OnePlusの一部モデルに対し、アンチロールバックを含むアップデートが配信されている模様です。
非公式EDLが利用不可に
OnePlusの中国版ColorOSにおいて、特定のバージョンへアップデートすると「アンチロールバック(ARB)」機能が有効になるとの情報が出ています。
16.0.3.501などのアップデートを適用すると内部のeFuse(電子ヒューズ)が切断されてしまい、以前のバージョンに戻すことが物理的に制限されるようです。
この状態で古いバージョンのColorOSやOxygenOS、このアップデート以前に開発されたカスタムROMを書き込もうとすると、スマホが完全に起動しない状態になってしまいます。
さらに注意が必要なのは、従来であれば起動不能状態からの復旧に使えたEDLモード(9008モード)や専用の復旧ツールも、ヒューズが切断されている影響で機能しなくなる点です。
実際にマザーボードの交換が必要になったユーザー事例も報告されており、これまで通りの感覚でダウングレードを試みるのは避けるべきでしょう。
対象機種と今後の動向
OPPOがアンチロールバックという強硬手段に出たのは、認証を回避する非公式のEDLツールが公開されていることが原因です。
かつてBootloader UnlockやカスタムROMに寛容だったOnePlusは今やOPPO製品をリネームして売るためのサブブランドに堕ちており、カスタムROM開発に水を差すことよりも非公式ツールにより修理案件を得られなくなることを恐れてこのような手段に出たのでしょう。
realmeを吸収した際はOPPO店舗のアフターサービスを受けられるようになったことを大々的にアピールするなど今のOPPOはサービス面で他社と差別化しようとしており、サービスセンターの雇用を維持するにあたって無料の非公式ツールは「商売敵」になってしまいます。
なお、ダウングレード自体は許容する方針らしく、従来ベータ版から正式版に戻すために用意されていたダウングレードパッケージはサーバー側で新しくパッチ済みの中身に差し替えられ、16.0.3.5xx系からでもダウングレードできるようになったそうです。
今回対策されたと報告されているのは、主にSnapdragon 8 Elite以降を搭載しているOnePlus 13などの新しめのモデルです。
このセキュリティポリシーの変更はおそらく今後OnePlus 12などの旧モデルにも適用されると思われます。
ROM焼き勢は注意を
カスタムROMの導入や、中国版ROMからグローバル版ROMへの書き換えをしようとしている人はアップデートに要注意です。
もし手元の端末にバージョン16.0.3.5xx以降のアップデート通知が来ても、無料EDLツール等を使いたい場合は適用を見送るほうが良いでしょう。
また、既にアップデートしてしまった場合は絶対にダウングレードや古いツールの使用をしないでください。
ダウングレードパッケージは差し替えが進んでいる最中のため、差し替え済みなのかはっきり判別できるようになってから使うべきです。
アップデート後のファームウェアをベースとしたカスタムROM等であれば問題ないはずですが、ベースのバージョンが一致するかよく確認しないと文鎮化してしまいます。



