベゼルも細めでフラットなため、何物にも遮られることなく映像コンテンツなどを楽しめます。

約7.6万円~と安めであるにもかかわらず、原神をほぼ60FPS貼り付きでプレイできる性能に、遠くの物を綺麗に撮影できるペリスコープカメラまで搭載しています。

このレビューは、12GB+512GB版・MyOS13.0.13MR_NX712J_VGで行っています。

  • 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Gen 2
  • 画面下カメラで狭ベゼルな全画面スマホ
  • 64MPペリスコープ望遠カメラ搭載
  • 80W充電対応5,000mAhバッテリー
  • 充電分離でバッテリー負荷軽減
  • 映像出力もできるUSB 3.2 Gen 1ポート
  • 日本キャリアのVoLTEに対応
  • 重い
  • 角張っている
  • テーマ変更が実質不可
ZTE nubia Z50 Ultra NX712J
OS Android 13
RAM 8GB / 12GB / 16GB LPDDR5X
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0
SoC Snapdragon 8 Gen 2
ディスプレイ 6.8インチ
FHD+ 2480×1116
アスペクト比 20:9
120Hzリフレッシュレート
AMOLED
サイズ 169.9 x 76.3 x 8.3mm
重さ 228g (実測232.9g)
SIM nano SIM + nano SIM
リアカメラ 64MP (Sony IMX787)
+ 64MP (ペリスコープ望遠OmniVision OV64B)
+ 50MP (超広角 Samsung S5KJN1)
フロントカメラ 16MP (OV16E1Q)
バッテリー 5,000mAh
USB端子 USB Type-C (USB 3.2 Gen1)
バンド NR:n1/n3/n5/n8/n28 (703MHz-733MHz/758MHz-788MHz)/n41 (2496-2690MHz)/n78 (3.3-3.6GHz)
FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TDD:B34/B38/39/40/41(B41: 2515MHz-2675MHz)
UMTS:B1/B2/B4/B5/B8
CDMA:BC0
GSM:B2/B3/B5/B8

ゴッホの名画、星月夜 (ほしづきよ) をモチーフとした星空典藏版 (Starry Night Edition) を購入しました。

外箱は裸眼3D表示できる仕様になっており、奥行きがあるように見えます。

星月夜

内箱も星空をイメージしたデザインになっています。

内箱

付属品は保護ケース、USB Type-Cケーブル・充電器 2個セット、説明書等です。

保護フィルムは最初から貼られています。

保護ケースは側面の保護が全くされていないものなので、正直あまり役に立ちません。

充電器は2個も要らないですし、もうちょっと役に立つものや星月夜デザインのものを付けてくれれば良かったのですが…。

付属品

黒い方の充電器はUSB Type-Cポート x1で、100V地域では残念ながら45W充電しかできません。

白い方はUSB Type-Cポート x2、USB Type-Aポート x1で、65W充電できます。

充電器

デル株式会社

映像コンテンツを遮るもの無し

nubia Z50 Ultraのディスプレイは6.8インチ FHD+ (2480×1116) 解像度のAMOLEDです。

エッジの無いフラットなディスプレイで、画面下インカメラのおかげでパンチホールもありません。

角丸は最小限に抑えられているため、映像やゲームなどの端の部分が変に隠れてしまうことはありません。

ディスプレイ

インカメラは光で反射させないと分からないほど自然に隠れています。

グレーの背景色だと少し分かりやすくなります。

インカメラ

インカメラの画質は悪く、白っぽくぼやけてしまいますが顔認証やeKYC 本人確認の自撮りはちゃんと通るため、「顔を映す」という最低限の役割は果たせます。

インカメラ

ダイヤモンドピクセル配列で、インカメラ部分はドットが円形になっています。

AMOLED

せっかくなのでミヤビックスさんにインカメラ穴なしの保護フィルムを作成していただきました。

OverLay Plus Liteだとアンチグレアでさらさらな指滑りを楽しめ、インカメラ穴もない完全体へと進化するのでかなり使いやすいです。

インカメラ穴がないことでカメラはさらに白っぽくぼやけますが、顔認証やRevolutなどの本人確認には問題ありません。

リフレッシュレートは自動・60Hz・120Hzの三段階です。

開発者向けオプションで固定させることもできます。

リフレッシュレート

画面の端やポケット時のミスタッチを防止する機能もあります。

ミスタッチ防止

明るさ自動調整オンでのHDR動画再生時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大744nitsに達しました。

他社最新モデルに比べると少し低めではあるものの、屋外でも十分見やすいです。

744nits

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計44.6msでした。

タッチレイテンシー

Widevine L1で、Amazonプライムビデオ (ベータ版) などでHD画質でのストリーミング再生ができます。

Widevine

画面内指紋認証センサー搭載

nubia Z50 Ultraは画面内指紋認証センサーを搭載しており、画面中央に寄った位置に配置されています。

高速に認証できます。

もはやアートな背面

星空典藏版の背面はゴッホの「星月夜」デザインです。

前面はパンチホールのない完全ベゼルレス、背面は油絵と、1台で現代と古典のアートを楽しめますね。

指紋が付きにくいため、美しいままの状態で使えます。

nubia Z50 Ultra

重さは232.9gで重たいです。

角張っていることもあり、持ち方によっては指が少し痛くなりやすいです。

重さ

64MPペリスコープ望遠カメラ搭載

nubia Z50 Ultraはメインカメラに64MP SONY IMX787を採用し、64MPペリスコープ望遠カメラや50MP超広角カメラも搭載しています。

メインカメラとペリスコープ望遠カメラはOIS 光学式手ぶれ補正に対応しています。

すべて手持ち・オートで撮影した写真はこちらに保存しています。vivo X90 Pro+との比較用の写真はこちらに保存しています。

カメラ

倍率は85mm、170mmなどと表示されており、下に小さく1.4xや5xなどの表記があります。

ズーム

標準ではマクロモードがオンになっており、超広角カメラを使うためかオフのときとは全く異なる色合いになってしまいます。

オンのほうがそのままで映えてフォーカスも合いやすいので、用途に合わせてオンオフすると良いでしょう。

マクロ

HDRがなかなか強く、1xではvivo X90 Pro+よりも白飛びが抑えられている部分もありました。

夜景

ただ2xズームするとやはりvivo X90 Pro+のほうがディテールに優れた写真を撮影できることが多く、下の例ではビルの窓枠が黒つぶれしています。

vivo X90 Pro+のほうがシャープネスが強く、nubia Z50 Ultraは少しぼんやりとしています。

2x

ズームは最大30xまで可能です。

昼間での30xズームではノイズが入っています。

vivo X90 Pro+は自動で色々と画像処理を加えているようで、文字の部分などに少し不自然な跡があります。

ズーム

VoLTEに対応

nubia Z50 Ultraの対応バンドは下記の通りです。

  • NR:n1/n3/n5/n8/n28/n41/n78
  • FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
  • TDD:B34/B38/39/40/41
  • UMTS:B1/B2/B4/B5/B8
  • CDMA:BC0
  • GSM:B2/B3/B5/B8

Y! mobileSoftBankLINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoIIJmioOCN モバイル ONEなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。

SIMカード

日本キャリアでのVoLTEにも対応しています。

VoLTE

通話の自動録音も可能です。

自動録音

Wi-Fi 7対応です。

eo光 5ギガコース + 1Gbpsのみ対応のWi-Fi 6ルーターRT-AX82U (Wi-Fi 7ルーター待ち…) ではリンク速度2401Mbpsで、下り929Mbps・上り813Mbpsと私の現環境のほぼ上限値で通信できました。

Wi-Fi 7

DP Alt Mode対応のUSB 3.2 Gen 1ポート

nubia Z50 UltraのUSB Type-CポートはUSB 3.2 Gen 1対応で、DisplayPort Alt Modeでの映像出力も可能です。

映像出力時はモニター側から音声が出るようになっています。

画面をミラーリングすることで大画面でスマホゲームをプレイできるようになります。

映像出力

ゲームモードでは「充電分離」と呼ばれる、バッテリーに充電することなく給電できるモードがあります。

バッテリーに負荷をあまり与えずに長時間ゲームプレイできます。

ゲームモード

ステレオスピーカー搭載

上側は通話用と兼用のスピーカーで、上側は音が漏れやすいよう穴が開いているだけなので左右対称のスピーカーではありません。

下側のスピーカーのほうが音が大きく聞こえます。

低音の方が強めで、高音は潰れてしまい聞こえにくい場面がありました。

スピーカー

WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると35.6msでした。

オーディオレイテンシー

DTS:X Ultraでサラウンドサウンドを再生させられます。

DTS

カメラ起動やマナーモード切り替えができるスイッチ

右側面には電源ボタンや音量ボタンがあります。

青いボディに赤色の電源ボタンのコントラストが格好良いです。

スイッチ

上の方にはスイッチがあり、ストリートモードのカメラやゲームスペースを起動したりサウンドモードを切り替えたりできます。

せっかくなら起動だけでなく、シャッターキーとしても使えるボタンにして欲しかったです。

スイッチ

左側面には何もありません。

左側面

原神59.1FPSプレイ可能な高い性能

nubia Z50 UltraはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しており、かなり高い性能と電力効率の両立を実現しています。

 

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア934・マルチコア3118、通常版でシングルコア1998・マルチコア5304でした。

ベンチマークのスコアはよく見せかけて、実際のアプリでは発熱防止のため大きく性能を絞っているということになります…。

これほどまでに実環境と差があると、Playストア配布版でのベンチマーク結果比較はもはや何の意味もありません。

3DMarkベンチマークで本当の3D性能や発熱特性を計測できない理由とは?メーカーの不正で無意味な結果に – AndroPlus
スマホメーカーを含む多くの人が指標として使っているベンチマークアプリですが、実はPlayストア配布版だと本当の端末性能を計測できていない可能性があります。 ベンチマーク時のみ熱制御を緩めるメーカーが続出 新しいスマホやSoCが登場したとき、スマホオタクやメーカーはこぞってAnTuTu…
3DMarkベンチマークで本当の3D性能や発熱特性を計測できない理由とは?メーカーの不正で無意味な結果に - AndroPlus

Geekbench

Geekbench MLにてTensorFlow Lite・NNAPIで計測したAI性能は、スコア368でした。

ML

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア3739→2985で、温度上昇は24℃→43℃ (19℃上昇)でバッテリー消費は12%でした。

サーマルスロットリングが弱めなようです。

3DMark

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア11999でした。

ゲーム以外ではSnapdragon 870レベルの性能にまで抑えられていることが分かります。

時間の無駄なので計測していませんが、Playストア配布版だとおそらく異様に高いスコアを出すのでしょう。

PCMark

メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.0で、特にシーケンシャルライトがかなり高速です。

ストレージ

ゲームモードでビヨンドモード (パフォーマンスモード) にした上で原神を最高画質・60FPS設定・スメールでプレイしてWeTest PerfDogで計測すると、平均59.1FPSで1FPSあたり127.8mWの消費電力でした。

バッテリー温度は41℃まで上昇しています。

他社のSnapdragon 8 Gen 2搭載機種に比べると少し消費電力が大きめで発熱も大きめなので、発熱を抑えたい場合はバランスモードでプレイしたほうが良さそうです。

原神

日本語には非対応

nubia Z50 Ultraは中国版のため、英語や中国語しか選べません。

ただし開発者向けオプションでUSB debuggingを有効化し、PCでadb shell settings put system system_locales ja-JPを実行して再起動することで日本語設定にできます。

システムも一部は日本語になるものの、REDMAGIC 8 Proなどと同じく誤訳まみれです。

フォントをテーマ設定変更すれば日本語フォントに変えられます。…ただし、テーマアプリから他のフォントをダウンロードしようとしても中国の電話番号を求められるため、プリインストール以外のテーマ・フォントは実質的には利用できません。

Playストアについては、APKMirrorなどでPlayストアのAPKをダウンロードしてインストールすれば使えます。Playプロテクト認定済みのため銀行アプリ等も使えます。

テーマ

AODには歩数を記録して山上りだとどれぐらいの距離になるか、という表示をしてくれます。

そのほかのアニメーションに変えることもできます。

AOD

通知領域・クイック設定は1ページでまとめて表示するか、それぞれ別ページにするか選べます。

クイック設定

ダブルタップで起動やモーションジェスチャーなども用意されています。

ジェスチャー

Z-SmartSidebarというサイドバーからアプリを素早く開ける機能があるため、ホームアプリに戻らなくてもすぐ切り替えしやすいです。

サイドバー

アプリ複写機能 (複製機能) ではLINEアプリなどを複数アカウントで使用できるようクローンできます。

アプリ複製

メモリ拡張も可能です。

12GBもあれば通常は不要なので、初期状態ではオフになっています。

ストレージはメモリよりも遅いため、メモリ拡張したからといって動作がスムーズになることはまずありません。

拡張メモリロケーション履歴やニアバイシェアなどは利用できません。

まとめ

  • 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Gen 2
  • 画面下カメラで狭ベゼルな全画面スマホ
  • 64MPペリスコープ望遠カメラ搭載
  • 80W充電対応5,000mAhバッテリー
  • 充電分離でバッテリー負荷軽減
  • 映像出力もできるUSB 3.2 Gen 1ポート
  • 日本キャリアのVoLTEに対応
  • 重い
  • 角張っている
  • テーマ変更が実質不可

nubia Z50 Ultraはパンチホールや角丸に一切邪魔されることなくコンテンツを楽しめるため、全画面スマホが欲しい方におすすめです。

他社の最高峰のカメラと比べると負けるものの、ペリスコープ望遠カメラもあるおかげでカメラ性能も十分良く、ゲームでは高い性能を発揮するほか充電分離でバッテリーへの負荷も軽減できます。

デメリットは重たいことと標準では日本語非対応であることぐらいです。

 

中国では3999元 (約7.6万円)~で購入できます。

JDでは2023/03/26現在は海外向け在庫がないようですが、兄弟モデルのZ50は買えるのでそのうちZ50 Ultraも買えるようになるでしょう。

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