Dragon Touch NotePad 102をいただきました。
用途を絞れば十分な性能の激安タブ
- 1万円台前半と超低価格
- 10.1インチIPS画面
- もっさりしない最低限の性能
- Android 10
- Playシステムアップデート対応
- 6,000mAhバッテリー & USB-C
- GPS 位置情報サービス対応
- microSDカード対応
- 3Dゲーム等には向かない
- 内部ストレージ容量が少なめ
- 仕様上の重さより実測値は重い
- リフレッシュレート 54Hz
Dragon Touch NotePad 102は約1.4万円で購入できる激安Androidタブレットです。
格安タブとしては珍しくAndroid 10を搭載しており、3GBメモリとUnisoc SC9863aのおかげで操作にもたつきが少ないです。
Dragon Touch NotePad 102 | |
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OS | Android 10 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB microSDカード対応 |
プロセッサ | Unisoc SC9863a |
ディスプレイ | 10.1インチ 1280 x 800 |
サイズ | 約24.36cm x 16.24cm x 0.79cm |
重さ | 実測532g |
SIM | — |
メインカメラ | 8MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 6000mAh |
USB端子 | USB Type-C |
Dragon Touch NotePad 102にはUSB Type-A to Type-Cケーブル、充電器、microSDカードトレイ用ピン、日本語説明書が付属しています。
Dragon Touch NotePad 102は10.1インチ HD IPSディスプレイを搭載しています。
大きすぎない程度のベゼルが残されているため、横持ちするときに画面に手が触れにくいです。
格安タブレットではアプリを開いたりキーボード入力したりする動作ですらもっさりしてストレスになる、ということがありますが、Dragon Touch NotePad 102は一般的なスマホと変わらない程度の動きをしてくれます。
IPSディスプレイのため視野角は178°と十分あり、発色はDELL U2720QMと比較すれば若干薄い色合いではあるものの、単体で見ればあまり違和感はありません。
タッチレスポンスは良く、誤動作も起きませんでした。
ちなみに色温度とコントラストは設定で調整できます。
リフレッシュレートは54Hzと微妙に60Hzには足りていません。
敏感な人は特に、若干の残像感を感じやすいかもしれません。
背面はメタル調になっており、指紋や汚れが目立ちくくなっています。
技適マーク ? 210-140921もちゃんと記載されています。
背面の8MPカメラはやたらと白っぽく写るので、風景写真などには向いていません。
メモ用途になら十分使えます。
仕様では重さ458.5gですが、実際に測ってみると532gでした。
両手で持つ分には問題ない程度の重さです。
左側に電源ボタン、音量ボタン、USB Type-Cポートがあります。
下部にはステレオスピーカーがあります。十分な音量で、最大にしても音割れはしていませんでした。
マグネットで接続する端子がありますが、対応するキーボードがあれば付けられるのかもしれません。
正面左上側には3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットがあります。
4Gモデルと共通の金型を使っているようでSIMトレイもありますが、当然4Gは使えません。
内部ストレージは32GBと少なめですが、microSDカードで容量を増やせるので安心です。
シンプルなOS
Dragon Touch NotePad 102のプリインストールアプリはGoogle系のみで、余計なものは入っていません。
1万円台ながらもWi-Fiは5GHz (11ac) 対応、Bluetoothは5.0で高速な通信や安定した接続が可能となっています。
センサー類は加速度センサーのみを搭載しています。輝度センサーもないので明るさは手動調整です。
GPS 位置情報に対応していますが、A-GPSが使えないため測位スピードは少し遅いです。
初期設定ではタイムゾーンがアメリカのままになっていることがあるので、設定→システム→日付と時刻で変えておきましょう。
セキュリティ面では「セキュリティアップデート」は2020年4月5日分までとなっていますが、「Google Playシステムアップデート」にも対応しておりこちらは2020年9月1日分 (2020/10/04現在) を受けられます。格安タブレットではアップデートが遅くなる傾向にあるので、Playシステムアップデートで一部分だけでも最新のセキュリティパッチを受け取れるのは良いですね。
指紋認証には対応していませんが、顔認証は使用できます。
ナビゲーションバーのレイアウトは4パターンから選べます。
他メーカーのボタン順に慣れている人でも安心です。
自動的に電源をオンオフする機能も搭載されています。
Android 9のUnisoc機だとランダムな時間に電源オンオフする機能でしかなかったのですが、Android 10のDragon Touch NotePad 102ではオンオフする時間や曜日も選べるようになり、実用的になりました。
画面ロック時にアプリを終了する機能や自動起動を無効化する機能などのバッテリー節約機能が搭載されています。
バッテリーは6,000mAhと大容量で、動画再生していても電池消費は緩やかです。動画は約5時間連続再生できるとのことです。
動画・音楽再生やナビ用途には十分な性能
Dragon Touch NotePad 102はゲームをがっつりプレイする用途には向いていませんが、動画や音楽を再生させたい場合や、カーナビとして使いたい場合などには十分な性能を持っています。
3Dゲームだとカクついてしまいますが、2Dやグラフィック設定を落とせるゲームアプリであれば十分快適にプレイできます。
Geekbenchでのスコアはシングルコア 146・マルチコア 751でした。Snapdragon 439の少し下、という程度です。
ストレージ・メモリの性能はeMMC 5.1・LPDDR3のため低いですが、ランダムライトではXperia XZ Premiumに、メモリコピー速度ではRakuten Miniにわずかに勝っています。誤差程度ですけど…。
CPU性能が低いため高速なストレージ・メモリを搭載しても最大限活かせませんし、最低限度の使い勝手の確保とコスト削減をうまく両立できていると思います。
- 1万円台前半と超低価格
- 10.1インチIPS画面
- もっさりしない最低限の性能
- Android 10
- Playシステムアップデート対応
- 6,000mAhバッテリー & USB-C
- GPS 位置情報サービス対応
- microSDカード対応
- 3Dゲーム等には向かない
- 内部ストレージ容量が少なめ
- 仕様上の重さより実測値は重い
- リフレッシュレート 54Hz
これ一台で何でもできる、というわけではないですが、動画再生や電子書籍リーダーとして使いたい、2Dゲームを大画面で遊びたい、など用途を絞れば良いタブレットだと思います。
Android 10搭載のおかげで「Google Playシステムアップデート」に対応し、格安タブレットにありがちなセキュリティ面の不安も改善されていますし、OSバージョンが古くてアプリが入れられない、という事態もしばらく起きないでしょう。
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