TicWatch Pro 5をいただきました。
LINE返信や受話も可能な高機能スマートウォッチ
TicWatch Pro 5はWear OS by Google、Snapdragon W5+ Gen 1を搭載したスマートウォッチです。
Android 11ベースのWear OS 3.5を搭載しています。
iOSには非対応ではあるもののAndroidスマホとの連携は強力で、メッセージや電話をTicWatch Pro 5側で受けられたり、LINEの表示や簡単な返信もできたりします。
バッテリー消費は各種モニタリングをオンにして常時表示させていても1時間に1%ほどで、Wear OS搭載スマートウォッチとしてはバッテリー持ちが良いほうです。
説明書のほか充電ケーブルが付属しています。
30分間で約65%の充電ができ、15分充電するだけでも1日使えるそうです。
クラウン回転ボタン搭載で、押したり回転させたりして操作できます。
マイクとスピーカーを内蔵しているため、スマホを取り出さなくてもTicWatch Pro 5を使って通話できます。
裏面にセンサーがあります。
バンドの穴が多いので、どんなサイズの腕でも合いそうです。
高機能ながらも、重さは63.7gと一般的な腕時計より少し軽い程度に収まっています。
屋外でも結構見やすいディスプレイ
TicWatch Pro 5はMIL-STD-810Hで5ATM防水というタフネスさを誇っています。
1.43インチ (466 × 466) 326ppiのAMOLEDディスプレイと超低消費電力ディスプレイ (FSTN液晶)の二層式です。
ディスプレイの明るさは460nitsほどで、ミドルレンジスマホと同じぐらいの明るさです。
直射日光下はさすがに厳しいものの、少し影になっていれば結構見やすいです。
明るさの自動調節にも対応しています。
さらに「常に画面をON」という機能も搭載。
省エネ盤面ではAMOLEDではなくFSTN液晶で表示をするので、下の写真のようなスタイルになります。
時間や状態を簡易的に確認するだけならこれでも十分です。
省エネ盤面をオンにして心拍数・血中酸素濃度モニタリングをオンにした状態では1時間に1%ほどの消費で、睡眠中は睡眠モニタリングはしつつも省電力になる「エッセンシャルモード」が動くので約7時間で3%の消費となりました。
Wear OS by Google搭載スマートウォッチは高機能な分バッテリー消費が大きくなりやすいのですが、これぐらいの減りなら数日は充電しなくて済むので充電を手間に感じることはなさそうです。
Playストアからアプリの追加もできる
Wear OS by Google搭載のおかげで、独自OSのスマートウォッチと違ってPlayストアから各種アプリのインストールもできます。
GoogleマップではTicWatch Pro 5内臓のGPS (GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS) で位置情報取得して経路案内してくれます。
ただ屋外でないと電波を掴みにくいようで、天井で遮られている屋内では位置情報を取得できませんでした。あくまでランニング・ジョギングのお供用だということでしょう。
画面サイズの都合上スマホに比べると対応アプリは少なめです。
スマホでの連絡によく使われるLINEアプリは対応しており、スマホとTicWatch Pro 5どちらでもメッセージを確認できるようになります。
1日前ぐらいのメッセージまでしか遡れないようではあるものの、新着メッセージを見るのには十分でしょう。
定型文を押すだけで返信できるほか、マイクやキーボード入力でもメッセージを入れられます。
文字サイズは設定画面から変更できるため、見にくければ大きくできます。
独自OSのスマートウォッチでは文字サイズ変更はできないことが多いですし、地味に便利です。
Google Pay (Google ウォレット) も利用でき、NFC コンタクトレス決済をTicWatch Pro 5に連携させて決済できます。
FeliCa・おサイフケータイを使うタイプの決済には非対応なので連携できません。
お手軽セットアップ
TicWatch Pro 5の初期設定は簡単で、スマホに近づけるとスマホ側にアプリのインストールを促すポップアップが出てきます。
案内に従ってアプリをインストールするだけでOKです。
Googleアカウントについてもコピーしてくれるので、TicWatch Pro 5の画面でパスワード入力する必要はありません。
TicWatch Pro 5にロックを設定することもできます。
Google Pay (Googleウォレット) を使う際はロック設定が必ず必要です。
ウォッチフェイスの変更や設定などはMobvoi Healthアプリで行えます。
1000種類以上からウォッチフェイスを選べます。一部ウォッチフェイスは有料です。
自動でモニタリングしてくれる
TicWatch Pro 5は心拍数・酸素飽和度・睡眠のモニタリングに対応しています。
心拍数はこのようにグラフ化されます。
One-tap measurementを使えば心拍数・酸素飽和度・呼吸数・ストレスレベル・心臓の状態の5つを同時に計測を始めて90秒ほどでデータ化してくれます。
酸素飽和度 (SpO2・血中酸素濃度) はディスプレイを上にして安定させておかないとうまく計測できない場合があるようですが、目安としては十分役に立つと思います。
睡眠モニタリングではレム睡眠や深い眠りの時間のほか、寝ている間の心拍数と酸素飽和度の推移も同時に見られます。
歩数などのデータはGoogle Fit・Stravaに連携することもできます。
Wear OS搭載なのにバッテリー持ちが良く、二層式ディスプレイのおかげで常時表示させていてもバッテリーの減りが早いとは感じませんでした。
高機能とバッテリー持ちを両立したタフネスなスマートウォッチが欲しい方にTicWatch Pro 5はおすすめです。
TicWatch Pro 5は2023/05/27現在49,999円で購入できます。