Mi スマートバンド 5 (Mi Band 5) を購入しました。
目次
充電がかなり便利に
- バンドから外さず充電できる
- 大画面で表示文字数アップ
- 機能の並び替えが可能
- 初音ミク・エヴァコラボのフェイス
- リモートシャッター機能搭載
仮眠の検出が不完全(アプリの不具合)- 電池持ちが悪くなった (それでも10日~25日)
- 大きく進化した感じがしない
Mi スマートバンド 4 (Mi Band 4) は言わずと知れた大人気スマートバンドですが、「バンドから本体を外さないと充電できない」という大きな問題点がありました。
Mi スマートバンド 5ではついにバンドから外さずともマグネット充電できるようになり、本体サイズはほぼそのままなのに大画面になって表示文字数が増えたことで、より完璧なスマートバンドに進化しました。
Xiaomi Mi スマートバンド 5 | |
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重さ | 実測23.2g |
防水対応 | 5 ATM |
ディスプレイ | 1.1インチ 126 x 294 カラー表示タッチ画面 AMOLED (最大450nits) |
バンド | 長さ155-219mm・約19mm幅 |
RAM | 512KB |
ROM | 16MB |
バッテリー | 125mAh |
Mi スマートバンド 5の付属品はUSB充電ケーブルと説明書のみです。
Mi スマートバンド 4では0.95インチ AMOLED ディスプレイでしたが、Mi スマートバンド 5では1.1インチへとサイズアップしています。
それでも本体サイズはほぼ変わっておらず、腕に付けた感じもMi スマートバンド 4から特に変わりありません。
日本語・アルファベットを含めた通知を表示させてみたところ、Mi スマートバンド 5のほうが全角5文字分多く表示できました。ディスプレイサイズだけでなく明るさも400nit → 450nitへと改善されています。
明るさの自動調整はできないですが、バンド側の設定で明るさを5段階で調整できます。最大だと屋外でも確認しやすいです。
Mi スマートバンド 5とMi スマートバンド 4を比較してみると、バンドを付ける溝の形がかなり異なっていることが分かります。無理矢理4用のバンドを5に付けることはできますが、基本的には互換性がないと思っておいた方が良いです。
心拍数センサーや充電ポートはこれまで通り背面にあります。
かなり便利になったマグネット充電
Mi スマートバンド 5はマグネット充電で、バンドを外さなくてもケーブルをくっつけるだけで充電できます。
Mi スマートバンド 4は20日以上の電池持ちとはいえ、充電する度にバンドから外して充電アダプターに入れないといけなくて面倒だったので、Mi スマートバンド 5のこの進化はかなり嬉しいです。
何回も外しているとバンドの破損にも繋がりますし、取り外さずに済むMi スマートバンド 5のほうが長持ちしそうです。
5ATM防水で、多少の水濡れも問題ありません。
相変わらずの軽量さと手軽さ
Mi スマートバンド 5は、バンド込みで23.2gと軽量です。
付けていても全く負担になりませんし、「時計を付けている」感が薄いです。
バンドはリングに通してボタンで留めるだけ、とシンプルです。
個人的には穴留め式だと穴に入れるのに手間取ってしまうのが嫌で腕時計をしたくない、と感じていましたが、このスタイルであれば上から押し込むだけで留められるので、付けるときのストレスが軽減されます。
表示のカスタマイズがより充実
Mi スマートバンド 5では、ホーム画面で左右にスワイプしたときに出るショートカットを自由に変更できます。
左にスワイプしたときすぐ天気を表示させる、その次に通知を表示させるなど好みのレイアウトにできます。
上下にスワイプした時に表示させる機能も並び替えや非表示が可能です。
天気の表示では、最高・最低温度に加えて湿度や風量、紫外線指数も出ます。
小さい画面なので操作がしにくいですが、音楽の再生・一時停止などもできます。
もちろんスマートバンドの本分である歩数や歩いた距離、消費カロリーなど運動関係の記録も表示できます。
08/12現在、Mi Fitアプリ側の不具合のせいで歩いた距離が全く異なる数値になることがあります。
Mi スマートバンド 5から追加された機能で地味に便利なのが、「リモート撮影制御」。バンド側でシャッターボタンを押すとスマホ側のシャッターを押したことになる機能で、専用アプリは必要とせずあらゆるカメラアプリで使用できます。
スマホを触らずに撮影できるので、シャッターボタンを押すときの手ぶれをゼロにできます。
中国版でも英語表示が可能に
発売してすぐ中国版を購入したのですが、偽の追跡番号を渡されて1ヶ月待ちになり、そのうちに発売されたグローバル版が続々と他の人に届くのを見届けるという最悪なパターンでしたが、Mi スマートバンド 5では中国版であってもバンドの言語を英語に設定できるため、グローバル版との普段使いでの違いはほぼありません。
今から買うなら技適マークがあるグローバル版一択です。
設定は項目数としてはMi スマートバンド 4より増えていますが、それほど重要なものは特にありません。
初回ペアリング時はバンド側に緑のアイコンが出るので、Mi Fitを開いて接続し、バンド側でチェックボタンを押せば接続されます。
接続後のチュートリアルでバンド画面が日本語になっているイメージが見られます。今後発売される日本語版ではこうなるのでしょう。
ちなみにワークアウトの種類は以下の通りです。ランニング、サイクリング、ウォーキング、ヨガ、スイミング、縄跳びなどがあります。
初音ミク・エヴァ・コナンコラボも
Mi スマートバンド 5のウォッチフェイスは数十種類から選べますが、なんと今回は公式に初音ミク、エヴァンゲリオン、名探偵コナン、スポンジ・ボブといった有名どころとコラボしたウォッチフェイスも使用できます。
ただし残念ながらコラボは中国のみのようで、
- 国設定を中国にしたMiアカウントを作成してログインする
- スマホの言語設定を中国語 (簡体字) にする
という2ステップを踏まなければ表示されません。我不可読中国語、雰囲気的理解画面操作…。
一度バンド側に保存してしまえば、スマホの言語設定を戻しても使えます。
コラボフェイスなど一部のウォッチフェイスでは画面点灯時にアニメーションするものもあります。静止画のウォッチフェイスよりは若干バッテリー消費が増えるようです。
昼寝検知はうまく動かず
Mi スマートバンド 5では24時間の睡眠検知に対応し、昼寝や仮眠も検出もできるようになった…という触れ込みなのですが、これがなかなかうまく動いてくれません。
昼寝をしていても睡眠記録には特に何も記録されませんでした。
睡眠アシスタントはあくまで心拍数センサーからの推測なので、あまり期待しないほうが良いでしょう。
【2020/08/13追記】
どうやらMi Fit側の不具合のようです。サードパーティー製アプリMaster for Mi Bandであれば、ちゃんと仮眠のデータが表示できます。
一方ストレスレベルの検知はちゃんと動いてくれていて、自分でもストレスを感じていると分かる時間帯にちゃんと「中程度のストレス」と出ました。
なお、心拍数モニタリングと睡眠アシスタント、ストレスレベルの検知をオンにしているとバッテリー消費が通常よりも大幅に増えます。
アニメーションする初音ミクウォッチフェイスを使用、「自動心拍数モニタリングと睡眠アシスタント」をオン・「検出頻度」を30分、「ストレスモニタリング」をオンにした状態では1日に約10%のバッテリー消費でした。単純計算で10日未満のバッテリー持ちとなります。
一方、「心拍数モニタリングと睡眠アシスタント」をオフ、「ストレスモニタリング」もオフにした状態では1日に約4%のバッテリー消費になり、単純計算で25日のバッテリー持ちになりました。
Mi スマートバンド 4より大画面で多機能かつバッテリー容量が少し削られたことでバッテリー持ちが少し悪くなっていますが、Mi スマートバンド 5は充電の際にバンドから外す手間がなくなったので、充電頻度が高まったとはいえ以前よりはストレスなく使えるようになっていると思います。この記事を書いている時もストレスレベルは「リラックス」でした。
女性向けの機能として、生理周期を記録する機能も追加されています。
特にMi スマートバンド 5が必要な機能ではないですが、健康管理を一つのアプリにまとめられるのは良いですね。
- バンドから外さず充電できる
- 大画面で表示文字数アップ
- 機能の並び替えが可能
- 初音ミク・エヴァコラボのフェイス
- リモートシャッター機能搭載
仮眠の検出が不完全(アプリの不具合)- 電池持ちが悪くなった (それでも10日~25日)
- 大きく進化した感じがしない
Mi スマートバンド 5はMi スマートバンド 4からの順当進化、という感じで機能面では大きな変化がないにせよ、普段の使い勝手は大きく改善されています。
昼寝検知などの追加機能を目当てに買う…というよりも「バンドを外さずに充電できる」ことにメリットを感じるかどうかで、買うかどうか選んだ方が良いと思います。
Mi スマートバンド 4の充電が面倒、バンドがちぎれそうで不安だという方は迷わずMi スマートバンド 5を買いましょう。
スマートバンドが初めての方にも、10日~25日の電池持ちで操作もしやすく、軽量なMi スマートバンド 5はおすすめです。
中国版 (Chinese version) とグローバル版 (Global version) がありますが、特に理由が無ければ技適マークのあるグローバル版を買った方が良いです。NFC搭載バージョンもありますが、中国国内での決済がメインなので日本人にはほぼ不要です。