スマートフォンで有名な中国 Xiaomi がRedmi Note 9 シリーズの宣伝動画を公開し、その中に原爆を思わせるシーンがあったことで炎上しています。
東京、ファットマン、キノコ雲…
今回Xiaomiが公開した動画は、Xiaomi グローバル公式Twitterアカウントにて公開されたRedmi Note 9シリーズの紹介動画 (削除済み、ミラーはこちら) です。
前半は特に問題なく普通の宣伝動画だったのですが、39秒ほどから問題のシーンが始まります。
まず初めに日本を想起させる表現として、寿司、キノコを食べる男性が出ます。
キノコを食べた後膨らんでいくのですが、これはスーパーマリオを意識したものでしょう。
これだけならまだ弁解の余地はありましたが、次のシーンでは明らかに日本風な町並みにスカイツリーが見えており、日本ではないと言い逃れできない状態になりました。
極めつけは爆発・キノコ雲という原爆を思わせるシーン。実際に長崎に落とされた原子爆弾は「ファットマン (Fat Man、太った男)」と呼ばれており、太った男が爆発してキノコ雲になる、というのはもはや原爆をネタにした侮辱表現だとしか思えません。
宣伝内容の「Fast Charge (高速充電)」に関係がある内容ならまだしも、全くかすりもしていない所に入れられていますし、製作チームが意図せず入れてしまったという線はなさそうです。
むしろ高速充電したら爆発する、というのは原爆の件を抜きにしてもマイナスイメージにしかならないと思います。
Xiaomiはこれまでにも「日本語専攻の学生に対してアダルト事業の仕事ならさせてやる」と発言するなど、内部に一定数反日感情を持つ人がいることが分かっています。
これまでは担当者一人が暴走しただけ、と言えなくはないものでしたが、今回の動画は個人の暴走ではなく「原爆ネタで作ってしまう製作チーム」「それを承認して公開してしまう広報・Twitter担当」という組織的なものになってしまっています。
Xiaomiは日本進出もしていて製品自体は質が良いだけに、今回の炎上は大変残念です。
【05/06追記】
Xiaomi Japanにて謝罪ツイートが掲載されました。ただし、元々投稿していたXiaomiグローバルにはまだ何もありません。