OxygenOS 12 Developer Preview 2が公開されました。
ColorOSとの統合が進み、VoLTE対応も
これまでのOnePlusスマートフォンは日本では販売されていなかったため、日本のキャリアでのVoLTEには対応していませんでした。
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ところが今回リリースされたAndroid 12ベースのOxygenOS 12 Developer Preview 2ではColorOSとの統合が進んでおり、ついに公式に日本のキャリアでのVoLTEが利用できるようになりました!通話もちゃんとできることを確認済みです。
OPPOはすでに日本進出しているためColorOSグローバル版・中国版とも日本キャリアのVoLTEに対応しており、ColorOSをベースとしているOxygenOS 12でもそれが引き継がれている、というわけです。
これでもうVoLTEを有効化する作業をしなくても済みます。
ベータ版限定でキャリアチェックを強制解除しているわけではなく、ちゃんと日本キャリア向けのプロファイルが追加されているので正式版でも引き続き利用できるはずです。
OnePlus 10以降のスマートフォンも買いやすくなりますね。
あくまでColorOSとの統合で対応しただけなので、OnePlus自体が日本に進出する可能性が高まったわけではありません。
OxygenOS 12 Developer Preview 2はOnePlus 9・OnePlus 9 Pro向けに公開されています。
ローカルアップデートでインストールでき、データは消去されません。
Android 12 Developer Preview 2 for OnePlus 9 and OnePlus 9 Pro
Android 12の目玉機能のような扱いを受けているMaterial You・壁紙に応じたテーマ機能は今のところPixel限定のため、OxygenOS 12 DP2ではUI的にはあまり大きな変更はありません。
ブートアニメーションはColorOS for OnePlusのものに変わっており、OnePlusロゴの色が赤と白に交互に変わるものになっています。
パーソナルカスタマイズの画面もColorOS感がある見た目で、カラーやアイコンの形状は好きなように選べます。
ついにテーマストア機能が実装され、日本語フォントMejiroもインストールできるようになりました。
非rootでフォントを大きく変更できるようになったので、さらに使いやすくなりますね。
Playストアなど一部アプリでは反映されないのが残念です。
また、今のところインド版でないとテーマストアが入っていないようです。何故に…。
バッテリー節約機能はOnePlus Nord 2で見られたようなものに変わっています。
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Gmailは自動最適化のオンオフを選択できません。
ただ、Gmailの通知自体は遅れずに届くので、単純に強制オフになっているだけかもしれません。
CPUクロックを最大に張り付かせる高パフォーマンスモードをオンにできるようになっています。
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ディスプレイの設定もColorOSスタイルになっています。
アップデート直後は高温になったためカラーエンハンサーなどを使えませんでしたが、すぐ冷めて使えるようになりました。
ビデオモーションエンハンスメント (MEMC) は60FPSに安定させるか120FPSにブーストさせるか選べるように改善されています。
アプリクローンではLINEも複製できます。
サウンド設定では、音量ボタンを押したときにメディアか着信音量のどちらを変更するか選べるようになっていました。
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…と思いきや、LHDCはOPPO・OnePlus製品だけに制限されており、EDIFIER NeoBuds ProではLDACでしか接続できませんでした。
仕様としておかしいのでフィードバックしておきます。
開発者向けオプションでは5G NSA+SAモードかNSAモードか選べるオプションが表示されています。
クイック設定は過度の丸みが大きくなりましたが、それ以外は大きくは変わっていません。
履歴ボタンが読みにくいのはバグでしょう。
カメラアプリもColorOSのものに置き換えられています。
DP2ではハッセルブラッド関係の機能が搭載されていませんが、正式版では追加されるそうです。
バージョン表記は…もはやOxygenOSではなくColorOSのロゴになってしまっています。【追記】アップデートでOxygenOSロゴに戻されました。
ローカルアップデートは一応APKをインストールすれば使えますが、基本はGoogle標準のアップデーターを使うことになります。
内部で使用されているドメインに「allawnos.com」というものがありました。(2021年1月ドメイン取得)
allawnとはアラビア語で「Color」という意味のようです。
内部名称は別にOplusOSというのも使われていますが、ドメインまで取っているということはもしかしたら統合OSの名前はAllawnOSになるのかもしれません。
FactoryMode (EngineeringMode) はフィードバックに置き換えられる形で消去されており上書きインストールも不可能でした。
EngineeringModeを利用できるようにするにはサーバー認証が必要なようで、上記「allawnos.com」でログインしないといけないようです。
FTMも塞がれたようで、起動しようとしてもBootloaderに戻されてしまいました。
思ったよりColorOSになっている部分が多いですが、VoLTEの有効化の手間がないだけでもかなり助かりますし、一般的にはOxygenOS 12はメリットのほうが大きいと思います。