GEEKOM NUC MINI IT13をいただきました。
手のひらサイズなのに高性能
ミニPCといえばファンレスなど比較的性能が低めで消費電力を抑える構成になっていることが多いですが、GEEKOM MINI IT13はメインPCとして使えるレベルのハイスペックなミニPCに仕上がっています。
最大構成でIntel Core i9-13900H + 32GB RAM + 2TB SSDと豪華で、USB 4ポートも2つ搭載しているためUSB Type-Cケーブルでのモニター接続はもちろん、外付けGPU・eGPUを接続してグラフィック性能を強化することまでできます。
電源アダプターのほかHDMIケーブルやVESAマウントなどが付属しています。
電源アダプターは最大120W出力です。
USB 4やWi-Fi 6E対応
GEEKOM MINI IT13は117mm x 112mm x 49.2mmサイズとかなりコンパクトです。
重さは570.2gで、持ち運べる範囲の重さです。
ポートはかなり豊富で、前面にあるUSB 3.2 Gen 2 ポートのほか背面にはUSB 4ポートが2つ、HDMIポートも2つあり、2.5Gbps対応の有線LANポートもあります。
USB Type-Cケーブルでモニターに接続できますし、もう一つのUSB 4ポートでeGPUを同時に接続することもできるので使い方の幅が広がります。
Wi-Fi 6Eにも対応しています。
Wi-Fi 7ルーターTP-Link Deco BE85を接続すると6GHz帯、リンク速度2402Mbpsで接続できました。
速度はしっかり出ており、無線でも快適に利用できます。
SDカードスロットもあります。
ロック機構もあるため、持ち去られてはマズい場所で使いたい時に役立ちます。
底にはVESAマウント用のネジ穴があります。
高性能、ただし冷却ファンの音が結構大きい
GEEKOM MINI IT13の電源を入れると、電源ボタンが白く点灯します。
消費電力は15~40W程度で、通常時は25W程度でした。
今回提供していただいた構成だとIntel Core i9-13900H + 32GBメモリとなっており、Windows 11 Pro搭載なのでリモートデスクトップも利用できます。
キーボードレイアウトはJIS配列であってもUS配列として認識されてしまうため、設定の時刻と言語→言語と地域→オプションでキーボードレイアウトを変更しないといけません。
4K@120Hzでの出力ができることを確認しましたが、残念ながら120Hzだと6ビットになり、60Hzでないと8ビットになりませんでした。
内蔵GPUではこれが限界のようです。
CINEBENCH R23の結果ではマルチコア12393pts、シングルコア1737ptsとなりました。
動画再生、Officeソフトやブラウザーの利用などで性能不足を感じることはないと思います。
ファイナルファンタジーXIVの4K 高品質でのテストだとスコア1180となり、快適なプレイはできないという結果でした。
内蔵GPUだとゲームをするには不向きですし、どうしてもプレイしたい場合はeGPUを別途購入しないといけません。
冷却ファンが常に動作しており、平均50dBほどです。
机の上に置くスタイルだとPCが近いこともあり、少しうるさく感じます。
気になる場合はVESAマウントでモニターの後ろに設置したり、少し離れた位置に置くと良いでしょう。
ストレージはLexar SSD NM7A1が使用されていました。
十分な速度が出ています。
M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD、M.2 2242 SATA SSD、2.5インチ SATA HDD (7mm) の3つのスロットがあるため、合計5TBまでさらに容量を増やすこともできます。
省スペースなPCを使いたいけれどCeleronなどのCPUでは満足できない、メインPCクラスの性能が欲しいという方にGEEKOM MINI IT13はおすすめです。
USB 4ポートのおかげでeGPUを使うこともできますし、ストレージのさらなる増設もできるため、重たいゲームのプレイや動画編集をしたい場合にも良さそうです。
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