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ASUS ROG Phone 6 中国版をグローバル版ROMに書き換える方法を紹介します。
RAWファームウェアで書き換え可能
ROG Phone 6は中国ではTencent Gamesとコラボしていることもあり、グローバル版と同じスペックなのにかなり割安です。
ただ常用するにあたって少し大変なのが「言語が英語しか使えない」「中国向きのソフトになっている」こと。
そこで、グローバル版のRAWファームウェアを焼いてしまうことでソフトウェア面もグローバル版と同一にして使いやすくしてみました。
ASUS ROG Phone 6レビュー。熱しやすく冷めやすい、原神59.3FPSプレイ可能なゲーミングスマホ – AndroPlus
グローバル版のRAWファームウェアはこちらからダウンロードできます。
無料で入手できる場所がなかったため、$10払って入手しました。
パスワードはhttps://androplus.org
です。
インストール方法
ファームウェアを焼くには、まずBootloader Unlockしないといけません。
Driver & Tools → Please select OSでAndroidを選ぶ → Software and UtilityでUnlock Device Appをダウンロードしてください。
端末でインストールして開くと保証がなくなる旨などの同意画面が出るため、チェックして進んでください。
Bootloader Unlockに進むとデータが初期化されます。
ROG Phone 6 | Gaming Phones|ROG – Republic of Gamers|ROG Global
Bootloader Unlockができたら、WW-AI2201-32.2810.2205.63-REL-2205-M2.13.33.7-ASUS_1.1.1-Phone-user-20220628.raw.zipを展開してください。
フォルダのパスが長かったりスペースや特殊記号が入っていたりするとコマンドを実行できないので、フォルダ名を短くしてCドライブ直下に置くのがおすすめです。
次に、ROG Phone 6をfastbootモードへ再起動します。adbを有効化していればコマンドウインドウでadb reboot bootloader
と入れれば再起動できます。
私の環境では、USB Type-Cケーブルを側面のポートに差し込まないと認識されませんでした。
展開したフォルダにあるflashall_AFT.cmd
を実行すれば、自動でインストールが始まります。
完了するとFLASH COMPLETE. RESTART!というメッセージが出てきて再起動します。
このままだと中国版のデータでグローバル版ROMを起動しようとするので、Can’t load Android system.と出て起動に失敗します。
このようなリカバリ画面が出るので、Factory data resetを音量キーで選んで電源ボタンを押して、次の確認画面でYesを選んでください。
データを初期化して再起動されると、このようにグローバル版ROMで起動します。
日本語ももちろん使えますし、Playストアなどもプリインストールされています。
グローバル版ROM化したことでの致命的なデメリットはなく、画面内指紋認証センサーやカメラなども問題なく使えます。
Bootloader UnlockしてもWidevine L1のままでした。
OTAアップデートは受けられないはずですが、公式サイトでZIPが配布されているので問題ないでしょう。
【追記】どうも環境によってZIPでのOTAインストールに失敗する場合もあるようです。こちらにRAWファームウェアがアップロードされています。
ROG Phone 6 | Gaming Phones|ROG – Republic of Gamers|ROG Global
HardwareStub通知の対策にはroot化が必要
かなり小さいデメリットですが、中国版ハードウェアにグローバル版ROMを入れた状態では「インストールされているファームウェアが元のデバイスと一致しません。FOTA の更新プログラムを受信できない場合があります。」というHardwareStubの通知が出てきて消せません。
これを解決するにはMagiskモジュールが必要です。
magisk-module-asus-global.zipをダウンロードしてMagiskのモジュールタブでインストールしてください。
特段大きなデメリットもなしに格安な中国版をグローバルROM化できるため、できるだけ安く高性能なゲーミングスマホを手に入れたい方は試してみてはいかがでしょうか。