Rakuten UN-LIMITのキャンペーンにて1円で手に入れたRakuten Miniをレビューします。
おもちゃと割り切って使うと良い感じ
2020年6月17日まで開催されているRakuten UN-LIMIT 2.0のキャンペーンでは、新規契約・MNPすることでRakuten Miniが1円で購入できます。
79.4gで手のひらに収まるサイズ、防滴防塵におサイフケータイ対応とサブスマホにぴったりなスペックを持っています。
Rakuten Mini C330 | |
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OS | Android 9.0 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
プロセッサ | Snapdragon 439 |
ディスプレイ | 3.6インチ HD |
サイズ | 約106.2 x 53.4 x 8.6mm |
重さ | 実測 79.4g |
SIM | eSIM |
メインカメラ | 16MP (Sony IMX499) |
フロントカメラ | 5MP (GC5025A) |
バッテリー | 1,250mAh |
USB端子 | USB Type-C (5V/1A) |
Rakuten Miniには充電器とUSB Type-A to Type-Cケーブル、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプターが付属しています。
最初から保護フィルムが前面に貼られています。
最初から貼られているフィルムだと指紋が付きやすいので、指紋汚れが嫌ならアンチグレアの保護フィルムがおすすめです。
ディスプレイは何故かAliExpressで流通しているため、自信がある方は自分で交換修理することもできます。
格安なのにちゃんと変換アダプターを同梱しているのは良いですね。
特筆すべきはその小ささで、6.78インチ画面のOnePlus 8 Proと並べてみると半分ぐらいのサイズになっています。
画面は3.6インチですが、QWERTY配列のキーボードを表示させても意外とミスタイプは起こりません。
重量も79.4gとかなり軽く、スマホを持っているとは思えないほどの軽さです。
ボディがプラスチックなのと小さいのも相まって、おもちゃのように感じられます。
Rakuten Miniはおサイフケータイ対応ですが、おサイフに入れてしまうこともできてしまいます。
キャッシュレス時代といってもまだまだ現金しか使えない場面は多いですし、決済用の端末として財布に忍ばせておくのもアリだと思います。
ポートはUSB Type-Cで、最近のスマートフォンやPCと充電ケーブルを共用できて便利です。
スピーカーはステレオのように見せかけたモノラルで、正面右側にだけスピーカーがあります。
IPX2 / IP5Xの防滴防塵対応なので、雨濡れなどは駄目ですが少し水滴が付いた程度なら問題ありません。
充電は5V/1Aで行われました。
昔のケータイには付いていたのに今ではすっかり見なくなってしまった「ストラップホール」が角にあるので、ネックストラップなどと合わせると落としたりなくしたりする心配が無くなりそうです。
前面右上には通知LEDがあるため、画面オフ中の通知があればすぐ分かります。
通知LEDを光らせる条件は設定でいくつか選べます。
ソフトの出来が少し残念
Rakuten Miniに標準搭載されているホームアプリは、アプリのアイコンが縦に並ぶレイアウトになっています。
見た目がかわいいのでRakuten Miniに合っているのですが、アプリ名が一切表示されないため何のアプリなのか分かりにくいです。
スマホ初心者にはこの仕様ではとっつきにくいのではないでしょうか。
また、ホーム画面の壁紙は「端末のテーマ」に応じて白色と黒色の単色に固定されます。
ロック画面の壁紙については設定のディスプレイから変更できますが、ホーム画面は変更しても反映されません。
ro.feature.home_wallpaper_keep_stillのせいだと思いますが、ro = 読み取り専用なのでroot化しないと変更できず、しかもBootloader Unlockするオプションがないので事実上root化は不可能に近いです。
【05/31追記】
Bootloader Unlockする方法を発見しました。
【06/03追記】
設定→複数ユーザーでユーザーを追加すると、壁紙を自由に設定できるようになります。ユーザーIDが0のときだけ制限されているようです…。
ちなみに、Nova LauncherやActivity Launcherを使うとDevice informationやEngineering Modeを開けます。
ストレージはSamsung製のようです。
Rakuten Miniは、Wikoなどにも携わっている中国 Tinno (天瓏) が製造しています。ロムを流用したのか、隠しメニューで表示されるメーカー名はメキシコのLanixになっています。
使うバンドを選ぶBand Modeというものもありました。
Rakuten Miniは指紋認証には対応していませんが、顔認証には対応しています。
セキュリティアップデートはなんと「2019年12月5日」。半年ほど前のパッチしか当たっていないため、セキュリティ面では少し不安が残ります。
なお、位置情報はQualcommの高速化技術 IZat に対応しています。
おサイフケータイ / FeliCaについては、Bootloader Unlockしても問題なく使えます。
SIMがない状態だとモバイルSuicaが起動できませんが、eSIMのプロファイルさえ入っていれば起動できます。楽天モバイルを契約していない場合は、無料でプロファイル作成までできるUbigiを使うと良いでしょう。ただし、左上のキャリア表示に「通信サービスはありません」とスクロール表示されるので少し邪魔です…。
ステータスバーに表示される四角いNFCアイコンは、adb shell
にてsettings put secure icon_blacklist rotate,nfc
を実行すれば消せます。nfcのほかにbattery,hotspot,volumeなども追加すれば隠せます。
Googleカメラ必須
Rakuten Miniの標準カメラは画像サイズ変更やフラッシュのオンオフぐらいしか機能がなく、HDRやプロモード等に対応していません。
そのままだと色あせたように映ったり白飛びしたりしやすいのですが、非公式のGoogleカメラをインストールするとまるで別物のような写真が撮影できるようになります。
GoogleカメラはGCam_RN8P_Wyroczen_7.3.020_2.0.apkで写真は問題なく動作することを確認しています。
Pixelのような専用チップがなくHDR+の処理には時間が掛かるため、2~3枚連続で撮影するとフリーズします。
特に違いが顕著なのが夜景モードで、明かりがほとんどない場所で撮影した場合標準カメラだと全く何も分からないのが、Googleカメラの夜景モードならはっきり分かるレベルの明るさになります。
ディテールはよくありませんが、16MPのシングルカメラしか搭載していないことを考えると、何を撮っているか分かるだけでも十分すぎるぐらいです。
Rakuten Miniで撮影した写真はここに保存しています。
バッテリー持ちはイマイチ
AnTuTuベンチマークのスコアは95277で、ウェブサイトの表示や動画再生などでカクツキを感じることはあまりありません。
ただ、バッテリー容量が1,250mAhしかないためバッテリー持ちが悪く、使っているとすぐ残量が減っていきます。
スリープ時はあまり消費しないため、やはりメインではなくサブとしてでないと使いにくそうです。
メインで使うには色々厳しい部分がありますが、データ使い放題を活用したテザリング用途 (モバイルバッテリー必須ですが) や、おサイフケータイ / FeliCa 用途などのサブスマホとしては活躍できる場面は色々あると思います。
2020年6月17日まではRakuten UN-LIMIT 2.0を新規契約またはMNPすることで1円で購入できますし、無料通話が可能なRakuten Linkアプリを利用開始すれば事務手数料の3,300円分に加えて3,000ポイントももらえるため、2,999円得することになります。
Rakuten UN-LIMIT 2.0は一年間の月額料金が0円な上、楽天エリア内ならデータ使い放題、エリア外でも月5GBまで無料という太っ腹なサービスなので、まだ申し込んでいない方は今すぐ申し込みましょう。
今回のRakuten Miniが1円で買えるキャンペーンでは紹介制度と併用できませんが、もし別の端末を契約する場合は楽天ID ZqqLFwJT6yT4
をカート画面で入れてもらえれば2,000ポイントプレゼントされるのでさらにお得になります。