TRN EMXレビュー。インナーイヤー型イヤホンで14.2mmドライバ搭載

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TRN EMX

TRN EMXをいただきました。

耳への負担が少ないインナーイヤー型

TRN EMXはリケーブルできるイヤホンとしてはなかなか珍しいインナーイヤー (イントラコンカ) 型です。 

カナル型と違って密閉感がなく、耳への負担が少なめです。

TRN EMX

プラグを変換できるケーブル付き

TRN EMXには保護ポーチ、0.75mm 2ピンケーブル、3.5/2.5/4.4mm変換プラグ、イヤーカバー、説明書などが付属しています。

付属品

使っているDAP・DACに合わせてプラグを簡単に変更できるため、どんな環境でも同じケーブルを使い回せます。

ケーブル

14.2mmの大型ベリリウムメッキ振動板

TRN EMXは14.2mmの大型ベリリウムメッキ振動板を採用しています。

航空グレードのアルミニウム合金素材を使用したキャビティで、外耳道内の圧力上昇を抑えるためにフェースプレートにグリルが設けられています。

14.2mm の大型ベリリウムメッキ振動板

重さは両耳で8.4gと軽量です。

重さ

重低音は弱いが開放感がある

TRN EMXはインナーイヤー型のため、カナル型と違って密閉しない分重低音はどうしても弱めになってしまいます。

その反面、音の広がりや開放感といった面では勝っています。

遮音性はカナル型よりは低く、周囲の音も小さくですが聞こえます。

TRN EMX

定位感

定位感は特に問題なく、近い音は大きく聞こえ上下左右の動きもはっきり感じられました。

音場が広く、遠くの音でもはっきり分かります。

低音

重低音が弱く、あっさりとした印象です。

ドンシャリが好きな方はカナル型を選ぶべきだと思います。

ボーカルが特に耳の近くで聞こえ、クラップなどは明瞭に聞こえます。

高音

音の広がりが大きく、ハイハットなどの高音はカナル型のイヤホンに比べて少し小さく聞こえました。

音は小さめとはいえ潰れてはおらず、ちゃんとクリアに聞こえます。

 

運動中に音楽を聞きたい場合など、あまり耳に負担を掛けたくない場面でイヤホンを使いたい方にTRN EMXはおすすめです。

重低音や高音は控えめになるため音質最優先の方には不向きですが、開放感があり音の広がりが良いというメリットがあります。

インナーイヤー型が耳の形に合うかどうか、というところもあるので難しいですが、比較的安価なので試しやすいと思います。

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