OPPO Reno11 Aを貸し出していただきました。
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AI消しゴムやクリッピングが実装
OPPO Reno11 Aのアップデートにより、AI消しゴムとAIクリッピングがついに実装されました。
AI消しゴムを使うと、10万円以上もする某スマホと同じように画像の中にある物や電線など邪魔になってしまうものを素早く消せます。
「スマートラッソ」を使えば囲った部分にある物体を自動検出してくれますし、消し漏れたところは「塗りつぶす」モードでなぞると消してくれます。
ただ、AIが「おそらくその部分を消したら背景はこうなっているだろう」と考えた結果が出てくるので、たまに無関係な動物などが出てきてしまうことがあります。
ここは今後のアップデートで改善されることに期待です。
AIクリッピングは写真アプリで画像の中にある物体を長押しすることで使える機能で、自動的にその物体を切り取って背景が透明な画像にしてくれます。
画像をスタンプ代わりに使ったり、別の画像に貼り付けたりしやすくなります。
自分でやろうとすると画像編集アプリで色々な操作をしないといけないですし、長押しするだけで切り取りできるのはかなり便利です。
他の機能などは以下でチェックしていきます。
目次
充電器は付属せず
OPPO Reno11 Aの付属品は説明書とSIMピンのみです。
ミドルレンジスマホながらも67W急速充電に対応しているので、SUPERVOOC 67W対応充電器を持っていない場合はぜひセットで購入しましょう。
ディスプレイ:そこそこの明るさ
OPPO Reno11 Aは6.7インチFHD+解像度のAMOLEDディスプレイを搭載しています。
明るさ自動調整オンでの全白画像表示時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大771nitに達しました。
直射日光下だと少し見にくく感じます。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
アプリ別に設定することもできます。
60・90・120の3モードで選択でき、Chromeなどは標準だと90Hzになっているので、滑らかなスクロールのほうが良い方は120Hzに変更しましょう。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは250Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら大きめで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計38.2msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、AmazonプライムビデオなどでHD画質でのストリーミング再生ができます。
日本語の対応フォントの数は少ないものの、角張ったゴシックよりも丸みを帯びた字体やUDフォントのほうが良いという方はこちらの手順で設定してみてください。
背面:煌めきのあるデザイン
背面は指紋汚れなどが目立ちにくいです。
コーラルパープルの場合は大理石のような柄になっていて、光に当てると輝きます。
重さは179.5gで比較的軽めです。
スピーカー:下位モデルと違ってモノラル
OPPO Reno11 Aはモノラルスピーカー搭載で、低音はあまり重厚感がありません。
下位モデルであるOPPO A79 5Gはステレオスピーカーを搭載しているので、上位であるはずのReno11 Aがモノラルのままなのは残念です。
WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると38.3msでした。
ポート:67W急速充電に対応
OPPO Reno11 Aは4年以上使えるというバッテリー寿命を実現しており、67W急速充電対応で5000mAhバッテリーを約48分で100%まで充電できます。
独自規格だけでなく、55WのUSB PD / PPS急速充電も可能です。
IP65防水防塵で、多少の水濡れは問題ありません。
microSDカードでの容量追加もできます。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
性能:普段使いは快適に
OPPO Reno11 AはMediaTek Dimensity 7050を搭載しており、処理が重たいゲーム以外であればスムーズに操作できます。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア892・マルチコア2324、通常版でシングルコア896・マルチコア2335でした。
大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア638→626でした。
3Dゲームには向いていません。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア8947でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
ストレージ速度はそこそこで、普段使いでは特段突っかかりを感じることはありません。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
まとめ
OPPO Reno11 Aは格安でありつつも写真編集が楽になるAI消しゴムやAIクリッピングといった編集機能を搭載しており、十数万円のハイエンドスマホを買わなくても済みます。
普段使いに十分なパワーがあるため、スマホでゲームはあまりプレイしないという方にはちょうど良いと思います。
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