realme 9iをいただきました。
目次
2万円台で90Hzリフレッシュレート対応
realme 9iは世界で初めてSnapdragon 680を搭載したスマートフォンです。
2.4万円という安さでありつつも、90Hzリフレッシュレートや5000mAhバッテリー、33W急速充電など押さえるところは押さえています。
付属品はUSB Type-Cケーブル、充電器、保護ケース、説明書等です。
90Hzリフレッシュレート対応ディスプレイ
realme 9iのディスプレイは最大90Hzリフレッシュレート対応で、表示している内容に合わせて30Hz・ 48Hz・50Hz・60Hz・90Hzの6段階で自動的に調整されます。
FHD+解像度で、タッチサンプリングレートは180Hzです。
リフレッシュレートは設定で90Hzを優先させることもできます。
背面は指紋が付きやすい
背面は縦方向にラインが入った少し変わったテイストになっています。
指紋防止コーティングはされておらず、指紋汚れが残りやすく拭き取りにくいです。
50MPカメラを搭載しています。
日中はそこそこ綺麗な写真を撮影できます。
夜景だとノイズが増え、はっきりとは映りません。
彩度はあまり極端な調整をしないようです。
33W急速充電対応、3.5mmイヤホンジャックも
realme 9iの下部にはUSB Type-Cポート、スピーカーと3.5mmイヤホンジャックがあります。
5000mAhバッテリーを33W急速充電できます。
一応ステレオスピーカーですが、上部を見ると分かるとおり通話用スピーカーを使うタイプなので音のバランスはあまりよくありません。
全体的に音があまり綺麗に出ていない印象で、高音は特に聞こえにくいです。
吸音マットで囲んで約30cm離れたところからminiDSP UMIK-1で計測した周波数特性は以下の通りです。
側面指紋認証
側面に指紋認証センサーが搭載されています。
日本キャリアでのVoLTE通話不可
nano SIM 2枚とmicroSDカードを同時に入れられるトリプルスロット搭載です。
通常だと日本キャリアでのVoLTE通話には対応していません。
adb reboot fastboot→fastboot reboot recoveryで再起動するとadb shellが使えるのでVoLTE強制有効化のためのコマンドを入れてみたものの、それだけでは有効になりませんでした。
一応有効化できる方法は無くはないのですが、Oppo_Free_Unlockという出処不明の流出ツールを使わないといけないのでおすすめできません。
重さ200g切り
5000mAhバッテリーを搭載している格安機種だと200gを超えるものが多い中、realme 9iは193.5gでした。
200gを超えると超えないのとでは体感で結構な違いがあるので、まだマシです。
普段使いには十分な性能
realme 9iが搭載しているSnapdragon 680は、ゲームには不向きですがブラウザ利用など普段使いには十分です。
3DMark Wild Life Stress Testではスコア450で、スコアが低すぎて温度上昇やFPSの遷移は計測不可でした。
32.9%と安定度も低く、3D関係の処理には向いていないことが分かります。
Geekbench 5ではシングルコア383、マルチコア1532です。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0ではスコア8748でした。
ストレージ速度も最低限度です。
日本語対応OS
Banggoodで販売されているrealme 9iはグローバル版の内の一つ、ロシア版です。…今後流通量が少なくなりそうですね。
Playストアはもちろん、日本語もしっかり対応しています。
物理的には4GBメモリではあるものの、RAMの拡張機能を使うと仮想メモリを1~3GBの範囲で追加できるため、動作速度が遅くなる代わりにメモリにアプリが残りやすくなります。
ColorOSではCPUを常に最大クロックで動かす高パフォーマンスモードがありますが、realme 9iだとスマートパフォーマンスモード、パフォーマンス改善なしの3段階で選べるようになっています。
元々の性能が低いので、多少クロックを上げた方が良いということでしょう。
最適化モードも少し細かく、睡眠中に低電力モードにしたり、ディスプレイの性能を落として省電力化したりできます。
まとめ
軽い作業には十分な性能で、90Hzリフレッシュレート対応なので体感はそこそこスムーズです。
ただしゲームやアニメーションを多用しているアプリなどには向いておらず、割り切った使い方ができる人向けです。
realme 9iはBanggoodにて23,520円~で購入できます。