OnePlus 9RT 5G 原神コラボ版レビュー。高スペック600Hzタッチ応答速度で原神プレイも快適

この記事の賞味期限は切れています。掲載内容や情報が古い可能性があります。

評価: 4.5

OnePlus 9RT 5G 原神コラボ版を購入しました。

豪華パッケージのスクロース仕様

OnePlus 9RT 5Gは中国限定で原神とコラボをしており、スクロース (砂糖) をイメージキャラクターとして前面に押し出したコラボモデルが発売されています。

通常版とは異なり豪華な特別仕様のパッケージで、書き下ろしイラストのポスターや保護ケース、冷却ファンなど色々と特典が付属しています。

OnePlus 9RT 5G本体はSnapdragon 888や120Hz AMOLEDディスプレイ、OnePlus 9 Proの広角カメラと同じ50MP Sony IMX766を搭載するなど、比較的安めに抑えたハイエンドスマホに仕上がっています。

OnePlus Ace Pro 原神限定版レビュー!胡桃モチーフの良デザインと高性能を両立 – AndroPlus
OnePlus Ace Pro 原神限定版を京東にて購入しました。 豪華なコラボスマホでありつつ超高性能 OnePlus Ace Pro 原神限定版はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したスマートフォンです。(OnePlus Ace ProはグローバルではOnePlus…
OnePlus Ace Pro 原神限定版レビュー!胡桃モチーフの良デザインと高性能を両立 - AndroPlus

  • フラットなSamsung E4 AMOLED
  • 120Hzリフレッシュレート対応
  • 600Hz タッチサンプリングレート
  • 高性能なSnapdragon 888+LPDDR5+UFS 3.1
  • 高速な画面内指紋認証
  • 超高速な65W急速充電
  • 日本キャリアでVoLTE使用可能
  • 中国版でも日本語対応
  • 日本では5Gが実質使用不可
  • バックグラウンドアプリの制限がきつい
  • USB 2.0
OnePlus 9RT 5G MT2110
OS Android 11
RAM 8GB/12GB LPDDR5
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 888
ディスプレイ 6.62インチ FHD+ 120Hz AMOLED
サイズ 162.2 x 74.6 x 8.29mm
重さ 198.5g
SIM nano SIM + nano SIM
メインカメラ 50MP (Sony IMX766)
+ 16MP (超広角)
+ 2MP (マクロ)
フロントカメラ 16MP (Sony IMX471)
バッテリー 4500mAh
USB端子 USB Type-C (USB2.0)
バンド 5G NSA:N1, 3, 5, 8, 40, 41, 78
5G SA:N1, 3, 5, 8, 28A, 40, 41, 78
LTE:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28A, 34, 38, 39, 40, 41
MIMO:LTE:B1, 3, 38, 39, 40, 41; NR: n1, 3, 40, 41, 78
WCDMA:B1, 2, 4, 5, 8, 19 
CDMA:BC0, EVDO 
GSM:B2, 3, 5, 8

原神コラボ版は特別パッケージに入った状態で届きます。

日本以外だと外箱も商品の一部だという意識がないためか、所々手ぶくろで触って付いたと思われる黒っぽい汚れがついていました…。

箱

フタを開けるとスクロースの立体的なイラストが飛び出てきます。

スクロース

中国版原神で使えるコードと、テーマストアでテーマや壁紙をダウンロードするためのQRコードが書かれた紙、バッジが入っています。

バッジ

裏面に書き下ろしイラストのポスターが二つ折りになった状態で入っています。

OnePlus 9RT 5Gも書かれていて良いですね。

ポスター

保護ケースや冷却ファンも付属しています。

原神をプレイすると発熱するものですが、冷却ファンを使えばスムーズにプレイできる時間を延ばせます。

ケース

OnePlus 9RT 5G本体が入っている箱もスクロース仕様のカバーが付いています。

箱の中身は通常版と同じで、65W充電器、USB Type-Cケーブル、保護ケースなどが付属しています。

箱

フラットで使いやすい120Hz AMOLEDディスプレイ

OnePlus 9RT 5GはFHD+解像度、120Hzリフレッシュレート対応のAMOLEDディスプレイを搭載しています。

タッチサンプリングレートは600Hzとゲーミングスマホ並です。

表示領域はフラットで、エッジがないため端のコンテンツが見えにくくなることがなく、保護フィルムも貼りやすいです。

ディスプレイ

最初から貼ってある保護フィルムは光沢なので、ミヤビックスさんにOverLay Plusアンチグレア保護フィルムを作成していただきました。

指紋が付かず、さらさらな指滑りで使いやすいです。

高品質なSamsung E4 AMOLEDが使用されており、Diamond Pixel配列です。

有機ELディスプレイメーカーの中でもSamsungはトップクラスで、やはり発色などは中国メーカーパネルと比べると段違いです。

AMOLED

Widevine L1で、AmazonプライムビデオやNetflixでHD画質のストリーミング再生ができることを確認しました。

Widevine

速めな画面内指紋認証センサー搭載

OnePlus 9RT 5Gは画面内指紋認証センサーを搭載しています。

認証速度は高速で、ストレスなくロック解除できます。顔認証とも併用可能です。

センサー位置が他社モデルよりも低めなので、持ち方によっては届きにくいことがあるかもしれません。

光沢のある背面

OnePlus 9RT 5Gの背面は前面と違って曲面になっており、端の部分が銀色に近い色合いのため反射して映り込み、背面が浮き上がっているように見えます。

規制のあるEU版などと違って、OnePlusロゴだけのシンプルなデザインです。

背面用保護フィルムもミヤビックスさんに作成していただきました。

背面

夜景を明るく撮影できるカメラ

OnePlus 9RT 5Gは50MP (Sony IMX766) + 16MP (超広角) + 2MP (マクロ)のトリプルカメラ構成です。

Sony IMX766はOnePlus 9 Proの広角カメラとして採用されているものと同じです。

OnePlus 9とは異なり、OIS (光学式手ぶれ補正) に対応しています。

カメラ

撮影した写真はこちらに保存しています。

写真

5倍ズームまでできますが、どうもピントが合っていないような細部が潰れた表示になってしまいます。

望遠レンズがないのでデジタルズームではこれが限界なのでしょう…。

5倍ズーム

夜景モードでは肉眼よりもかなり明るく撮影でき、薄暗いライトしかない真っ暗な状態でも撮影した写真だと葉っぱの形が分かるほどです。

夜景モード

AI調整をオフにしていても色温度がコロコロと変わりますが、赤色が度を超えて強くなることは少ないように感じます。

カラーサンプルの撮影でも赤色とマゼンタの区別が付きやすいです。

色合い

65W急速充電対応

OnePlus 9RT 5GはWARP CHARGE 65Tの65W急速充電に対応しており、たったの29分で満充電が可能です。

ちょっと挿しておくだけでも一日使えるレベルまで充電されますし、この充電速度を知ってしまうと23W程度しか出ないPixel 6 Proは随分遅く感じてしまいます。

SIM

日本キャリアのVoLTEに対応

OnePlus 9RT 5Gは日本キャリアのSIMでもVoLTEを最初から利用できるようになっています。

対応バンドが

  • 5G NSA:N1, 3, 5, 8, 40, 41, 78
  • 5G SA:N1, 3, 5, 8, 28A, 40, 41, 78
  • LTE:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28A, 34, 38, 39, 40, 41
  • MIMO:LTE:B1, 3, 38, 39, 40, 41; NR: n1, 3, 40, 41, 78
  • WCDMA:B1, 2, 4, 5, 8, 19 
  • CDMA:BC0, EVDO 
  • GSM:B2, 3, 5, 8

なのでY! mobileSoftBankLINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含めて利用可能で、ahamoIIJmioOCN モバイル ONEなどのdocomo回線でもプラチナバンドを含んでいるので快適に使えると思います。

ただし5Gについてはn78しかないので日本では5Gを掴めず、4Gスマホとして使うしかありません。

VoLTE

上下にアンテナラインがあり、本体カラーに合わせて緑色になっています。

アンテナライン

アラートスライダー付き

OnePlusといえばサイレントやマナーモードを切り替えられるアラートスライダーですが、OnePlus 9RT 5Gにもちゃんと搭載されています。

アラートスライダー

音量キーは左側面に配置されています。

音量キー

原神を57FPSで動かせるハイスペック

OnePlus 9RT 5GはSnapdragon 888、LPDDR5メモリ、UFS 3.1ストレージに19067.44mm²の冷却機構を搭載しているおかげで、高い性能を比較的維持しやすくなっています。

GPU性能を計測する3DMark Wild Life Stress Testではスコア5934→4330、14~43FPSとSnapdragon 888搭載スマホの中でもトップクラスの結果になりました。

OnePlus 9RT 5Gを超えるスコアのMeizu 18は最大59℃まで上昇している一方、OnePlus 9RT 5Gは最大42℃と常識的な範囲の発熱なので、OnePlus 9RT 5Gのほうがチューニングをうまくできていることが分かります。

Androidスマホ ベンチマーク結果まとめ。CPU・メモリ・ストレージ性能一覧 – AndroPlus
AnTuTuベンチマークがGoogle Play プロテクトでブロック対象になり、偽物も現れるなどきな臭くなってきたので、ベンチマークアプリを変えることにしました。自分用に各SoC・デバイス毎のベンチマーク結果をまとめておきます。 ベンチマーク結果一覧 AndroidのベンチマークアプリではAnTuTu…
Androidスマホ ベンチマーク結果まとめ。CPU・メモリ・ストレージ性能一覧 - AndroPlus

3DMark

普段使いでの快適さを計測するPCMark Work 3.0ではスコア13256で、これまたトップクラスです。

これ以上のスコアを出すには手で持てない程度まで発熱させたり、CPUを常時MAXに張り付かせたりしないといけないので、過去に私が使った端末の中では事実上ナンバーワンです。

PCMark

Geekbench 5ではシングルコア878、マルチコア3356でした。

Geekbench

ストレージ速度も高速ですが、ハイエンドモデルに比べると少し落ちます。

とはいえ上位陣と比べて少し低い、というだけで大差があるわけではないですし、実際に使っていてもアプリインストールなどの速度が速く、快適に使えます。

ストレージ

OnePlus 9RT 5Gのゲームモードには「Ultra-steady frames」というフレームレートを安定化させるオプションがあるので、これを有効にした状態で原神をプレイしてみました。

Ultra-steady framesは「Oiface」と呼ばれる最適化技術を使用しているようで、シーンに合わせてCPU/GPU周波数やスレッド数を調整することで、フレームレートを安定化させているようです。

Oifaceの開発にはTencentやQualcommが関わっており、Tencent製Hardcoderが一部利用されているようです。

Hardcoderを利用すると一般アプリでもCPU・GPUといったハードウェアリソースをAPI経由ではなく直接利用できるようになるため、パフォーマンスを通常よりも高められるそうです。

ゲームモード

原神を最高画質・60FPS設定と最高負荷で動かすと、中央値 57FPSの滑らかな動作でした。(プロ向けベンチマークソフトGameBench Proにて計測しています)

「Ultra-steady frames」がオンだと発熱やバッテリー消費が増えることがあると警告されていましたが、温度は最大42℃程度でそれほどでもありませんでした。

温度が上昇するにつれてフレームレートが低くなっていますが、付属の冷却ファンを使えば軽減できそうです。

約16分のプレイで平均941mA消費しており、フル充電時に約4時間46分程度遊べるようです。

原神

日本語・Playストア対応のColorOS 12

OnePlus 9RT 5GにはAndroid 11ベースのColorOS 12が搭載されており、日本語対応です。

Playストアは別途インストールしないといけませんがPlayプロテクト認定済みで、Netflixもインストールできます。

 

スクロースの限定テーマはプリインストールされておらず、付属のQRコードを読み込んで手に入れるスタイルになっています。

ホーム画面にはスクロースのイラストが出ないというある意味実用的なデザインですが、スマホのアイコンが原神の世界観と相性が悪く、少し分かりにくいです…。

テーマ

1080×2340解像度の壁紙も三種類もらえます。

壁紙

日本語フォントも標準で問題なく、OnePlus用グローバル版テーマストアをインストールすればMejiroをインストールすることもできます。

ColorOS 12は豊富なジェスチャー操作や常時表示ディスプレイのカスタマイズ、クイック起動があるなど多機能で、便利に使えます。

ただバックグラウンドタスクの制限はきつく、自動起動やメモリに残しておくアプリ数に上限があり、バックグラウンドに移動したアプリは少し放置するだけで終了されてしまいやすいです。

ジェスチャー

RAMの拡張機能で7GBまで追加することもできますが…どのみちすぐアプリが終了されるので、メモリを食うアプリを前面で動かしている時しか恩恵は受けられないと思います。

メモリ拡張

まとめ

  • フラットなSamsung E4 AMOLED
  • 120Hzリフレッシュレート対応
  • 600Hz タッチサンプリングレート
  • 高性能なSnapdragon 888+LPDDR5+UFS 3.1
  • 高速な画面内指紋認証
  • 超高速な65W急速充電
  • 日本キャリアでVoLTE使用可能
  • 中国版でも日本語対応
  • 日本では5Gが実質使用不可
  • バックグラウンドアプリの制限がきつい
  • USB 2.0

 

比較的安価に抑えつつも普段使いに影響するSoCやメモリ、ストレージなどはケチられておらず、コスパがなかなか良いです。

フラットディスプレイのおかげで、ゲームや動画再生時に反射で端の部分が見えにくくなることもありません。

コラボスマホは性能が微妙になることが多い中、うまくチューニングされたSnapdragon 888などを搭載したおかげでコラボ先の原神も安定してスムーズにプレイできますし、重たくてダサいゲーミングスマホを買うほどではないけれど3Dゲームを快適にプレイしたい、という人にOnePlus 9RT 5Gはおすすめです。

京東では通常版が3299CNY (約5.9万円) ~、コラボ版は3799CNY (約6.8万円) で購入できます。

通常の12GBメモリ版とコラボ版が同じ値段なのでかなりお買い得ですが、コラボ版の再入荷予定は不明です。

京東で購入

AliExpressで購入

GIZTOPで購入

はてブ Pocket Mastodon タイトルとURLをコピー
カテゴリ: ,