Android 12で追加されたカメラ・マイクのインジケーターを隠す方法を紹介します。
一定期間で戻るが隠せる
Android 12ではプライバシー保護強化の一環として、カメラやマイクを使っているときは画面右上に緑色のアイコンが表示されるようになりました。
分かりやすくて良いとは思いますが、アニメーション付きで出てくるので邪魔に感じることがあるかも知れません。
そこで一時的にですが無効化できる方法があったので紹介します。
なお、信頼できないアプリをよくインストールする人やプライバシーを重視する人にはおすすめしません。そんな人は隠そうという発想も出ないでしょうけど…。
インジケーターを隠すために必要なのはコマンド一つだけです。
adb shell cmd device_config put privacy camera_mic_icons_enabled false default
をコマンドプロンプトなどで実行することで、カメラ・マイクのインジケーターが出ないようになります。
adbコマンドを使えるようにする方法-ダウンロードして展開してパスを通すだけでOK
あくまでデバッグ用に残っているためか一定時間経つと勝手に戻ってしまうようで、完全に無効化したい場合は別の方法を探すか、Taskerなどで定期実行させないといけなさそうです。
cmd device_configコマンドで変更できるフラグはplatform_frameworks_base内のSystemUiDeviceConfigFlags.javaに記載されています。
カメラ・マイクのインジケーター以外だと位置情報のインジケーターを隠すlocation_indicators_enabled
も有用だと思います。
cmd device_configコマンドで変更できるフラグは今のところデバッグ用のものがほとんどのようですが、このコマンドがあることを覚えておくと今後何かの役に立つかも知れません。