Innocn 4K 有機EL 15.6インチモバイルモニターPU15-PREレビュー。バッテリー内蔵でどこでも高画質で楽しめる

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Nintendo Switch

評価: 5

Innocn 15.6インチモバイルモニター PU15-PREをいただきました。

4K解像度・有機ELディスプレイをモバイルに

モバイルモニター・ポータブルモニターといえばFHD IPSディスプレイがありとあらゆるブランドから発売されていますが、Innocn 15.6インチモバイルモニター PU15-PREはなんと4K解像度と高精細で、しかも有機ELディスプレイ搭載で他社とは一線を画しています。

有機ELディスプレイ採用の大型テレビは市販されていますが持ち運べるサイズで4K・有機ELという製品はなかなかないですし、屋外など電源がない場所でも最高レベルの画質で映像を楽しみたいという方におすすめです。

  • 4K解像度
  • 有機ELディスプレイ
  • 100% DCI-P3
  • 10点マルチタッチ対応
  • 5000mAhバッテリー内蔵
  • 光沢で映り込みしやすい
  • 接続時に自動電源オンにならない
  • カバースタンドが独特で、動かしにくい

本体

本体とケースが別箱に入っています。

本体にはUSB Type-C to Cケーブル (給電用)、USB Type-C to Cケーブル (コネクタが長めの映像入力用)、HDMI to mini HDMIケーブル、USB Type-C USB PD 45W充電器、説明書、キャリブレーションレポートが付属しています。

ポータブルモニターでキャリブレーションレポートが付いてくるとは凄いですね。

私の個体ではAdobeRGBで平均ΔE 2.29・sRGBで平均ΔE 1.89とのことでした。 

付属品

本体背面はメタリックです。

裏面

入力ポートや音量ボタンは右側面に集中しています。

ケースはボタンやポートの部分がくりぬかれている少し固めなタイプです。

立て方が独特で、三角形に折りたたむことで立たせられる…のですが、支えている部分が薄っぺらく磁力で強くくっついているわけでもないため、前に移動しようとするとすぐ倒れてしまいます。

もっと支える面積が大きいタイプか、キックスタンドを付けて欲しかったです…。

ポート

こんな立て方もできます。

こちらのほうがまだ安定しますが、角度が少し変わるので好みに合わないことがあるかもしれません。

縦置きで使うこともできます。

スタンド

5000mAhバッテリーを内蔵しているため、約4時間ほどは電源がない場所でも使えます。

常に電源が必要なタイプのモバイルモニターだとケーブルを接続した時に自動で電源がオンになることが多いですが、Innocn モバイルモニター PU15-PREの場合は電源ボタンを長押ししないと電源が付かないので少し手間が増えます。

電源オン時は電源ボタン横のLEDが点灯します。

電源ボタン

ケース込みの重さは1.397kgでした。

重さ

段違いの発色 & 高精細

一般的なIPSディスプレイ搭載のモバイルモニターに比べると、Innocn モバイルモニター PU15-PREの発色の良さは段違いです。

コントラスト比 100000:1、輝度 380±20cd/㎡、100%DCI-P3で応答速度は1msです。

Samsung製AMOLEDを搭載したハイエンドスマホOPPO Find X3と比べても遜色ないレベルで、50型以上の大型有機ELテレビは大きすぎる、かといって6.7インチのスマホは小さすぎるという場合にInnocn モバイルモニター PU15-PREは現状ベストな選択肢になると思います。

スピーカー搭載ですが、低音が弱めでおまけレベルです。

有機EL

高精細すぎてOPPO Find X3の60倍顕微鏡だとうまく撮れなかったのですが、Shift BRBG配列です。

Shift BRBG配列はSamsung (Galaxy Tab S7+Nintendo Switch OLED) とVisionox (Rakuten Hand) 製パネルで確認されていますが、どのメーカー製なのかは分かりません。

配列

有機ELテレビは置き場所の問題もあってなかなか手が出せませんが、これならNintendo Switchなども有機ELの美しいディスプレイで楽しめます。

Nintendo Switch

Windows PCと接続した際には、4K UHD解像度であることを活かしてスケーリング設定して使うこともできます。

WIndowsはフォントレンダリングが大昔の環境向けに最適化されているためFHDモニターだと汚い表示になりがちなのですが、スケーリング設定 + ヒンティング削除済みフォント (KoruriMejiroなど) を使うことでかなり美しい表示が可能となります。

MacTypeが不要になるほどですし、Windowsのサブモニターとして使いたい方にはかなりおすすめです。

Windows

Windows PCと接続した際は10点マルチタッチ対応画面として使えるので、タッチで直感的に操作することもできます。

設定では何故か15タッチポイントと表示されていますが、マルチタッチテストでは10点までしか確認できませんでした。

Androidスマートフォン (OPPO Find X3) と接続した際はタッチが動作しませんでした。

タッチ

タッチ対応とアンチグレアの両立が難しいためか光沢画面になっているため、映り込みしやすいところが玉に瑕です。

有機ELディスプレイは黒の表現がアピールポイントの一つなので、暗い場面で映り込むのはなんとも…。

光沢

映像表示中に電源ボタンを押すと設定メニューが出てきます。

タッチ操作で変更できるので、ダイヤル操作より使いやすいです。

設定

デフォルトかsRGBモードで十分だと思いますが、自分好みに色合いを調整できるオプションもあります。

カラー

まとめ

  • 4K解像度
  • 有機ELディスプレイ
  • 100% DCI-P3
  • 10点マルチタッチ対応
  • 5000mAhバッテリー内蔵
  • 光沢で映り込みしやすい
  • 接続時に自動電源オンにならない
  • カバースタンドが独特で、動かしにくい

 

Innocn 4K 有機EL 15.6インチモバイルモニターPU15-PREは、似たような製品が多いモバイルモニター界の中で特出した最高レベルのスペックを持っており、4K・有機ELディスプレイを持ち運びたければもはやこの製品以外の選択肢はほとんどありません。

有機ELディスプレイで美しいことはもちろん、4K解像度のおかげでスケーリング設定して使いやすいので、特にWindows PCのサブモニターとしてかなりおすすめです。

Innocn モバイルモニター PU15-PREは2021/12/28現在Amazonにて73,091円で販売されており、4500円オフクーポンが配布されています。

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