評価: 4.5
Innocn 43.8インチウルトラワイドモニターをいただきました。
FHDモニター2枚分のワイドさ
Innocn 43.8インチウルトラワイドモニターはアスペクト比32:9、3840*1080解像度です。
ちょうどアスペクト比16:9のFHDモニターが2枚繋がっているようなもので、マルチモニターと違って間にフチがないおかげで自由度が増しています。
USB Type-Cケーブル、DisplayPortケーブル、電源ケーブル、リモコン (電池付き)、ドライバー、手ぶくろ、クリーニングクロス、壁掛け用金具やボルトなどが付属しています。
セット内容だけで他に何も買わなくて済むので良いですね。
キャリブレーションのレポートも付いてきます。
くの字型のパーツと、スタンド本体を組み立てて使います。
壁に掛ける場合は円形のパーツを使うことになります。
組み立ては簡単で、付属の青色の印が付いたボルトをはめて締めるだけです。
モニター背面にスタンドを取り付けます。
特にここではネジ締めは必要なく、差し込むようにするだけでロックしてくれます。
ポート類はモニターの下側ではなく背面に揃っているので、設置後に差し込みたい時などでも比較的見やすいです。
USB Type-Aポートなどと入力用ポートの位置が離れているので、間違えてUSB Type-CケーブルをUSB Type-Aポートに挿してしまった…というようなミスが起こりません。
また、KVM機能搭載でモニターに挿したキーボードやマウスを2つの機器で共用することもできます。
ゲーミングらしく (?) 、起動時は背面のLEDが光ります。
とにかく作業しやすいワイド表示
43.8インチとかなり幅が広いため、アスペクト比16:9のモニターに比べて様々なウインドウを一度に表示させやすいです。
デュアルモニターだと間にフチがあるのでどうしてもレイアウトが限られてしまいますが、Innocn 43.8インチウルトラワイドモニターなら好きなように配置できます。
株のチャートを見るときや動画編集するときなど、いくつもウインドウを開いておかないといけない作業をするときに便利です。
120Hzリフレッシュレート対応なので、ゲーム画面を滑らかに表示することもできます。(ノートPCとつなぐとPC側のリフレッシュレートに引っ張られてしまいますが)
PIP/PBPモードにも対応しており、左画面にNintendo Switch、右画面にWindows PCの映像を出すような使い方もできます。
厳選作業をしながら動画や映画を見る、という風に使えます。
視野角は良く、斜めから見ても見えにくくなることはありませんでした。
モニターが大きくて重たいためスタンドの脚が結構出っ張っているので、可能であればモニターアームを別途用意したほうが良いかもしれません。
モニター下部に操作ボタンがあり、設定でPIP/PBPモードを切り替えられます。
16:9 + 16:9の2つに分けるPBPモード、画面の角にオーバーレイ表示するようなPIPモードの両方が使えて、用途に合わせてカスタマイズできます。
他にも応答速度の設定 (最小1ms)、カラーモード設定などができます。
モニター表示の色合いなどは特に問題なく、初期設定のままで良さそうでした。
説明書の説明が簡素なので、オンにするまで何の機能なのか分かりにくいものもあります。
USB Type-C給電対応
Innocn 43.8インチウルトラワイドモニターはUSB Type-Cケーブルでの映像入力に対応していますが、ちゃんと接続したPCへの給電も可能となっています。
USB PD 60Wまでの出力ができるため、13~15インチのノートPCであれば大抵は充電できると思います。
5・9・12・15V / 2A、15・20V / 3Aと何故か3Aを出せない電圧もあるので規格的には微妙ですが、大抵は15Vか20Vを使うことになるので実使用では大きな問題にはならないでしょう。
フルHDモニター二枚分になるのでかなり幅を取りますが、その分マルチウインドウ表示がしやすく、マルチタスクに便利なKVMやPBP機能などが揃っています。
サブモニターを使っていてウインドウ配置に不満がある、ベゼルのないワイド画面を使いたいという方はInnocn 43.8インチウルトラワイドモニターを使ってみてはいかがでしょうか。
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