Xiaomi QIN2 ProをBanggood様にいただきました。
Xperiaを超える超縦長スマホ
縦長なスマホといえば近年の21:9ディスプレイを搭載したXperiaですが、Xiaomi QIN 2 Proはなんと22.5:9とさらに縦長なディスプレイを搭載しています。
Xiaomi QIN2 Pro | |
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OS | Android 9.0 |
RAM | 2GB |
ストレージ | 64GB |
プロセッサ | Unisoc SC9863a |
ディスプレイ | 5.05インチ (1440 x 576) |
サイズ | 約132 x 55 x 8.6mm |
重さ | 105.7g |
SIM | nano SIM |
メインカメラ | 13MP |
フロントカメラ | — |
バッテリー | 2100mAh |
USB端子 | USB Type-C |
QIN 2 ProはQIN 2のアップグレード版で、SoCはSC9832eからSC9863aへ、RAMは1GBから2GBへと強化されています。
赤いUSB Type-A to Type-Cケーブルのほか、ソフト保護ケースや説明書等が付属しています。
QIN 2 Proの最大の特徴は「小型で超縦長ディスプレイ搭載」というところです。
話題の世界最小おサイフケータイスマホ、Rakuten Miniと横幅・厚みは同じぐらいですが、アスペクト比 22.5:9 のディスプレイを搭載していることで細長い見た目です。
重さも105.7gとかなり軽量です。家のリモコンを量ってみるとだいたい120gぐらいでしたし、リモコンより軽くてスリムなのにスマホとして使えるのはすごいです。
ポケットに入れても全く重さを感じませんし、ランニング中など「メインのスマホだと重くて持ち運びにくい」ときにQIN 2 Proをサブとして使うのも良いかもしれません。
Rakuten MiniはeSIM専用機ですが、QIN 2 Proはnano SIMを挿せます。対応バンドは
- 2G GSM(2/3/5/8)
- 3G WCDMA(BAND1/2/5/8)
- 4G FDD(BAND1//B3/B5/B7/B8)
です。Y! mobileやSoftBank、LINEモバイルといったSoftBank系の回線に適しています。
背面の13MPカメラは出っ張っておらず、机に置いてもガタつきません。白飛びなどはないですし、13MPのシングルカメラとしては頑張っている方ではないでしょうか。
QIN 2 Proで撮影した写真はこちらに保存しています。
赤外線リモコンが便利
上部には赤外線 (IR) ポートがあります。Mi リモコンアプリなどを使うことで、エアコンやテレビなどのリモコンとして使えるようになります。
いくつか赤外線リモコンアプリはありますが、どれも出来が悪く挙動が不安定だったので、Mi リモコンがおすすめです。
テレビ、エアコン、扇風機、カメラなどをコントロールできますが、メーカーによっては非対応なこともあります。
ダイキンのエアコンで電源のオンオフや温度調整などをできることを確認しました。
扇風機など季節によって出し入れするものだと「リモコンどこにしまったっけ…」となりがちですが、QIN 2 Proさえあればリモコンを探さずとも家中の家電を操作できます。
小型でもステレオスピーカー
小型端末でありながらもスピーカーはステレオで、一つ目のスピーカーが上部にあります。
ちなみに正面左端には通知LEDがあります。かなり小さいので見逃しそうですが…。
画像左側の穴にもう一つのスピーカーがあります。右側の穴はマイク用です。
音量は申し分ないですが、画面の向きに応じた入れ替えはしてくれないため、上側のスピーカーが常に左チャンネル、下側が右チャンネルになります。
イヤホンジャックはないものの、USB Type-Cポートに変換アダプターを挿せば有線イヤホンを使えます。
謎のAIキー
QIN 2 Proの電源ボタンは実は写真の赤いところだけで、残りの部分はAIキーとなっています。
中国版だとXiaomi独自のAI「Xiao Ai」が起動するのですが、グローバル版では何故かGoogleアシスタントではなくPlay Musicが起動されます。
Play Musicを使っていない人に取っては無意味なキーである上、電源ボタンが小さすぎて押しにくいですし、せめてサイズを半分にしてほしかったです…。
Android 9.0搭載
QIN 2ではGoエディションでしたが、QIN 2 Proは通常のAndroid 9.0搭載です。
プリインストールアプリはほとんどGoogle製アプリで、通話履歴アプリ等が入っています。
残念ながら言語設定では日本語を選べませんが、adb shell settings put system system_locales ja-JP
などでシステムロケールを日本語に設定してしまえば、ちゃんと日本語表示されるようになります。
基本的にはAOSPそのままなUIですが、独自機能がいくつか足されています。
バッテリーが2,100mAhと少なめなことへの対策としてか、アプリのスタンバイ時の電力消費を抑える機能や自動起動の抑制、定期的な電源オンオフといった機能があります。
解像度を落として節電するモードもあります。
小さすぎる電源ボタンを押す代わりに、画面のダブルタップや持ち上げた時に画面オンすることもできます。
QIN 2 Proは小型なためポケットに入れて持ち運びやすいですが、ポケット内での誤操作を防ぐための「ポケットモード」も用意されているので安心です。
ジェスチャー機能はほかにも「着信があったときに持ち上げると通話開始」「耳から離すとスピーカーでハンズフリー通話に切り替え」といった便利なものがいくつか用意されています。
ナビバーは戻るボタンの位置を変えたり、ワンタッチで通知領域を開けるボタンを追加したりできます。
そこそこ使える性能
QIN 2 ProのAnTuTu v8 ベンチマークスコアは101064と、実はRakuten Miniより少し性能が高めです。
もちろんゲームのプレイなどには向きませんが、普段の操作ではアプリの切り替えもスムーズでもっさりとした動作にはならないため、快適に使えます。
Wi-Fiが2.4GHzにしか対応しておらずリンク速度が65Mbpsになってしまうため、性能よりもネット速度の面で遅さを感じることのほうが多いです。
Xiaomi QIN 2 Proはリモコンと同じぐらいの小型・軽量さで赤外線リモコン化できるため、家のリモコンをひとまとめにしたい方やリモコンをすぐ無くしてしまう方におすすめです。
Banggoodではグローバル版64GBが21,709円~で販売されています。