ームに最適な8インチタブレットがどれか、比較を交えて紹介します。
目次
持ち運びとパフォーマンスを両立する8インチタブレット
最近は8インチサイズのタブレットが各メーカーから次々とリリースされており、手軽に持ち運べてゲームも快適に楽しめることで注目を集めています。
そこで今回は3つの8インチクラスのタブレット、「Redmi Pad SE」、「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra」、そして「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」を比較し、どれがゲームプレイにぴったりなのか紹介したいと思います。
8インチタブレットの比較
まずは日本で買える主要な8インチタブレットのスペックを比較してみましょう。
タブレット選びで特に重要なのはCPU、ディスプレイ、バッテリー周りの3つです。
8インチAndroidタブレットはまだまだ選択肢が少なく、ゲームプレイに耐えられる高性能なものはごくわずか、というのが現状です。
製品名 | CPU | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | バッテリー |
---|---|---|---|---|---|
Redmi Pad SE 8.7 | MediaTek Helio G85 |
4GB / 6GB | 64GB / 128GB 1TB拡張可能 |
8.7インチ 1340 x 800解像度 90Hzリフレッシュレート |
6650mAh 18W充電 |
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra |
Snapdragon 7+ Gen 3 |
12GB | 256GB 1TB拡張可能 |
8.8インチ 2560×1600解像度 144Hzリフレッシュレート |
7300mAh 20W充電 |
Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) |
Snapdragon 8 Gen 3 |
12GB | 256GB | 8.8インチ 2560×1600解像度 165Hzリフレッシュレート |
6550mAh 68W充電 バイパス充電対応 |
Redmi Pad SE 8.7の特徴
Redmi Pad SE 8.7は、8.7インチの持ちやすいコンパクトなサイズで、90Hzリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載しています。
格安ながらも最大600nitsの輝度で、屋外でも日陰なら十分見やすいでしょう。また、Dolby Atmosに対応したデュアルスピーカーでゲームへの没入感を高めてくれます。
ただ、MediaTek Helio G85はかなり性能が低く、普段使いの軽い作業には十分ですが3Dゲームなど重たいゲームには不向きです。
ライトなゲームを楽しみたい、とにかく安くて最小限の性能で良いという場合にはおすすめです。
この価格帯では中華メーカーからも色々リリースされていて、例えばAlphawolf APad1では4Gモバイルデータ通信やGPS位置情報取得、ジャイロスコープなどに対応しPokemon GOもプレイできます。
ただし価格相応のビルドクオリティで、コンパス精度が悪かったりタッチ感度が微妙だったりします。
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraの特徴
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraは8.8インチの高精細な1600×2560解像度で、144Hzの高リフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載しています。
Snapdragon 7+ Gen 3を搭載したことでAnTuTuスコアは約140万点と高い性能を誇り、原神や崩壊:スターレイルといった重たいゲームも快適にプレイしやすいです。
実際に原神を最高画質に設定し、30分ナタでプレイした結果では平均56.9FPSとなっており、高いフレームレートで安定していました。
ただ発熱しやすいためタブレットクーラーを装着しないと、あまり長時間の快適なプレイはしにくそうです。
12GBメモリとUFS 3.1 256GBストレージを搭載しており、アプリの起動やデータの読み込みが高速です。
7300mAhの大容量バッテリーを搭載している一方、充電は20Wと低速で、直接給電できるバイパス充電機能には対応していません。
そのため、一度バッテリーがなくなるとゲームを遊べるまでに時間がかかりますし、充電しながらゲームをすると発熱して動作が悪くなり、バッテリーも傷めてしまいます。
「最高の性能は求めないけれど、そこそこゲームを快適に動かせるパワーがあるタブレットが欲しい」という場合にALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraはおすすめです。
Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)の特徴
Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)はSnapdragon 8 Gen 3を搭載したハイエンドな8.8インチタブレットです。
国内で買える8インチタブレットとして最高峰の性能を誇っており、2560 x 1600解像度のディスプレイで165Hzものリフレッシュレートに対応しています。
原神を最高画質でナタにて30分プレイした結果では、平均59.3FPSとほぼ60FPSを維持。
バッテリー温度もあまり急に高くなりすぎないよう調整されています。
バッテリー容量は6550mAhで、68W急速充電に対応しています。
長時間のゲームプレイにぴったりな「バイパス充電」にも対応。
バイパス充電を使うとバッテリーを充電せず直接給電できるため、バッテリーの負荷や発熱を抑えつつ、バッテリー残量を気にすることなく長時間遊べます。
バイパス充電だけでなく80%で充電を止める機能もあり、バッテリー寿命が長持ちします。
LCDでありつつも明るさは最大で792nitに達し、屋外でも十分見やすい明るさです。
Dolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載し、USB 3.2 Gen 2 + USB 2.0のデュアルUSB Type-Cポートを採用。
USB 3.2 Gen 2ポートで映像出力や充電をしつつ側面のUSB 2.0ポートでUSB Type-Cイヤホンやハブを接続して使う、というような使い方ができるので便利です。
BluetoothではAAC / aptX / aptX HD / aptX TWS+ / aptX Adaptive / LDACに対応しているため、ワイヤレスでも高音質なオーディオを楽しめます。
また、3 回の OS アップグレードが約束されているところも◎。
格安タブレットではアップデートがなかなか配信されないことが多く、アップデートが多いLenovo Legion Tab (8.8”, 3)の方がセキュリティ面が強化され、ゲームの対応OSバージョンに追従しやすくなります。
最高峰のスペックでゲームを長時間快適にプレイしたい、という方にLenovo Legion Tab (8.8”, 3)はおすすめです。
まとめ
ゲーム性能、バッテリー、ディスプレイ、スピーカーといった全体的なスペックを見てみると、Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)が他の選択肢を上回る高い水準となっています。
原神を60FPS近くでプレイし続けられる性能はもちろん、バイパス充電対応でバッテリー寿命が長持ちし、OSアップデートも約束されているため長く使い続けやすいです。
コンパクトで高性能なゲーム用タブレットが欲しい方は、Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)を試してみてはいかがでしょうか。