Alfawise C50 – 1万円台の小型レーザー彫刻機、1600mW & USB-C給電でどこでも手軽に刻印を

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Alfawise C50 ミニ ワイヤレス スマートレーザー彫刻機をいただきました。

USB-C給電でどこでも刻印できる

レーザー彫刻機、というとゴツくて仰々しい感じがするものですが、Alfawise C50は1600mWという十分なパワーを持ちつつも、机の上にも置ける軽量・コンパクトさで、ACアダプターだけでなくUSB Type-C給電にも対応していることで電源を気にせずどこでも彫刻しやすいようになっています。

しかも価格は1万円台と、かなりお手頃です。

  • USB-C給電に対応
  • 1万円台と格安
  • 複雑な組み立て要らず
  • 軽めで運びやすい
  • 説明書なし
  • アプリが若干不安定

付属品はまず、電源アダプターとUSB Type-A to Type-Cケーブルです。

Alfawise C50

次に、レーザーから目やテーブルを守る付属品、保護ゴーグル、ブラケット・アイガード、アルミニウムベースです。

ブラケットはAlfawise C50本体にはめておけるようになっているので、持ち運び時にバラバラになりにくいです。

安全部品

レーザーを直接見ると目を痛める可能性がありますが、ゴーグルをかけておけばオレンジ色になり刺激を抑えてくれます。

保護ゴーグル

レーザー彫刻では基本的には表面だけを削り取るイメージですが、エリアを間違えてはみ出したり、切断モードになったりすると、テーブルを焼いてしまうことになります。

そこでアルミニウムベースを敷いておけば、テーブルを焼き焦がすことなく安心して使えるようになります。

アルミニウムベース

さらに、サンプル用として木製ボード、ティッカーテープ紙、フェルト生地、フランネルが大量についています。

木製ブロックにも彫刻できますが、これはブラケットの足の部分に置いて高さ調整するためのブロックです。

安全グッズに大量のサンプル、と付属品が豊富なのですが、唯一にして最大の不足品が「マニュアル」です。使い方はおろかスマホアプリのダウンロード先が書かれたカードもないので、これだけでは全く使えません。メーカーにマニュアルを付けるよう要望は出しておきました。

サンプル

かんたん10秒組み立て

格安なレーザー彫刻機の中には複雑な組み立てが必要なものもありますが、Alfawise C50は完成済みの状態で送られてくるため、組み立てはほぼ不要です。

Alfawise C50本体にはめられているブラケットに差し込むようにするだけで、組み立ては完了です。

かんたん組み立て

ちなみにAlfawise C50の裏面はこのようなシンプル構造です。

ジャイロセンサーが搭載されているので、彫刻中に揺れたり倒れたりすると自動的に停止してくれます。

出荷時はレーザー保護用シールが貼ってあるので、剥がしておきましょう。

レーザーはドイツOSRAM製とのことで、10,000時間以上連続稼働できるそうです。

裏面

USB Type-Cでどこでも使える

1万円という格安彫刻機であるにもかかわらず、Alfawise C50にはUSB Type-Cポートが搭載されています。

12V/2Aの電源アダプターを使わなくても、USB Type-Cポートでモバイルバッテリーを繋げば電源として使えるため、コンセントがない場所でも気軽に使えます。

雷マークがあるUSB Type-Cポートが給電用で、USBロゴがあるほうはPC接続用だと思います。Windows用ソフトが見つかりませんでしたが…。

USB Type-C

USB Type-C to Type-Cケーブルにもちゃんと対応しています。

Zendure SuperTankRAVPowerポータブル電源RP-PB187といったバッテリーを使えます。5V/3Aさえ出せれば問題ないようです。

USB Type-C

ブラケット込みで720gと手で運ぶのにちょうど良い重さです。

実際に彫刻してみた結果はこちら

アプリのダウンロードと使い方

※彫刻結果が見たい場合はこちらを押して読み飛ばしてください。

Alfawise C50で使うスマホアプリは、「Mini laser engraving machine」(Guangzhou HuaHui Information Technology Co., Ltd.製)です。

Google Play

App Store

起動すると以下のような画面になります。

青い「CONNECT ENGRAVE MACHINE」ボタンを押します。

起動

Bluetoothで接続するため、権限を許可するか聞かれたら許可してください。

BlueLaser_XXXXというデバイス名が表示されるので、「click to match」を押してペア設定すれば接続完了です。

接続

  • Photography…写真を撮影し、彫刻用に変換
  • white board…文字入力や配置変更
  • photo album…内部ストレージの画像を読み込む
  • material library…プリセットから選ぶ

というメニューが下部に表示されます。

画像は透過PNGだとクラッシュしてしまったり背景が黒くなってしまったりするので、白い背景のJPG画像にしておいたほうが良いです。

文字入力は日本語でも問題ありません。右上の「SEND」を押すと編集画面に移ります。

入力画面

 

編集画面では、コントラストなどを調整できます。

  • Black and White…白と黒の2色にする
  • Gray scale…グレースケールにする
  • Outline…輪郭の枠線だけにする
  • Relief…色を反転させて、浮き彫りする
  • Seal…シール用に左右反転させる
  • Size…サイズ調整する

編集完了後、右上の「EDIT FINISH SEND」を押すと次の画面に移動します。

編集画面

彫刻する素材に合わせた出力・時間を設定できます。

パワー

素材は

  • Leather…レザー、革
  • brown paper…包装紙など
  • Cork board…コルクボード
  • Hardwood…木
  • Plastic…プラスチック
  • Biscuit…ビスケット
  • Metalic paint…金属コーティング

です。選択肢の中にぴったりなものがなければ、似たようなものを選べば大丈夫です。

素材

「5 preview」を押すと、実際の彫刻範囲をレーザーポインターで示してくれます。彫刻したい範囲が合っているか確認しましょう。

「start engraving」を押すと彫刻が開始されます。

彫刻開始

彫刻が始まると「remain time」として完成するまでの時間が表示されますが、実際はその2~3倍かかると考えておいたほうが良いです。

「pause engraving」で一時停止することはできますが、Alfawise C50本体を動かしてしまうと彫刻する位置がズレてしまうので、あまり使わないと思います。

「long press to stop」を長押しすれば彫刻を停止できます。

残り時間

独特な風合いに仕上がる

まずは紙にレリーフ (浮き彫り) モードで彫刻してみました。曲線部分もちゃんと綺麗に彫刻してくれています。

彫刻はサイズや素材によって完成するまでの時間が変わり、最大サイズに近い95 x 85 mmサイズだと1時間ほどかかります。

紙

木製ボードに彫刻すると、縁の部分がうっすらとにじんだようになり、特に良い感じに仕上がります。

ただし、木を焦がしているようなものなので家の中で彫刻してしまうと部屋が焦げ臭くなってしまいます。外でやるようにしましょう。

薄めのボードに彫刻したあとヤスリ掛けしてキーホルダーや栞にしても良いかもしれません。

木

スマートバンド用のシリコンバンドにも彫刻してみました。

彫刻直後は表面コーティングらしきもので白くなっていましたが、払い落とすと黒くなりました。

シリコン

基本的には元の素材の黒色ですが、光の反射で見えやすくなります。素材との相性なのか、少し横線が入っています。

表面

フェルトに彫刻してみると、一部分だけ溶けてしまいました…。

熱に弱い素材の場合は、パワーを落としてゆっくり彫刻した方が良さそうです。

フェルト

セラミック、厚紙、革、竹、プラスチック、ゴム、金属コーティングなど色々な素材に対して彫刻できます。

金属についてはあくまで金属調にペイントされているものを削れるだけなので、純粋な金属だとAlfawise C50のパワーでは彫刻できません。

素材

 

 

  • USB-C給電に対応
  • 1万円台と格安
  • 複雑な組み立て要らず
  • 軽めで運びやすい
  • 説明書なし
  • アプリが若干不安定

Alfawise C50は格安なレーザー彫刻機なのにさまざまなものに綺麗に彫刻できます。USB Type-C給電のおかげで電源がない外でも使えるため、彫刻時の匂いを気にしなくても済むのも良いところです。

Alfawise C50はAmazon (出品者:shen zhen shi ai si ma te ke ji you xian gong si)にて、2020年9月10日現在17,900円で販売されています。読者限定クーポンandroplusを使うことで、5%オフの17,005円、さらに358ポイント還元されます。

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