Creative BT-W5を購入しました。
aptX Adaptive HQ・LL対応のBluetoothトランスミッター
最近のスマートフォンではQualcommが開発したBluetoothコーデックaptX Adaptiveを利用できることが多いですが、PCやゲーム機では基本的に利用できません。
今回紹介するCreative BT-W5を使えば、aptX Adaptive非対応の機器でもaptX Adaptiveが使えるようになり、24bit/96kHz再生できるaptX Adaptive HQや低遅延なaptX Adaptive LLで音楽再生できます。
できるだけ高音質に音楽を聞きたい、低遅延なBluetoothイヤホンでゲームをプレイしたいという方におすすめです。
Creative BT-W5本体は2.5 x 1.5cmほどとコンパクトです。
重さは2.6gです。
裏面に技適マークなどがあります。
公式ストアで購入すると数量限定特典としてUSB Type-CメスをUSB Type-Aに変換するアダプターが付いてきました。
USB Type-C規格では絶対に製造してはいけないと規定されているものなので、USB Type-Aポートしかない機器にBT-W5を接続する場合にだけ使ってください。
「接続先の機器が安全策を施しているだろうからヨシ!」と考えて他の機器やケーブルを挿して使うと、接続先の機器が故障したり最悪発火したりする危険性があります。
コーデックのモードはアプリで固定可能
CreativeアプリをインストールするとサウンドモードやaptX Adaptiveのモード変更が可能となります。
残念ながらPCでしか使えません。
サウンドモードはFortniteや原神などゲームに特化したものも用意されています…が、結局のところオフにしておいたほうが一番バランスが良いです。
出荷時はaptX Adaptive High Qualityに設定されています。
低遅延にしたければ「ハイクオリティ」から「ローレイテンシー」に変更しましょう。
Creative BT-W5は4台までペアリングを記憶でき、切断後の再接続もスムーズにできました。
Windowsの場合設定→サウンドで出力と入力をどちらもBT-W5以外に変更しないと、アップデートが途中で止まってしまい数十分経っても完了しませんでした。
Switchでも低遅延なプレイが可能
Creative BT-W5が今どのコーデックを使っているかはLEDインジケーターの色で分かります。
サンプリングレートが分かるFiiO BTR7 Bluetoothレシーバーだとハード自体が24bit/48kHzまでしか対応していないので24bit/96kHzを可視化できませんでしたが、24bit/96kHz対応イヤホンでUSB Audio Player PROを使い96kHzの曲を再生すると確かにクリアさが増したように感じられました。
ハイレゾ以外だとaptX Adaptive LL・24bit/48kHzの状態でもそれほど大きな音質の変化を感じられなかったため、音楽専用の用途でないならaptX Adaptive LL設定にしておいたほうが使い勝手が良いと思います。
Latency Testerで通常のaptX Adaptive (スマホ + FiiO BTR7) とaptX Adaptive LL (Creative BT-W5 + FiiO BTR7) を比較してみると、335msから238msへと97msほど遅延が削減されていました。
Nintendo SwitchにCreative BT-W5を接続した状態でゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムをプレイしてみても、音ズレを感じることはほぼなくプレイできました。
環境音のリアルさが増しているのでイヤホンでのプレイが良いのですが「有線だと長いケーブルでないと邪魔になる」「無線だと遅延が気になって無理」だったので、高音質かつ低遅延な無線接続ができるCreative BT-W5のおかげで快適になりました。
ただ2023/06/11時点のファームウェアだとBT-W5とイヤホンの間に遮蔽物がなくてもたまに「ジジッ」と接続が不安定になったようなノイズが入ることがあるため、今後のアップデートでさらに改善されることに期待です。
Creative BT-W5は公式ストアでは2023/06/11現在6,120円で購入できます。
Amazonや楽天市場では在庫切れです。