Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025をいただきました。
格安なのに高性能な大画面タブレット
Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025は12.7インチディスプレイを搭載したタブレットです。
MediaTek Dimensity 8300を搭載し普段使いの作業や軽いゲームなどを快適にできるパフォーマンスを持っています。
格安でありながらもJBLチューニングのクアッドスピーカーや45W急速充電対応の10200mAhの大容量バッテリー、DisplayPort Alt Modeでの映像出力などハイエンドモデルに負けず劣らずのスペックを備えています。
なお、128GB版はUFS 3.1、256GB版はUFS 4.0という違いがあるため、少しでもストレージが高速な方がいい方は256GB版を選びましょう。
2025/08/08現在プロモコードIFPHIJCを使うと23,856円で購入できます。(為替の影響で変動します)
このレビューは12+256GB版で行っています。
- 十分高性能なMediaTek Dimensity 8300
- 144Hz対応の12.7インチディスプレイ
- 薄型ながら10200mAhバッテリー
- JBLクアッドスピーカー搭載
- 映像出力に対応
- microSDカードに対応
- 音量を上げると背面が振動する
- 日本語化が少し面倒 (少なくとも今はまだ)
目次
説明書、USB Type-C to Cケーブル、45W充電器が付属しています。
ディスプレイ:格安でも144Hz対応
Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025は12.7インチ2944 x 1840解像度のディスプレイを搭載しています。
明るさの自動調整に対応しており、無名メーカーと違ってしっかりとした照度センサーを搭載しているため不安定さはありません。
アスペクト比は16:10で、マンガの見開き表示では左右の余白が少し大きめです。
12.7インチと大きいため、見やすいです。
アスペクト比16:9の動画などでは黒帯が上下に小さく出ます。
リフレッシュレートはなんと144Hzに対応。
アプリ個別に設定できるようになっています。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計47.1msで少し大きめでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
ジェスチャー操作はダブルタップで画面オンオフや三本指での画面分割などに対応しています。
背面:ツートン、指紋が目立ちにくい
背面はメタリックで、さらっとしていて指紋汚れなどが付きにくいです。
上部の色が若干違う部分は、スタイラスペンをくっつけられるエリアです。
別途買わないといけないものの、スタイラスペンがあればメモ書きなどが楽にできます。
重さは623.7gです。
スピーカー:クアッドで音の広がりは良い
Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025はJBLチューニングの4基のスピーカーを搭載しています。
音の広がりは良く、ベースなど低音が強い一方高音はやや控えめです。
音量はしっかり出ているものの、音量を上げていくと背面が響き始めます。スリムなので仕方がないかもしれませんが…。
microSDカードスロットもあり、1TBまで容量を追加できます。
Dolby Atmosに対応しています。
音楽モードだとイコライザーで低音や高音などを調整できます。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / LDACに対応していました。
ポート:大容量10200mAhバッテリー
Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025はスリムでありつつも45W急速充電が可能な10200mAhという大容量バッテリーを搭載しています。
過充電保護の機能があるため、バッテリーへの負荷を抑えつつ充電できます。
バイパス給電には対応していませんが、80%で充電を止めるオプションや、バッテリー残量を40~60%の間で維持するオプションが用意されています。
USB 3.2 Gen 1のUSB Type-Cポートで、高速なデータ転送のほかDisplayPort Alt Modeでの映像出力もできます。
格安タブレットではUSB 2.0でコストダウンしていることが多いので、安くても利便性に関わるところはケチっていないというのは良いですね。
ミラーリングするだけでなく、拡張することもできます。
ミラーリングだとタブレットと同じ映像がモニターに表示されるだけですが、拡張モードだとタブレットとモニターで違うアプリを表示しておけます。
マウスやキーボードを接続すれば、マルチウィンドウで使いやすいです。
Wi-FiではWi-Fi 6Eに対応し、リンク速度1201Mbpsで通信できました。
6GHzは中国版なので使えません。
近接センサーや磁気センサーは搭載していないものの、ジャイロスコープは搭載しています。
電源ボタンや音量ボタンは正面左上のほうにあります。
性能:十分な高めの性能
Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025はMediaTek Dimensity 8300を搭載しており、軽いゲームや動画再生など普段使いが快適になります。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1428・マルチコア4469、通常版でシングルコア1412・マルチコア4261でした。
大きな差が無いため、パッケージ名判定での性能制御を行っていないようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア2395→1349でした。
タブレットにしては安定度が微妙なので、普段使いではパフォーマンスを抑制し発熱を最大限抑えるよう調整されているようです。
動画再生やドキュメント編集などの用途で使う人が多いでしょうし、パフォーマンスより快適性を重視するのは問題ないと思います。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア15629でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
256GB版ではUFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では他のUFS 4.0搭載機種に比べると特にランダムライト・リードが遅めでした。
ここでも発熱や消費電力を削減するべく、あえて遅めにしているのかもしれません。体感の速度としては大きな影響は感じられませんでした。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
ゲーム用途で使うことはあまり考えられていないようで、ゲームモードは一応ありますがかなりシンプルです。
通知の抑制やキーマッピングが使える程度で、パフォーマンス向上はできません。
崩壊:スターレイルでは最高画質での30分のプレイで平均20.2FPSで、やはりゲーム用途には向いていないことが分かります。
原神などCPU性能がメインで必要なゲームで、画質を少し落としてやれば十分プレイ可能だと思います。
OS:日本語化に一手間必要
Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025は中国版のため、デフォルトでは英語や中国語しか使えません。
Lenovo Legion Y700 Gen 4と同じくCtsPreconditions.apkをインストールしてからADBコマンドを実行することで日本語化はでき、システム設定なども日本語になります。
Y700 Gen 4の場合はアップデートでこの制限がなくなったため、Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025でもしばらくしたらCtsPreconditions.apkを使わなくて済むようになるかもしれません。
APKMirrorなどでPlayストアのAPKをダウンロードしてインストールしたあと、設定→アプリでGoogle Basic Servicesを有効化するとPlayストアを使えます。
クイック共有やロケーション履歴が使えない程度で、他のPlayストアの機能などは問題なく利用できます。
まとめ
- 十分高性能なMediaTek Dimensity 8300
- 144Hz対応の12.7インチディスプレイ
- 薄型ながら10200mAhバッテリー
- JBLクアッドスピーカー搭載
- 映像出力に対応
- microSDカードに対応
- 音量を上げると背面が振動する
- 日本語化が少し面倒 (少なくとも今はまだ)
2万円台前半という安さで144Hz対応12.7インチディスプレイ、クアッドスピーカー、10200mAhバッテリーに映像出力対応のUSB Type-Cポート、とハイエンドさながらの高いスペックを誇っています。
中国語版なので初回セットアップこそ少し手間ではあるものの、一度設定してプリインストールアプリを消してしまえば後は気になりません。
大画面で快適に使えるタブレットを安く手に入れたい方におすすめです。
2025/08/08現在プロモコードIFPHIJCを使うと23,856円で購入できます。(為替の影響で変動します)
グローバル版・日本での保証が欲しいという場合はLenovo Idea Tab Proを買ったほうが良いでしょう。
ただしハードは同じでソフトが違うだけなのに価格はかなり高く、Amazonでは2025/08/10現在8+256GB版が52,580円で販売されています。
































