Nintendo Switchのドックの代わりとして使える製品、Dongiiを購入しました。
目次
超軽量なのに多機能
- Switchのドック代わりに使える
- 映像出力は最大4K/60Hz
- わずか19.6gの軽量さ
- Bluetoothで無線イヤホンに対応
- 低遅延 aptX LL対応
- PDOが変
- 60W以上要求するノートPCでは使えない
Nintendo Switchの純正ドックは重さ約327g、104×173×54mmと持ち運びにはつらい大きさですが、Dongiiはなんとたったの19.6gという軽さでありながらもSwitchからの映像出力や充電に対応しており、Bluetooth 5.0での音楽再生にまで対応しています。
DongiiとUSB PD充電器、ケーブルがあればどこでもモニターでSwitchを楽しめるので、ポータブルモニターなどとの相性は抜群です。
Dongii | |
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サイズ | 約31×17.2×52.6mm |
重さ | 実測19.6g |
USB Type-C出力 | 商品説明:5V / 9V / 12V / 15V / 20V 実際のPDO:5V/2A、9V/2.45A、12V/2.59A、15V/2.6A、20V/2.75A |
ポート数 | USB Type-C x1 USB Type-A x1 HDMI x1 |
付属品はUSB Type-C to Type-Cケーブルと説明書です。
USB Type-Cポート、USB Type-Aポート、HDMIポートがあり、USB Type-Cポートの横のボタンでBluetoothのオンオフができます。
Nintendo Switchは純正ドックではBluetoothイヤホンの接続ができませんが、Dongiiがあればドックの役目も果たしつつ無線イヤホンも使えるようになるのでとても便利です。
Bluetoothイヤホンだと遅延が気になりやすいものですが、Dongiiは低遅延かつ高音質なaptX LL (Low Latency) に対応しており、ゼンハイザー MOMENTUM True WirelessやFiiO LC-BT2といったaptX LL対応のBluetoothイヤホンを使えば一般的なゲームでは気にならないレベルの超低遅延になるため、映像と音のズレで違和感を感じることなくプレイできます。
背面のUSB Type-C端子をUSB PD 45W以上の充電器に挿して使います。
RAVPower USB PD 65W充電器 RP-PC133やBaseus GaN 65W 3ポート充電器といった小型充電器と組み合わせれば、持ち運びがさらに楽になります。
映像出力にBluetoothトランスミッターと多機能ですが、重さはわずか19.6gです。
本当に中身入ってるの?というぐらい軽くて驚きます。
純正ドックだと充電器も純正品でないと映像出力してくれませんが、Dongiiなら充電器を選びません。
純正ドック+充電器に比べるとかなりコンパクトで、Switchの前後を覆う形の純正ドックよりも熱がこもりにくくなるというメリットもあります。
ポータブルモニターとモバイルバッテリーを使えば、電源がない場所でも大画面でプレイできちゃいます。
不思議なPDOが気になる
Cold Socket (非Vbus Hot) – ○
USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。
Dongiiは機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。
Bridged CCs – ○
USB Type-Cポートは別個のRpでプルアップされています。
e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。
PDO – ✕
USB PD 100W出力が可能なBaseus GaN 3ポート充電器に接続してみました。
Dongii側のPDOは5V/2A、9V/2.45A、12V/2.59A、15V/2.6A、20V/2.75Aと、電圧はメジャーなものが揃っているのですが電流値が中途半端な数値です。
15Vは純正充電器 (15V/2.6A) に合わせたと考えるとまだ分かりますが、5V/2Aでは充電できない機器もありますし、9Vや20Vでも中途半端な数値にするのは意味不明です。
そもそも任天堂の純正充電器はUSB PD規格に適合していないものですし、それに合わせるようなことがあってはいけません。
20V/2.75A = 55Wまでとなってしまっているため、60W以上を要求するノートパソコンでは使えません。
高速充電規格 – △
USB PD以外の急速充電規格に対応していないものの、USB DCPにも対応していないため、USB PD非対応の古い端末では充電できません。
- Switchのドック代わりに使える
- 映像出力は最大4K/60Hz
- わずか19.6gの軽量さ
- Bluetoothで無線イヤホンに対応
- 低遅延 aptX LL対応
- PDOが変
- 60W以上要求するノートPCでは使えない
軽量・コンパクトでNintendo Switchの純正ドック+充電器の代替品としてはかなり便利です。
ただ、USB PDハブとして見るとPDOがおかしな数値になっており、使い勝手が悪いです。あくまでSwitchのドック用途がメインです。
国内ではMakuakeでBluetooth非搭載モデルが7,580円~、楽天やAmazonではUSB PD 65W充電器セットが16,000円で販売されていますが、純正品より高くなってしまうと本末転倒な気が…。
USB Type-C製品のレビューが役立った場合、私のほしい物リストから何か贈っていただけると嬉しいです。