HiFiGo様よりTRN VX 1DD+6BA IEMをいただきました。
マグネシウム合金・マグネットドライバ採用
TRN VXは6基のバランスドアーマチュアドライバと1基の10mmデュアルマグネット ダイナミックドライバを搭載したIEMです。
付属品はイヤーピース、高純度OFC (無酸素銅) ケーブル、説明書等のみです。
イヤーピースはシリコン製で、S・M・Lの三種類が付いてきます。
シリコン製とはいえ耳へのフィット感は良く、装着するとしっかり周囲の音をシャットアウトしてくれます。
ハウジングはCNC加工されたマグネシウム合金製で、触ると少しひんやりとします。
今回いただいたのは濃い緑色ですが、黒色のラインナップもあります。
デュアルマグネットDD採用のため、本体同士を近づけると反発します。
0.75mm 2ピンが採用されています。
付属の3.5mm端子ケーブルは、2ピンコネクタ周りをカバーするような構造になっています。
IEM側のコネクタに覆い被さるようになるため、コネクタを保護して耐久性を高められるだけでなく、少し触ったときでも外れにくくなっています。
外出中や通勤中など、通常のコネクタだと外れてしまいやすいときでもしっかりホールドしてくれるため、ケーブル外れをあまり気にせず音楽を聴けるようになります。
通常のMMCXコネクタなどだと外れやすいのが気になっていたので、個人的にはこのスタイルを他社も見習って欲しいぐらいです。意図しないケーブル外れに強いものの、自分で外そうと思って外すときは簡単に外せるので「外すときにやたら固くてピンを壊しそう」という心配はありません。
ちなみに、ケーブル部分・本体ともにL・Rが分かるよう印字されています。地味に嬉しい配慮ですね。
付属ケーブルは耳掛けしやすい形状になっており、より耳にフィットしやすくなっています。
片耳約6.1gと軽量で、長時間付けていても疲れにくいです。
インピーダンス 22Ω・感度 107dBで、DAPだけでなくスマホなどでも鳴らしやすいです。使い方を制限されないのは良いですね。
特に低音がパワフルでしっかりと聞こえますが極端なドンシャリというわけではなく、無理に強めている感じがしないので気持ちよく聴けます。
ディテール感がよく、ボーカルや楽器の音もくっきりクリアに聞こえます。高音の中でも高めの音だと少し刺さるように感じる場面もあるものの、基本的には問題ありません。
低音・高音どちらかに調整が偏っておらずバランスが良いと思います。
音質が良いだけでなく、ケーブルの外れにくさや耐久性向上、L・R印字など普段使いでの利便性も高められているので、「良い音で楽しみたいけれど、リケーブル対応IEMはケーブルが外れやすいし…」と躊躇している方にTRN VXはおすすめです。
HiFiGoではマイクあり・なしがどちらも7,816円で販売されています。
Bluetooth 5.0 ワイヤレスイヤホン化できるアダプタも販売されています。