Snapdragon 8 Gen 1搭載版のvivo X80・X80 ProのBootloader Unlock方法を紹介します。
05-01以降パッチで対策済み、ただしロールバックでBLU可
vivo端末は通常ではBootloader Unlockできないようにされていますが、特殊な方法でその制限をかいくぐる方法が発見されました。
ところが、Androidセキュリティパッチレベル2022-05-01以降のアップデートにて早速対策されてしまい、使えなくなりました。
vivo X70 Pro+などがBootloader Unlockできる!? 一部バージョンでBLU対策に抜け穴が発見される【対策済み】 – AndroPlus
vivo X80・vivo X80 ProのSnapdragon 8 Gen 1搭載モデルについてはまだ抜け穴があり、Android 13 BetaからAndroid 12にロールバックするZIPを使うことでセキュリティパッチレベル2022-04-01のファームウェアに戻してBootloader Unlockできます。
ロールバック用ZIPを手に入れる
下記ページより、Android 13 BetaのZIPとAndroid 12のロールバック用ZIPをダウンロードできます。
グローバル版:
中国版:
vivo开放平台
ダウンロードしたZIPのうち、Android 13 BetaにアップデートするためのZIP (グローバル版X80 Proの場合PD2185F_EX_A_13.0.1.7.W20.V000L1-update-full.zip) を内部ストレージへコピーしてください。
ローカルアップグレードで更新する
設定→システム アップデートで右上の歯車アイコン→ローカルアップグレード→ファイル名選択
でインストールできます。
Android 12ロールバック用のZIPをこれでインストールできればスムーズなのですが、失敗するのでまずはAndroid 13 Betaにアップデートしないといけません。
更新できる場合は、このように「今すぐ更新」ボタンが出てきます。
押してインストールした後、Install failedなどと出るので一旦Rebootボタンで再起動して、Clear all dataボタンを押してデータを初期化してください。
これでAndroid 13 Betaを起動できます。
ロールバック用ZIPのインストール
ようやくAndroid 12ロールバック用ZIPをローカルアップグレードでインストールできる…かと思いきや、またもやエラーでインストールできません。
【追記】Android 13 Beta 3では修正されたようです。まずはローカルアップデートで進めるか試してみてください。
ZIPを内部ストレージにコピーしてadb reboot recovery
コマンドなどでリカバリへ再起動したあと、Install softwareでZIPを選ぶとインストールできます。
Android 12のリカバリだとローカルのファイルを選べないよう制限されているため、必ずAndroid 13 Betaを経由しないといけないことになります。
これでAndroidセキュリティパッチレベルが2022-04-01のファームウェアに戻せるため、Bootloader Unlockコマンドを実行できるようになります。
自動化ツールよりも手動でやったほうがうまくいく可能性が高いようです。