OPPO Find X9 Proを購入しました。
優等生なカメラスマホ
OPPO Find X9 ProはMediaTek Dimensity 9500やHasselbladコラボのカメラを搭載したスマホです。
7500mAhとかなり大容量なバッテリーを搭載していることもあってバッテリー持ちが良く、機能面でも一通り普段使いでよく使う便利機能が揃っていますし、ゲームもカメラも普段使いもすべてが快適です。
ただカメラ性能に関しては少々オーバーな宣伝文句を使っていたようで、「デフォルトで8K撮影」がほぼ機能しなかったり望遠はAI処理が強かったりと、期待していたラインよりは少し劣るように思いました。
このレビューは12GB+256GB版・PLG110_16.0.0.221(CN01)で行っています。
AliExpressでは11/11 17:00~11/20 16:59の期間中、プロモコードIFPI7W2Mを使うと115,912円で購入できます。
※スマホアプリだと商品ページを開けないため、こちらのリンクのInfluencer recommendedから探してください。
- 高い性能と省電力を両立するMediaTek Dimensity 9500
- 原神・スタレなどでフレーム補間やアップスケーリングが可能
- 1000nitの明るいディスプレイ
- ワイヤレス充電対応7,500mAhバッテリー
- 55W PPSやバイパス充電に対応
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- IP69・IP68・IP66防水防塵
- 特に望遠カメラでAI加工が強い
- デフォルト8K撮影はほぼ機能せず
| OPPO Find X9 Pro | |
|---|---|
| OS | Android 16 |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 |
| SoC | MediaTek Dimensity 9500 |
| ディスプレイ | 6.78インチ 2772 × 1272 アスペクト比 19.61:9 120Hzリフレッシュレート AMOLED |
| サイズ | 161.26 × 76.46 × 8.25mm |
| 重さ | 224g |
| SIM | nano SIM + nano SIM |
| リアカメラ | 50MP (広角 f/1.5 OIS) + 50MP (超広角 f/2.0 120°) + 200MP (望遠 f/2.1 OIS) |
| フロントカメラ | 50MP (f/2.0) |
| バッテリー | 7500mAh |
| USB端子 | USB Type-C (USB 3.2 Gen 1) |
| バンド | 5G NR: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n34/n38/n39/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79 4G: LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/66 4G: LTE TDD: 34/38/39/40/41/42/43/48 3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19 2G: GSM: 850/900/1800MHz |
目次
説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。
ケースは透明ではないので背面デザインが隠れるデメリットはあるものの、あまり安っぽくなりません。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
充電器は100V地域でも80W急速充電できるタイプです。
ディスプレイ:屋外でも見やすい
OPPO Find X9 Proは6.78インチ2772 × 1272解像度のディスプレイを搭載しています。
フラットで端まで見やすいです。
最近流行の角丸部分が大きいデザインなので、OPPO Find X8 Ultraなどに比べると四隅の欠けが少し大きくなってしまっています。
配列はダイヤモンドピクセルです。
明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1002nitに達しました。
日中の屋外でも見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
アプリ個別に設定できるようになっています。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均125Hz程度でした。
カメラ特化なので仕方がないかもしれませんが、ゲーム用途にはあまり力を入れていないようです。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計44.2msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
背面:久しぶりの左上配置に
背面はマット加工されており、指紋汚れなどが付きにくいです。
これまでFindシリーズはカメラが中央に円形配置されるデザインが続いていましたが、今回は左上に配置されています。
重さは226.2gです。
7,500mAhバッテリーを搭載しているにもかかわらず他社ハイエンドと同程度の重さに抑えられているのは素晴らしいです。
カメラ:メインは良し、望遠はAI加工が強い
OPPO Find X9 Proは
- 50MP (広角 f/1.5 OIS)
- 50MP (超広角 f/2.0 120°)
- 200MP (望遠 f/2.1 OIS)
というトリプルカメラ構成です。残念ながらDevice Info HWなどではセンサー情報が取れないように対策されています。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
丹霞 色彩再現レンズ・マルチスペクトルセンサーも搭載することで正確な色の写真を撮影できる…とのことなのですが、カメラアプリの不具合なのかホワイトバランスがおかしくなることがあるため、現バージョンでは効果が分かりにくいです。
カメラアプリの設定で「高解像度」にすることで8K撮影できるようになるものの、これには『明るい光の環境下で、特定の機能(ライブフォト、美顔、フィルターなど)が有効になっていない場合に0.6倍、1倍、3倍の焦点距離で撮影する』という条件が課されており、実際の撮影で発動することはほぼありません。
Hasselblad高解像度モードにすればどんなシーンでも50MPや200MPで撮影できます。
例えば200MPで撮影すると、16384 x 14336 ピクセル、1枚32MBもの画像ファイルになります。
「画像の明瞭さが向上する」と言っても解像度が上がるだけでディテールが劇的に向上するわけではないので、100%サイズの表示でクロップしてみると通常の撮影で潰れていた箇所は潰れたままとなっています。
AI加工が若干抑えられるようなので、細かい部分が変に潰されないという意味では明瞭さが向上していると言えるかもしれません。
日中の撮影では綺麗に撮影でき、テレマクロで影を落とさず少し離れた位置から撮影することもできます。
望遠カメラではシャープネスやAI加工が強くなり、のっぺりとした塗り絵のような表現になってしまうことがあります。
OPPO Find X9 ProとOPPO Find X8 Ultraを比べてみると文字の部分でAI加工が分かりやすく、Find X8 Ultraだと「南」や「Houkai」といった文字があまり潰れていない一方、Find X9 Proでは一部が欠けたりくっついたりと崩れています。
残念ながらカメラ設定でAI加工を無効にすることはできないようで、設定が見当たりませんでした。
ライバルとなるvivo X300 ProだとAI加工を明示的にオフにできるため、多少ぼやけているとはいえ現実に近い撮影ができています。
Find X8 UltraのAIがデザインだと誤認して強調した箱の薄い凹み(青い音符の右にある毛の近く)も、vivo X300 Proはちゃんとただの凹みとして実物通りに残されています。
夜景モードでは、暗さを表現しつつ周囲にある物体をしっかり映してくれます。
vivoだと昼間かと思うほどの明るい写真になってしまうため、後処理せずそのまま「夜景」としてSNS投稿に使いたい場合などにはFind X9 Proのほうが向いています。
プロモードだとズームが10倍までに制限されてしまうものの、パラメータ調整で月も撮影できるようになります。
スピーカー:左右非対称
OPPO Find X9 Proはステレオスピーカー搭載です。
通話用と兼用のスピーカー穴があるタイプで、左右非対称です。
横持ちしたときは自動で音量が調整されるようですが、それでも物理的に左右対称なスピーカーに比べれば下部スピーカーの音がやや大きめです。
音質はそこまで良くなく低音の迫力などもあまりないため、ここはもう少しこだわって設計してもらいたかったです。
TFA98XXアンプ搭載でDACは非搭載です。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。
ポート:PPSでの急速充電に対応
OPPO Find X9 ProはIP69・IP68・IP66防水防塵のため、多少の水濡れは問題ありません。
80W急速充電対応で、50Wワイヤレス充電も可能です。
44W UFCSや55W PPSにも対応しているためサードパーティー製充電器でも急速充電できます。
ただしUFCSとPPS両方に対応した充電器の場合、UFCSが優先されてしまうので注意が必要です。
USB 3.2 Gen 1ポートで高速なデータ転送ができ、DisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応しています。
対応バンドは
- 2G GSM: 850/900/1800MHz
- 3G WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
- 4G LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/66
- 4G LTE TDD:34/38/39/40/41/42/43/48
- 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n34/n38/n39/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
下側にあるのはショートカットボタンで、翻訳やライト、カメラ起動などの決められたアクションを長押しで起こせます。
AndesGPTというAI機能をいくつか搭載しており、中国版でありながらも日本語での生成に対応しています。
AIライターだと選択した文字から要約を生成したり、AI翻訳でスムーズな翻訳をしたりできます。
「AndesGPTを活用した機能」の中にある機能についてはモデルをダウンロードしておけばオフラインでも利用できますが、AIライターやAI翻訳はオンライン限定のようです。
Wi-Fi 7に対応し、リンク速度は2882Mbpsで接続できました。
6GHzはハード的には対応していますが中国版なので使えないよう制限されています。
性能:高性能かつ省電力
OPPO Find X9 ProはMediaTek Dimensity 9500を搭載しており、特にCPU性能が高く電力効率が良いため、ゲームも長く快適にプレイし続けられます。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1295・マルチコア6120、通常版でシングルコア3369・マルチコア10068でした。
大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testでは…途中で「電話の温度が高すぎる」と出て強制終了されてしまいました。
温度制御が強めなようです。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア13393でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.1ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、リード・ライト共にそこそこの速度でした。
おそらくはゲームアプリ等以外では性能を抑えているのではないかと思います。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード、すべての画質オプションを最高に設定、60FPS設定、ナド・クライで30分プレイしてScene 8で計測すると、平均60.3FPSで1FPSあたり73.47mWの消費電力でした。
かなり省電力で安定した動作をしており、CPUをメインで使うゲームは快適にプレイできます。
バッテリー温度は最大36.8℃程度まで上昇しました。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS設定・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均50.8FPSでした。
バッテリー温度は最大44.8℃まで上昇し、途中で30FPS程度に制限されてしまいました。
まだまだGPU性能の面ではSnapdragonに勝てないものの、多少設定を下げれば問題ないでしょう。
なお、原神や崩壊:スターレイルなど一部のゲームではフレーム補間やHDR、アップスケーリングを同時に有効化できるようになっています。
消費電力が増えるので外部クーラーは必須レベルなものの、120FPSかつ高解像度な表示でプレイできるのは素晴らしいです。
まとめ
- 高い性能と省電力を両立するMediaTek Dimensity 9500
- 原神・スタレなどでフレーム補間やアップスケーリングが可能
- 1000nitの明るいディスプレイ
- ワイヤレス充電対応7,500mAhバッテリー
- 55W PPSやバイパス充電に対応
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- IP69・IP68・IP66防水防塵
- 特に望遠カメラでAI加工が強い
- デフォルト8K撮影はほぼ機能せず
OPPO Find X9 Proはカメラ性能はもちろんのことゲーム性能も高く、バッテリーもかなり大容量でバイパス充電に対応しており、普段使いのかゆいところに手が届くスペックに仕上がっています。
ただ望遠カメラではシャープネスやAI加工が強くなってしまうため、200MP望遠に期待していた方にとっては不満が出てしまうと思います。
OPPO Find X9 Ultraで改善されることに期待です。
AliExpressでは11/11 17:00~11/20 16:59の期間中、プロモコードIFPI7W2Mを使うと115,912円で購入できます。
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