今やroot化やカスタマイズに必須となったMagiskが、v21.0に更新されました。
Android 11対応、デザイン大幅刷新
今回の更新ではMagiskはv21.0に、Magisk Managerはv8.0.0に更新されています。
正式にAndroid 11に対応したため、既にアップデートが配信されているPixelシリーズやOnePlus OxygenOSベータ版などもroot化できるようになりました。
Magisk Managerは大幅にデザイン刷新されており、従来よりさらにマテリアルデザインのカードスタイルが取り入れられています。
ダウンロードはMagiskのGitHubページから行えます。Magisk公式を装ったサイトがありますが、GitHubだけが公式な配布ページなので注意してください。
Magisk Managerにも注意書きが出るようになりましたが、公式なソース以外から手に入れるとウイルスが混入していたり、個人情報が抜かれたりする可能性があります。
v21.0では、Magiskモジュールが原因でブートループした時、セーフモードに入るとモジュールをすべて無効化してくれる機能が追加されました。
セーフモードへの入り方は機種によって異なりますが、電源を入れた後音量キーの下を長押ししたままにすると入れる機種が多いです。
主な更新内容:
- [全般] Android 11に対応しました?
- [全般] セーフモード検出を追加しました。セーフモードで起動するとすべてのモジュールを無効にします。
- [全般] post-fsデータモードのタイムアウトを10秒から40秒に増加しました。
- [MagiskInit] 2SI対応を一から書き直しました。
- [MagiskInit] /sbinフォルダが存在しない場合へ対応しました。 (Android 11)
- [MagiskInit] fstabをデバイスツリーからrootfsにダンプし、initが2SIデバイス用に強制的に使用するようにしました。
- [MagiskInit] ブートループが発生する可能性があるので、2SIのAVBを削除します。
- [モジュール] モジュール実装ロジックを一から書き換えました。
- [MagiskSU] Android 8.0+では、全く新しいポリシー設定を使用します。Androidのサンドボックス内での妥協が減り、より多くのポリシーの分離が可能になり、ルートユーザーのセキュリティが向上します。
- [MagiskSU] 分離されたマウント名前空間は、最初に親プロセスから継承し、その後分離するようになりました
- [MagiskSU] Magisk Managerとの通信プロトコルを更新し、よりセキュアなSELinuxの設定で動作するようにしました。
- [MagiskPolicy] すべてのルールにマッチするように最適化します。ポリシーのバイナリサイズとメモリが大幅に削減され、全般的なカーネルパフォーマンスが向上します。
- [MagiskPolicy] 新しい型と属性の宣言をサポートします。
- [MagiskPolicy] ポリシーステートメントを純正の*.te形式に近づけました。
- [MagiskBoot] 圧縮されたextraブロブをサポートします。
- [MagiskBoot] ブートイメージをゼロで元のサイズにパッドする
- [MagiskHide] 追加のベンダープロパティ操作
Magiskを使っている方は更新しておきましょう。