大画面・高性能ながらも141gという超軽量スマホ、AQUOS zero2 SH-M13 SIMフリー版がBootloader Unlock可能になりました。
Android 11 DPを試せる
AQUOS zero2 SH-M13は6.4インチ 2340 x 1080有機ELディスプレイを搭載していながらも、重さは141gに抑えられているという超軽量スマホです。
Snapdragon 855に8GB RAM + 256GBストレージを搭載しており、IPX5/8防水・IP6X防塵やおサイフケータイ/FeliCa、DSDV (Dual SIM Dual VoLTE) にも対応しています。
ディスプレイは120Hzと、残像感をなくす黒画面を挿入した240Hzリフレッシュレートに対応しています。
これまでのAQUOSシリーズでは、海外製品を除き基本的にBootloader Unlockは不可能だったため、最近ではroot化やカスタムロムが欲しい人からは見放されている状態でした。
ところが今回発表された「Android 11 Developer Preview Program for AQUOS zero2」では、ソフトウェア更新することでOEMロック解除ができ、Android 11を試せるようになりました。
「端末のソフトウェアを書き換えたのちの端末修理は、保証期間内であっても有償となります。」ということでなかなかリスキーではありますが、あのAQUOSで公式にBootloader Unlockできるようになった、というのは素晴らしいですね。
JoinDeveloperPreviewProgram.apk
とAndroid11_DeveloperPreviewProgram_forAQUOS_Beta1.zip
をダウンロードし、手順通りにインストールすることでAndroid 11を起動できます。
公式ページの案内ではadb reboot bootloader
でBootloaderへ入る方法しか公開されていませんが、システムが起動不可の場合でも音量上キー + 電源キーの同時押しで起動することでBootloaderへ入れる、とシャープ公式より回答を得ています。
過去のAQUOSでは電源オフ状態からBootloaderへ入る手段がないこともありましたが、これなら安心ですね。
ZIPの中にはboot.imgは入っていませんが、AQUOS zero2はA/Bパーティションを採用しているため
- su入りのTreble GSIをインストール
- この1つめのコマンドでイメージバックアップ
とすることで元のイメージを手に入れることができると思います。
各種イメージが手に入ればカスタムリカバリ TWRPをビルドすることもできますし、カスタムロムもビルド出来ます。
おサイフケータイが使えて簡単にBootloader Unlockできる新しめのスマホといえば今まではGoogle PixelやHTCぐらいでしたが、Rakuten Miniに続きAQUOS zero2という新たな選択肢が増えたことになります。
超軽量なおサイフケータイをBLUして遊べる、というのは魅力的なのですが、税込10万円なので手を出せず…。せめて6万円ぐらいであれば良かったのですが、音声契約込みの場合でも約8万円と高めです。