MIUI 13で画面分割の方向を横向きにできる方法を紹介します。
MIUIの最適化オフで色々なものがAOSP準拠に
Xiaomi MIX Fold 2などに搭載されているMIUI 13では画面分割をする際、縦向き・横向きどちらであろうと縦方向にしか分割できません。
この制限はMIUIによって制御されているもののため、MIUIの最適化をオフにすることで横方向に画面分割できるようになります。
MIUIの最適化をオフにするには、
- デバイス情報で「MIUIバージョン」を7回連打する
- 追加設定→開発者向けオプションを開く
- 一番下にある自動入力の欄の「デフォルト値にリセット」を連打
- 「MIUIの最適化をオンにする」が出てくるのでオフにする
という手順でできます。
もしくはadb shellでsettings put secure miui_optimization 0
、su -c "setprop persist.sys.miui_optimization false"
を実行するとオフにできます。
⚠中国版MIUIではPackage Managerを無効化しないとブートループする可能性があります。
なお、オフにした際は各アプリの権限が無効化されてしまうので再度許可をしないといけません。
あとは通常通り画面分割すれば、この通り横方向に分割されます。
YouTubeなどを幅一杯に表示しつつ他のものを見たい、という時に役立ちます。
画面を横向きにすると、縦方向に分割されます。
MIUIの最適化オフには他にも色々なメリットがあります。
中国版ROMでmagisk-module-miui-cn2global-liteと併用していると、APKをインストールするときに使われるパッケージインストーラーが、広告や無駄なスキャンのないAOSP準拠のもの (Xiaomiロゴでないほう) を選べるようになります。
なお、下の画像のように重複してパッケージインストーラーが出てしまい、そのまま再起動するとブートループします。
Xiaomiロゴのほうを無効化して、パッケージインストーラーが1つしかない状態にしてください。
アプリ情報では、電池の使用状況・バッテリー最適化の表示が出てきます。
com.miui.powerkeeperを無効化していても選べます。
さらに共有メニューもAOSPバージョンに変わり、アプリを固定することもできるようになります。
邪魔なダイレクトシェアも出てきてしまいますが…。
MIUI 12の頃は「MIUIの最適化をオンにする」をオフにするとリフレッシュレートが60Hzに固定されてしまうなどの不具合が起きていたのですが、MIUI 13だと特段大きなデメリットはなさそうです。
画面分割をよく使う方は一度試してみてはいかがでしょうか。