OnePlus 12レビュー。原神・スタレ120FPSフレーム補間も可能、高水準な8 Gen 3スマホ

OnePlus 12

OnePlus 12を購入しました。

すべてが高レベルにまとまりバランス良し

OnePlus 12はSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、64MPペリスコープ望遠レンズや120FPSフレーム補間できるPixelworks X7チップ、強力なバイブにUSB 3.2 Gen 1ポートなどSoC性能以外の部分でもハイエンドらしい豪華なスペックとなっています。

このレビューは12GB+256GB版・PJD110_14.0.0.234(CN01) A.51で行っています。

  • 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Gen 3
  • 1100nitの明るいディスプレイ
  • 全アプリで120FPSフレーム補間対応
  • 3x望遠カメラ搭載
  • ワイヤレス充電対応5,400mAhバッテリー
  • USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
  • 強力で繊細なバイブ
  • IP65防水防塵
  • 即時Bootloader Unlock可能
  • スペックを考えると妥当だが重い
  • 夜景撮影はvivo X100 Proに負ける
  • Gamingモードでも省電力寄りになる場合あり
  • ビルドクオリティが不安定
OnePlus 12 (PJD110)
OS Android 14
RAM 12GB/16GB/24GB LPDDR5X
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0
SoC Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ 6.82インチ
QHD+ 3168 x 1440
アスペクト比 19.8:9
120Hzリフレッシュレート
OLED
サイズ 164.3 × 75.8 × 9.15mm
重さ 220g (実測222.7g)
SIM nano SIM + nano SIM
リアカメラ 50MP (OIS / Sony LYT-808)
+ 48MP (超広角 Sony IMX581)
+ 64MP (OIS / 3x望遠 OMNIVISON OV64B40)
フロントカメラ 32MP (SONY IMX615)
バッテリー 5,400mAh
USB端子 USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)
バンド GSM:850/900/1800MHz
CDMA:BC0
WCDMA:Bands 1/4/5/8
LTE FDD:Bands 1/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28A/66
LTE TDD:Bands 34/38/39/40/41
5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n40/n41/n77/n78/n66

スマホスタンドほしさにOPPO商城で限定版を購入しました。

箱

説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。

保護フィルムは最初から貼り付けられています。

付属品

充電器はUSB Type-Aポート1つで、100V地域では80W急速充電までに制限されるタイプです。

充電器

ディスプレイ:屋外でも見やすい

OnePlus 12は6.82インチQHD+ 3168 x 1440解像度のディスプレイを搭載しています。

エッジディスプレイのため端の部分が反射します。

ディスプレイ

配列はダイヤモンドピクセルです。

配列

屋外にて明るさ自動調整オンでの全白HDR動画再生時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大935nitに達しました。

高輝度モードは屋外の直射日光に当たらなければほぼ発動せず、屋内だと600~700nit程度になります。

高輝度モード時は最大1140nit程度になり、かなり見やすいです。

明るさ

nitとは?

明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。

屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。

ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。

リフレッシュレートは120Hz対応です。

リフレッシュレート

アプリごとにリフレッシュレートを選べます。

Chromeなどもちゃんと120Hzで動作します。

アプリ

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにInput Event Invoke Rateは120Hz、Movement Rateは125Hz程度でした。

サンプリングレート

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は11.8ms、画面描画遅延は28.8msで合計40.6msでした。

タッチ遅延

タッチ遅延とは?

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。

この数値が小さいほど、素早く反応するということです。

ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。

Widevine L1で、AmazonプライムビデオなどでHD画質でのストリーミング再生ができます。

Widevine

画面内指紋認証センサーを搭載しており、認証は高精度です。

センサーは画面中央寄りに配置されているので、押しやすいです。

au PAY マーケット

背面:カメラバンプの接着処理が微妙なことも

背面はガラスで光沢があり、指紋汚れが残りやすいです。

OnePlus 12

OPPO商城限定サービスで、OnePlus創業者Pete Lau氏が書いたスローガン『Never Settle』が刻印されています。

通常モデルに刻印はありません。

Never Settle

重さは222.7gです。

色々詰め込まれているので仕方がないものの、やはり重たいものは重たいです。

重さ

OnePlus 11と変わらないデザイン…と思いきや、実はサイドフレームとカメラバンプを繋ぐ部分がプラになっています。

OnePlus 11よりもカメラバンプが一回り大きくなった影響でしょうか…。

光の反射で目立ちにくいものの、そこまで無理をしてこのデザインを続ける価値があるとはあまり思えません。

接着接着剤でくっつける処理の精度が微妙なようで、私の個体だと比較的綺麗ではあるものの小さい埃のようなものがついていました。

海外では接着剤不足で穴が空いていたり虫がついていたりする事例もあるようですし、今回OnePlus 12の製造を担当した工場には工作精度を上げてもらいたいものです。

背面ガラスの上にカメラバンプのパーツがくっついているような状態なので、最悪穴が空いている場合でもそこから直接基板に水が入ってしまうことはおそらくありません。

わざわざカメラバンプ周りを凝視することは少ないでしょうし、気分は別として実用面では特に大きな問題ではないと思います。

接着剤

カメラ:見たままの色合いで撮りやすい

OnePlus 12は

  • 50MP (OIS / Sony LYT-808)
  • 48MP (超広角 Sony IMX581)
  • 64MP (OIS / 3x望遠 OMNIVISON OV64B40)

というトリプルカメラ構成です。

カメラ

デフォルトの広角焦点距離を23mm・28mm・35mmから選べるようになっています。

広角

夜景、映画、長時間露光、チルトシフトといった撮影モードが用意されています。

モード

手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。

カメラ

比較的見たままの色合いで撮影できます。

3xズームからはペリスコープ望遠レンズが使用され、メインカメラと違った色合いになることが多いです。

カメラ

18cmほど離れた位置から3xズームでテレマクロ撮影でき、小物などに影を落とさず撮影したい時に役立ちます。

マクロモードをオフにしておけば、近寄ったときに勝手に超広角に切り替わってしまうことはなくなります。

最大で120xズームまでできます。

テレマクロ撮影

通常モードだと3x以上でペリスコープ望遠レンズを使い始めるのですが、夜景モードでは10.1x以上にしなければ使ってくれないようです。

vivo X100 Proに比べるとあまり明るく撮影できず、ディテールもそれほど良くありません。

ペリスコープ望遠レンズに切り替わった状態でもディテールが良くなるわけではないので、夜景撮影ではvivo X100 Proに一歩劣るという印象です。

発表会で散々Xiaomi 14 Proを煽っていた割には、対して差がないように思います。

夜景

スピーカー:十分な音質

OnePlus 12は左右非対称のステレオスピーカー搭載です。

どちらかというと高音が目立つものの、ドラムやベースなど低音もしっかり聞こえ、vivo X100 Proに比べると迫力があります。

バイブもかなり強力で、リアルな感触のO-Hapticsとの合わせ技で繊細な表現力と力強い振動を両立しています。

赤外線ポートもあります。

スピーカー

WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると34msでした。

レイテンシー

BluetoothではLDACのほかAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptiveなどにも対応しています。

LHDCはOPPO/OnePlus製品でしか利用できません。

Bluetooth

ポート:USB 3.2 Gen 1対応

OnePlus 12は80W急速充電対応で、50Wワイヤレス充電も可能です。

1600サイクルの充電後でもバッテリー寿命は80%以上を維持できるそうです。

OnePlus 11だとUSB 2.0でコスト削減されていましたが、今回はUSB 3.2 Gen 1に対応。

DisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応しています。

ポート

対応バンドは

  • GSM:850/900/1800MHz
  • CDMA:BC0
  • WCDMA:Bands 1/4/5/8
  • LTE FDD:Bands 1/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28A/66
  • LTE TDD:Bands 34/38/39/40/41
  • 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n40/n41/n77/n78/n66

Y! mobileSoftBankLINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoIIJmioなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。

VoLTE通話も可能です。

VoLTE

マナーモードなどに切り替えられるアラートスライダーが左側面に配置されています。

スライダー電源ボタンと音量ボタンは右側面にあります。

Xiaomiやvivoなど他メーカーと似たようなスタイルになりました。

接着

性能:普段は控えめ、ゲームは高FPSかつ低発熱

OnePlus 12はSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、普段使いだと省電力になるよう性能を抑えつつもゲームだと高性能・低発熱を両立させるチューニングがされています。

 

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア966・マルチコア4894、通常版でシングルコア927・マルチコア4907でした。

大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。

Snapdragon 8 Gen 3のベンチ結果としてはかなり低く、ゲーム以外のアプリだとSnapdragon 870や8+ Gen 1などに近い程度の性能に抑えられていることが分かります。

CPU

パッケージ名偽装の必要性

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。

通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。

メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。

そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。

こちらの記事で詳しく解説しています。

Geekbenchのスコアとは?

背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。

2023年現在はシングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。

ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testでは「電話が熱くなっています」と出て途中で強制終了されてしまいました。

GPUを継続的に使っていると判断した場合は性能制御を緩めるのかもしれません。

緩めすぎてアプリを強制終了しないといけなくなるのは本末転倒感がありますが…。

発熱

強制終了時はバッテリー温度 (battery) だと32.1℃だったのですが、batt-thermだと52℃となっていました。

バッテリー全体が熱くなる前に一部分の発熱を検知して制御しよう、という考えなのかもしれません。

強制終了されたときはじんわり暖かい程度で、熱くて持てないほどではありませんでした。

発熱

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア13547でした。

PCMark

PCMarkのスコアとは?

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。

2023年現在は8000以上あれば十分です。

UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。

トップとは少し差があるものの、高速なほうです。

CPDT

ストレージ性能とは?

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。

ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。

原神をGamingモード・最高画質・60FPS設定・フォンテーヌ (水中→陸上) でプレイしてScene 6で計測すると、平均58.8FPSで1FPSあたり93.88mWの消費電力でした。

バッテリー温度は30分のプレイで最大38.5℃程度まで上昇しました。

冬場とはいえ、30分プレイしても高いフレームレートを維持しつつ40℃に達しないのは素晴らしいです。

ただ、ジャンクが少し多めで特に計測の最初のほうは所々突っかかりを感じる場面があるところが気になりました。

15分を超えたあたりからジャンクが減っているため、Gamingモードでも最初はCPU性能をフルに使おうとせず、継続して負荷が掛かれば温度を考慮しつつ性能を徐々に高めていく…というチューニングなのかもしれません。

スターレイル

電力効率と平均FPSとは?

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。

電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。

ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。

 

平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。

(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)

崩壊:スターレイルを最高画質・仙舟「羅浮」で15分プレイすると平均59.7FPSでした。

スターレイル

Pixelworks X7チップを搭載しており、なんとすべてのゲームで120FPSへのフレーム補間 (Adaptive Frame Booster) を利用できます。

アップスケーリングも利用でき、原神などだとHyper HDRも併用できます。

フレーム補間フレーム補間がちゃんと動いているかどうかはadb shellにてdumpsys SurfaceFlinger | grep -A 5 -B 1 "Iris7 MemcMode:"を実行すれば分かります。

動いている場合はMemcMode: 3と出てGameFpsにベースとなるフレームレートが出ます。

原神のような最適化されたゲームは40FPSをx3して120FPSへフレーム補間することで負荷を下げてくれますが、崩壊:スターレイルやシャニソンなど他のゲームは60FPSをx2した120FPSフレーム補間となります。

ゲームが元々60FPSで動いていなければフレーム補間を有効化できないため、残念ながらウマ娘のような30FPS制限のあるゲームでは(非rootだと)使えません。

フレーム補間

OS:日本語対応

Android 14ベースのColorOS 14.0を搭載しており、日本語対応です。

初期セットアップ時は英語の次に日本語の選択肢が出るため、下までスクロールする必要がありません。

APKMirrorなどでPlayストアのAPKをダウンロードしてインストールすればPlayストアを使えます。Playプロテクト認定済みのため銀行アプリ等も使えます。

ニアバイシェアやロケーション履歴などはroot化してMagiskモジュールを入れないと利用できません。

日本語今となっては珍しくなってしまった即Bootloader Unlockできる中華スマホなので、手間なくroot化して色々カスタマイズしたい方にはこれ一択です。

Xiaomiは非正規の有料サービスがほぼ必須、realmeは人数制限 & 7日待ちと世知辛い…。

OnePlus 12のFull OTA ZIPはこちらでダウンロードできます。

中国ではWi-Fi 6GHzが許可されていないため無効化されていますが、このMagiskモジュールを使えば有効化できます。

まとめ

  • 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Gen 3
  • 1100nitの明るいディスプレイ
  • 全アプリで120FPSフレーム補間対応
  • 3x望遠カメラ搭載
  • ワイヤレス充電対応5,400mAhバッテリー
  • USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
  • 強力で繊細なバイブ
  • IP65防水防塵
  • 即時Bootloader Unlock可能
  • スペックを考えると妥当だが重い
  • 夜景撮影はvivo X100 Proに負ける
  • Gamingモードでも省電力寄りになる場合あり
  • ビルドクオリティが不安定

OnePlus 12はSnapdragon 8 Gen 3で素の性能が高いことに加え、何の手間もなしにあらゆるアプリでフレーム補間を利用できるため、手軽に滑らかなゲームプレイを楽しめます。

ディスプレイは屋外だと明るくなり、大容量かつ長寿命でワイヤレス充電対応の5,400mAhバッテリー、高速なデータ転送ができるUSB 3.2 Gen 1ポート、力強いバイブに機能豊富な日本語対応OSと、SoC性能以外の部分もすべて高い水準です。

カメラは他社ハイエンドと比較して特出して良いわけではないものの、十分綺麗ですし寄れるペリスコープ望遠レンズのおかげでテレマクロ撮影しやすいです。

OPPOは大げさにアピールして他社を煽る癖があるので、発表会を鵜呑みにするとハードルが高くなりすぎてガッカリすることがあります。

 

OnePlus 12は4299CNY (税込約9.3万円) で販売されています。

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root化済み・非rootそれぞれのやり方はこちらの記事を参考にしてください。