ミヤビックスより低反射かつ透過度が高い新素材の保護フィルムOverLay Plus Premiumが登場しました。
ギラつきが少ないのにシルエットすら映り込まない
アンチグレア保護フィルムといえばさらさらな手触りで映り込みを防止できる一方、画面が白っぽくなったりギラつき・にじみが出たりするデメリットがあります。
OverLay Plusでは強力に反射防止できるもののギラつきやすくなってしまうことがあるため、OverLay Plus Liteでは映り込み防止を少し弱める代わりにギラつきを低減する調整がされていました。
ところが今回新登場したOverLay Plus Premiumでは、従来品よりも反射を抑えられるのにギラつきも少ないという良いところ取りしたような結果になっており、アンチグレア保護フィルムの完成形に近いレベルに仕上がっています。
OverLay Plus Premiumは従来品と同じく、自己吸着型で簡単に貼り付けられます。
貼ってみるとまずその「黒さ」に驚かされます。
OverLay Plus Lite (左) とOverLay Plus Premium (右) を比べてみると、OverLay Plus Premiumで覆われていないエッジ部分以外は全く映り込みしていないことが分かります。
アンチグレア特有の白っぽさが少なく、ギラつきもOverLay Plus Liteと同等かそれ以下に抑えられています。
フィルムで覆われていないエッジが光を反射するため、フィルムを貼り付けたエリアのほうがガラスそのままよりクリアに見えるほどです。
アンチグレアの特性上、小さい文字などがもやっとして見える場合があるものの、個人的には気にならない範囲でした。
OverLay Plus Liteと比較したOverLay Plus Premiumのデメリットは「指紋汚れが付きやすい」ことです。
とはいえ表面がさらっとしているおかげですぐ拭き取れますし、ただの光沢保護フィルムよりは指紋が付きにくいので個人的には許容範囲です。
他社の超低反射保護フィルムと比較すると、OverLay Plus Premiumのほうがシーリングライトなど強い光を浴びたときに少し反射しやすいようです。
指紋汚れはOverLay Plus Premiumのほうがやや付きにくいように感じます。
光沢保護フィルム (左) とOverLay Plus Premium (右) での明るさを比較すると17nit程度の低下となりました。
ほぼ誤差の範囲ですし、画面が暗くなったようには感じません。
貼り付けていないエッジとの境目を顕微鏡で見比べてみると、白っぽくなりつつもディスプレイの配列が分かる程度になっていることが分かります。
にじみが少ない代わりに反射防止が弱めなOverLay Plus Lite (左) とにじみやすい代わりに反射防止が強めなOverLay Plus (右) のちょうど中間ぐらいです。
- 指紋が付いても良いから、反射防止かつクリアな表示が良い → OverLay Plus Premium
- 指紋が付きにくい方が良いけれど、にじむのは嫌 → OverLay Plus Lite
- 指紋が付きにくく、反射も極力抑えられる方が良い → OverLay Plus
というように好みに合わせて選ぶと良いと思います。
出たばかりなので対応機種はまだ少ないものの、リクエストすれば製作してもらえます。