評価: 4.5
TinHiFi Tin Buds 3をいただきました。
6mmベリリウムメッキダイヤフラムドライバー搭載
TinHiFi Tin Buds 3はHi-Fiインイヤーモニターで有名なTinHiFiからリリースされた完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスイヤホンとしては初だという6mmベリリウムメッキ ダイヤフラム ドライバーを搭載しています。
付属品はイヤーピース、USB Type-A to Cケーブル、日本語説明書です。
フタをスライドさせて開くとペアリングが始まるという面白い構造のケースです。
ただマグネットの力だけで閉まるタイプなので、鞄の中などでは他のものに当たって開いてしまうことがあるかもしれません。
完全ワイヤレスイヤホンというよりは有線イヤホンによくあるタイプの形状をしており、耳によくフィットします。
ケースから取り出すときは少し滑って取り出しにくい感じです。
長時間付けていても耳が痛くなりませんでした。
バッテリー残量は側面のLEDインジケーターで分かります。
TinHiFi Tin Buds 3のケースのバッテリーは400mAhで、イヤホンを最大5回フル充電できます。
イヤホン単体では最大6.5時間の音楽再生ができるそうです。
イヤホンの重さは両耳で12.5gでした。
ケース込みだと66.4gです。
対応コーデックはAAC・aptX
発売当初はaptX LLやaptX Adaptiveに対応していると説明されていましたが、残念ながら実際はSBC / AAC / aptXコーデックのみの対応でした。
FiiO BTR7 BluetoothレシーバーでaptX Adaptive対応だと確定している機種でTinHiFi Tin Buds 3を接続しても、aptXでしか接続できませんでした。
Bluetooth 5.2対応です。
遅延
Superpowered Latency TestでaptXコーデック接続時に計測した遅延は、428ms (バッファサイズ144、サンプルレート48000Hz) でした。
定位感
上下左右の動きをはっきり感じられました。
ただ遠くの音になると他のイヤホンより少し小さく聞こえました。
低音
Billie Eilishのbad guyのように元から低音が強い曲でも音圧をただ上げただけのような気持ち悪さがなく、気持ちよく低音を楽しめます。
ボーカルのささやくような声も耳元でささやいているかのように綺麗に聞こえます。
高音
BUMP OF CHICKENのアカシアでは高音のハイハットが鳴り続けており、TinHiFi Tin Buds 3では少し潰れたような聞こえ方になることがありました。
低音が強めな分、高音の再生には少し弱いようです。
TinHiFi Tin Buds 3は完全ワイヤレスイヤホンでありつつも有線イヤホンの音質へのこだわりを受け継いだ設計で、特に低音が心地良く、解像感も高いです。
TinHiFi Tin Buds 3はHiFiGOでは$89~で購入できます。