Snapdragon 870搭載のハイエンドタブYoga Tab 13を日本でも発売するLenovoですが、もう少し安めのタブレットを開発中のようです。
Snapdragon 860でコストカットか
今回Google Play Consoleにてデバイスカタログが更新されたことにより、Lenovo P12 Pro (TB-Q706F) が開発中であることが判明しました。
デバイスカタログに登録されるものは当然Google Playサービスを利用できるものばかりで、命名規則的にもグローバルで発売予定があるということになります。
搭載SoCはSnapdragon 855とされていますが、4x Qualcomm Kryo 485(2900 Mhz)・4x Qualcomm Kryo 485(1700 Mhz)であることを考えるとSnapdragon 860を搭載しているというのが正しいかと思います。
Snapdragon 860は内部的には855と同じ名称が使われているため、対応周波数を見ないと正しく判別できません。
メモリは8GBで、ディスプレイの解像度は1600×2560となっています。
正面向きの画像も公開されており、中国向けの小新Pad Pro 2021 (Xiaoxin Pad Pro 2021) と同じような外観であることが分かります。
ただ、Xiaoxin Pad Pro 2021はSnapdragon 870搭載のため、Lenovo P12 ProのSnapdragon 860とは合致していません。
また、Xiaoxin Pad Pro 2021はフロントカメラが8MP + 8MPで顔認証用赤外線カメラ付きでしたが、Lenovo P12 Proのレンダリング画像では1つしか搭載していないように見えます。
グローバル展開に合わせてコストカットされたのかもしれません。
そのほかの仕様はGoogle Play Consoleからは明らかになっていませんが、Xiaoxin Pad Pro 2021と大部分が同じだとすると
- 11.5インチ OLEDディスプレイ
- 90Hzリフレッシュレート
- LPDDR5メモリ + UFS 3.1ストレージ
- 8600mAh バッテリー
- USB Type-C・USB 3.1 Gen1ポート
- JBL クアッドスピーカー
といったスペックになります。
ここからどこまでコスト削減の対象になるのか、正式な発表を待ちましょう。
Snapdragon 870搭載のLenovo Yoga Tab 13は日本でも発売してくれたものの87,780円と高額で据え置き用途に特化したスタイルのため、手で持って使えるハイエンドタブレットの選択肢としてLenovo P12 Proを日本でも発売してくれれば良いですね。