FiiTii HiFiDotsレビュー。aptX Lossless、47dBノイキャンにIPX7防水のイヤホン

この記事の賞味期限は切れています。掲載内容や情報が古い可能性があります。

FiiTii HiFiDots

FiiTii HiFiDotsを購入しました。

47dBノイキャン対応

FiiTii HiFiDotsはQualcomm QCC3071を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。

44.1kHz・16-bitのロスレス再生ができるaptX Losslessや47dBアクティブノイズキャンセリングに加え、IPX7防水対応です。

1DD・2BAで10mm PU+DLCドライバー採用です。

FiiTii HiFiDots

イヤーピース、USBケーブルなどが付属しています。

付属品

USB Type-C to Cケーブルでも充電できます。

ANC (中) オンだと6時間、ANC (強) だと4.5時間再生できるそうです。

USB Type-C

ケースの開き方が独特で、ボタンを押すと上にスライドします。

ケースはずっしりとしており、光沢があるものの指紋はあまり目立たないです。

開くギミックは格好良いのですが、イヤホン本体は少し斜め上にむけつつ取り出さないといけないので若干面倒です。

FiiTii HiFiDots

イヤホン本体は両耳で9.2gで、高性能な割には軽めです。

イヤホン

ケース込みの重さは107.2gです。

重さ

IPX7防水対応で、-35℃から70℃の環境や96時間の塩スプレーテストでも問題なかったそうです。

FiiTii HiFiDots

aptX Losslessでロスレス再生可能

FiiTii HiFiDotsは最大1.2 Mbpsで転送できるというaptX Losslessに対応しています。

aptX LosslessはaptX Adaptiveのモードの一つで、Snapdragon Sound対応スマホで利用できます。

…ただし罠があり、実はSnapdragon Soundの中でもSnapdragon Sound with aptX Losslessというバージョンに対応していないと駄目で、aptX AdaptiveのバージョンでいうとaptX Adaptive R2.2以降でないといけません。

これはSoCではなくデバイス毎に対応有無が分かれており、例えば同じSnapdragon 8 Gen 2でもR2.1止まりのものとR2.2対応のものがあります。

adb shellでlogcat|grep "Select Aptx Adaptive"コマンドを実行してa2dp_vendor_aptx_adaptive: setCodecConfig: Select Aptx Adaptive R2.2 configなどとなっていればaptX Adaptive R2.2で利用できていることになるはずです。

Xiaomi MIX Fold 2Xiaomi 13 UltraではR2.1、ROG Phone 7ではR2.2でした。

ASUS ROG Phone 7日本版レビュー。原神も30分60FPSプレイ可能なゲーミングスマホ – AndroPlus
日本版のASUS ROG Phone 7を貸し出していただきました。 かゆいところに手が届く超高性能スマホ ROG Phone 7はSnapdragon 8 Gen 2を搭載したゲーミングスマホです。 8 Gen…
ASUS ROG Phone 7日本版レビュー。原神も30分60FPSプレイ可能なゲーミングスマホ - AndroPlus

REDMAGIC 8 Proレビュー。穴なしフラットな四角デザインでゲームプレイに死角なし – AndroPlus
REDMAGIC 8 Proを購入しました。 穴や角丸に邪魔されないゲーミングスマホ REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したスマートフォンです。…
REDMAGIC 8 Proレビュー。穴なしフラットな四角デザインでゲームプレイに死角なし - AndroPlus

Snapdragon Sound

16-bit/44.1kHzのファイルを再生しているとき (他にも細かい動作条件があるようですが) はaptX Losslessでのロスレス再生となり、それ以外では24-bit/96kHz・最大880Kbpsとなります。

Snapdragon SoundやaptX Losslessはブランド名であり、コーデックとしてはaptX Adaptiveで一括りにされるため見分けが付きません。

せめてFiiTiiアプリで何のモードを今使っているのか分かるようになれば良いのですが…。

aptX Adaptive

FiiTiiアプリを使うとボタン操作やイコライザーなどの設定ができます。

アプリ内のペアリングはうまく動かず、スマホの設定からペアリングしないといけません。

何故かHiFiDotsとHiFiDots.app2つがペアリング候補として出るため、HiFiDotsを選ぶ必要があります。HiFiDots.appを選んでも片耳再生できるわけではありません。

ノイズキャンセリングを強にするとエアコンの音などもかなり小さくなり、選挙カーのうるさい声は「遠くで人がしゃべっているっぽい」ぐらいに抑えられました。

アプリ

タップ・ダブルタップなどをしたときのアクションを左右それぞれで設定できます。

ボタン操作

標準だと五回押したときに低遅延モードを有効化できます。

高めの音でピロンと鳴ったらオンになっています。

通常だと380msのところ、低遅延モードだと222msに削減されていました。

音の変化はほぼないように感じます。

遅延

耳にフィットしているかチェックするオプションもあります。

装着

定位感

定位感は特に問題ありません。

音の分離感も良い感じです。

低音

低音が強く、ズンズンと響くようで迫力があります。

安物イヤホンにありがちな音圧を上げただけの低音と違って、明瞭で生き生きとしたサウンドです。

高音

高音も低音に負けないぐらいクリアで、バランスが良いです。

刺さるような感じはなく、少し暖かめな音に感じます。

お高めなイヤホンですがロスレス再生や遅延が少なめにもできるaptX Adaptiveに対応し、ノイズキャンセリングもかなり強力です。

aptX Lossless対応スマホならワイヤレスなのにロスレス再生できますし、非対応でもイヤホン自体の性能が良いのでバランスが良く迫力ある低音で鳴らしてくれます。

FiiTii公式ストアでは2023/07/25現在$199.99 (約2.8万円) で購入でき、クーポンandroplusで20%オフになります。

FiiTiiで購入する

AliExpressで購入する

米Amazonで購入する

はてブ Pocket Mastodon タイトルとURLをコピー
カテゴリ: ,