IP68・IP69K・MIL-STD-810Gのタフネススマホ、Ulefone Power Armor 14をいただきました。
目次
10000mAhバッテリー搭載のドデカスマホ
Ulefone Power Armor 14はIP68・IP69K・MIL-STD-810G認証済みのタフネススマートフォンです。
アウトドア利用に全振りしたようなスペックで10000mAhというかなりの大容量バッテリーを搭載しており、厚みは並のスマホ2台分、重さも358gと重量級です。
- IP68・IP69K・MIL-STD-810G認証済み
- 最長540時間持つ10000mAhバッテリー
- ワイヤレス充電対応
- イヤホンなしでFMラジオ再生可能
- 多バンドでVoLTE対応
- microSDカード・3.5mmイヤホンジャックあり
- カスタマイズできる独自キー搭載
- かなりゴツい
- 重たい
- 動作も重たい
- カメラはおまけレベル
Ulefone Power Armor 14 | |
---|---|
OS | Android 11 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB microSDカード対応 |
プロセッサ | MediaTek Helio G35 |
ディスプレイ | 6.52インチ HD+ |
サイズ | 175.6 x 82.5 x 17.2mm |
重さ | 358.2g (実測358.3g) |
SIM | nano SIM + nano SIM |
メインカメラ | 20MP (SONY IMX350) + 2MP (マクロ) |
フロントカメラ | 16MP (SONY IMX481) |
バッテリー | 10000mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 2.0) |
バンド | LTE-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B LTE-TDD: B38/40 WCDMA: B1/2/4/5/8 GSM: B2/3/5/8 |
付属品はマニュアル、充電器、USB Type-Cケーブル、ストラップ、保護ガラスです。
保護フィルムが最初から貼られているのに保護ガラスも付けてくれるとは気が利いていますね。
水滴型ノッチのディスプレイ
6.52インチHD+解像度のIPSディスプレイを搭載しています。
1.5mからの落下に耐えられるそうですが、ガラスがどこ製かは特に明記されていません。
明るさの自動調整には対応しているもののセンサーの反応が悪く、室内でも最大になったままになることが多いです。
保護ケースなしで大丈夫なゴツい外観
保護ケースなしでの防水防塵・耐衝撃を実現するため、Ulefone Power Armor 14はソフトTPUで覆われており、各種ポートもすべてフタが付いています。
20MP SONY IMX350カメラですが…日中でも赤色が飛んでしまうなどおまけレベルでしかありません。
メモ用途ぐらいにしか使えないと思います。
上部には3.5mmイヤホンジャックがあります。
下部にはUSB Type-Cポートがあり、18W急速充電が可能です。
ワイヤレス充電にも対応しているため、蓋を開けずに充電することもできます。
ガラケー時代にはあったものの今では見かけなくなった、ストラップホールも下部の端にあります。
ストラップを付けておけば首にかけて落とさないようにできます。
10000mAhというモバイルバッテリー並のバッテリー容量なので電池持ちは良いです。
ただ重さは358.3g、厚みもスマホ2台分というかなりのゴツさで、持てないことはないものの、かなりの負担です…。
スピーカーはモノラルです。
特に高音部分がスカスカで、潰れたように聞こえました。
吸音マットで囲んで約30cm離れたところからminiDSP UMIK-1で計測した周波数特性は以下の通りです。
microSDカードでの容量追加とVoLTE対応
左側面にはmicroSDカード・nano SIMカードスロットがあります。
SIMピンなしで、指で引き出せるようになっています。
microSDカードでは最大1TBまでの容量追加が可能です。
対応バンドは
- LTE-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B
- LTE-TDD: B38/40
- WCDMA: B1/2/4/5/8
- GSM: B2/3/5/8
と地味に豊富で、Y! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamo、IIJmioやOCN モバイル ONEなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。
au回線でVoLTE通話できることを確認しました。
楽天モバイルではデータ通信は何もしなくてもできるものの、何故か通話はできません。
自由にカスタマイズできる独自キー
左側面にあるスマートキーは、設定で自由に機能を変更できます。
シングルクリック、ダブルクリック、長押しにそれぞれ別の機能を割り当てられます。
ショートカットを設定できないのが残念ですが、Taskerでタスクを作ってアプリ化してしまえば使えます。
タッチ時のアクションも設定できる電源キー
右側面には音量キーと、指紋認証センサー搭載の電源キーがあります。
指紋認証センサーを長押ししてシャッタキーの代わりにしたり、タッチで戻る操作をしたりする設定ができます。
ジェスチャー操作は他にもあり、裏返してミュートにしたり3本指で分割画面にしたりできます。
動作はもっさり
MediaTek Helio G35搭載で、動作は全体的にもっさりとしています。
使えないことはないですが、ミドルレンジ以上のスマホを触ったことがあれば、操作がワンテンポ遅れることにイラッとすると思います。
Geekbenchではシングルコア165、マルチコア867でした。
メモリ4GBなので3DMark Wild Lifeなどは実行できません。
多機能なカスタムOS
格安スマホだと大抵はAOSPそのままであることが多い中、Ulefone Power Armor 14は外観もカスタマイズされたAndroid 11を搭載しています。
音声レコーダー、メモ帳アプリなどツール系の独自アプリがいくつかプリインストールされています。
通販サイトやゲームなどの余計なプリインストールアプリはありません。
スマートタッチというフローティング表示されるボタンの機能があり、画面の好きな位置に戻る操作やホーム操作ができるボタンを配置できます。
コンパス、水平器、ライト、拡大鏡など色々なツールを搭載しています。
ただ、騒音計は音が鳴っている部屋でも0dBなどと表示していたので、精度はかなり低いと考えておいた方が良さそうです。
FMラジオはイヤホンを挿さなくても聞けるようになっています。
災害時などに特に役立ちそうです。
まとめ
- IP68・IP69K・MIL-STD-810G認証済み
- 最長540時間持つ10000mAhバッテリー
- ワイヤレス充電対応
- イヤホンなしでFMラジオ再生可能
- 多バンドでVoLTE対応
- microSDカード・3.5mmイヤホンジャックあり
- カスタマイズできる独自キー搭載
- かなりゴツい
- 重たい
- 動作も重たい
- カメラはおまけレベル
とにかく安いタフネススマホが欲しい、もしもの時の電池持ちが良くてラジオを聴けるスマホを用意しておきたい、という方にUlefone Power Armor 14は良いと思います。
Ulefone Power Armor 14はHekkaにて17,597円で購入できます。