HONOR MagicPad 3 Proレビュー:13.3インチで8 Elite Gen 5搭載、世界最強の軽量タブレット

HONOR MagicPad 3 Pro

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超高性能で軽めなハイエンドタブレット

HONOR MagicPad 3 ProはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したハイエンドAndroidタブレットです。

13.3インチという大型ディスプレイに12,450mAh容量のバッテリーを搭載しつつ、重さは595gと軽めです。

中国版でありつつもXiaomiなどと違って日本語にしっかり翻訳されていますし、Google Playストアもインストールすれば問題なく使えます。

このレビューは12GB+256GB版・10.0.0.110(C00E100R101P1)で行っています。

AliExpressでは11/20 16:59までプロモコードIFPI7W2Mを使うと90,304円で購入できます。

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  • 現時点で唯一のSnapdragon 8 Elite Gen 5タブレット
  • 165Hz対応の13.3インチディスプレイ
  • 実測717nitの明るめ画面
  • バイパス給電対応12,450mAhバッテリー
  • IMAX Enhanced・DTS:X対応オクタスピーカー
  • USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
  • 日本語・Google Playサービス対応
  • タッチ遅延の改善は未実装
HONOR MagicPad 3 Pro (YLP-W00)
OS Android 16
RAM 12GB / 16GB LPDDR5X
ストレージ 256GB / 512GB UFS 4.1
SoC Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ 13.3インチ
3200 x 2136
(アスペクト比 3:2)
165Hzリフレッシュレート
LCD
サイズ 293.88 × 201.38 × 5.79mm
重さ 595g
リアカメラ 13MP (メイン)
+ 2MP (マクロ)
フロントカメラ 9MP
バッテリー 12450mAh
USB端子 USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)

HONOR MagicPad 3 Pro

充電器が付属しており、100V地域では40Wまでに制限されるタイプです。

保護フィルムは貼り付けられていません。

充電器

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ディスプレイ:綺麗な165Hz画面

HONOR MagicPad 3 Proは13.3インチ3200 x 2136解像度のLCDディスプレイを搭載しています。

HONOR MagicPad 3 Pro

明るさを最大にしてHDR動画を全画面で再生した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大717nitに達しました。

LCDでありつつも明るめです。

明るさ

nitとは?

明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。

屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。

ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。

アスペクト比 3:2のディスプレイで、マンガの見開き表示をした際の余白は小さめです。

マンガ

動画では上下に黒帯が出ます。

動画

AIによる明るさやコントラスト強化をする「スーパーダイナミックディスプレイ」や鮮明度や色を強化する「ビビッドディスプレイ」機能が用意されており、YouTubeアプリでも動作します。

動画

その他豊富なブルーライトカットやドライアイ軽減などの目に優しい表示ができる機能があり、長時間使っても疲れにくいよう配慮されています。

目に優しい表示

リフレッシュレートは最大165Hz対応です。

リフレッシュレート

内部的には90Hzや144Hzにも対応しているようです。

ディスプレイ

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均250Hz程度でした。

タッチサンプリングレート

タッチサンプリングレートとは?

画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。

この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。

ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。

目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計51.5msでした。

タッチ感度向上を謳うQ-Syncが商品情報に載っていましたがQ-SyncはOTAで提供されるもので、まだ実装されていないようです。

WALT

タッチ遅延とは?

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。

この数値が小さいほど、素早く反応するということです。

ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。

Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。

DRM

背面:独特な質感

背面は金属ですが少しざらっとしたレザーのような加工がされており、指紋汚れなどが付きにくいです。

背面

重さは603.9gです。

同じ13インチクラスでSnapdragon 8 Elite・12,140mAhバッテリー搭載のOnePlus Pad 3が重さ684.8gなので、スリムなこともあってかなり軽く感じます。

重さ

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スピーカー:低音が強め

HONOR MagicPad 3 Proは8基のスピーカーを搭載しており、左右対称です。

音量がしっかり出ておりベースなどの低音が強めで、迫力あるサウンドで動画やゲームなどを楽しめます。

高音部分はやや控えめな印象ですが、十分クリアです。

HONOR MagicPad 3 Pro

Honor Sound空間オーディオとステレオオーディオを設定で選べます。

ステレオオーディオだとIMAX Enhanced・DTS:X対応のようです。

サウンド

Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。

LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。

Bluetooth

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ポート:66W充電や映像出力対応

HONOR MagicPad 3 Proは66Wでの急速充電に対応した12,450mAh容量のバッテリーを搭載しています。

USB 3.2 Gen 2対応のためDisplayPort Alt Modeでのモニターへの映像出力も可能で、PC連携機能も用意されています。

HONOR MagicPad 3 Pro

「スマートバッテリー容量」をオンにすれば、100%まで充電せず手前までの充電にすることでバッテリー寿命を延ばせます。

バッテリー

充電の最適化・ダイレクト給電 (バイパス給電) にも対応し、バッテリーの発熱や負荷を抑えつつ長時間のゲームプレイが可能です。

バイパス充電

Wi-Fi 7に対応し、リンク速度2882Mbpsで接続できました。

残念ながら中国版なので6GHzには非対応です。

Wi-Fi

加速度センサーやジャイロスコープを搭載している一方、近接や磁気センサーは非搭載です。

センサー

電源ボタンや音量ボタンは正面左上のあたりにあります。

ボタン指紋認証センサーは搭載しておらず、顔認証のみが利用できます。

顔認証

性能:省電力で30分平均60FPSプレイを

HONOR MagicPad 3 Proは2025年のタブレットとして唯一Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しており、世界最高峰の性能を発揮してくれます。

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1310・マルチコア5176、通常版でシングルコア3646・マルチコア10508でした。

大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。

CPU

パッケージ名偽装の必要性

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。

通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。

メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。

そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。

こちらの記事で詳しく解説しています。

Geekbenchのスコアとは?

背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。

シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。

ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア7605→6286でした。

前述の通りパッケージ名判定で普段はパフォーマンスを抑えているはずですが、それでもSnapdragon 8 Eliteを突き放すGPU性能が出ています。

しかも安定度は82.7%とかなり高く、バッテリー温度は42℃までの上昇です。

3DMark

3DMarkのスコアとは?

Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。

スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。

あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。

Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア12511でした。

PCMark

PCMarkのスコアとは?

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。

8000以上あれば十分です。

UFS 4.1ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。

読み込みより書き込み性能を重視しているようで、リードはそこそこの速度な一方でシーケンシャル・ランダムライトはトップクラスの速度です。

CPDT

ストレージ性能とは?

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。

ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。

CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード、すべての画質オプションを最高に設定、60FPS設定、ナド・クライで30分プレイしてScene 8で計測すると、平均60FPSで1FPSあたり97mWの消費電力でした。

バッテリー温度は最大34℃程度までの上昇でした。

低発熱で電力効率も良く、余裕があります。

原神

電力効率と平均FPSとは?

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。

電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。

ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。

 

平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。

(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)

GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均59.9FPSでした。

バッテリー温度は39℃までの上昇でした。

原神に比べるとさすがに消費電力が少し高めなものの、高解像度な状態でほぼ60FPS貼り付きを維持できるとは驚異的です。

崩壊:スターレイル

ゲームモードでは映像表示を変更して見やすくしたり、ダイレクト給電を有効化したりできます。

ゲームモード

フレームレートを安定化してくれる機能もあり、消費電力は少し増えるもののさらに滑らかなゲームプレイが可能です。

フレーム

タッチ感度についてはタッチサンプリングレートやスワイプ感度などの調整が可能です。

タッチ

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中国版でも日本語にしっかり対応

HONOR MagicPad 3 Proは中国版でありつつも日本語にしっかりと翻訳されており、日本語フォントも違和感なく使えます。

ADBコマンドなども使う必要は一切なく、セットアップ時に日本語を選べます。

日本語

設定のユーザーとアカウントからGoogle Play開発者サービスを有効化でき、PlayストアのAPKをダウンロードしてきてインストールすれば使えます。

HUAWEIと違って好きなアプリを使えるのは良いですね。

Play

Playプロテクト認定されているため、アプリ利用に制限が掛かることもありません。

Playプロテクト認定

大画面でアプリが使いやすいようタスクバーでのアプリ切り替えや、アプリの表示の向きを強制的に変えたり2つに分割して表示したりする機能が用意されています。

大画面

まとめ

  • 現時点で唯一のSnapdragon 8 Elite Gen 5タブレット
  • 165Hz対応の13.3インチディスプレイ
  • 実測717nitの明るめ画面
  • バイパス給電対応12,450mAhバッテリー
  • IMAX Enhanced・DTS:X対応オクタスピーカー
  • USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
  • 日本語・Google Playサービス対応
  • タッチ遅延の改善は未実装

Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したタブレットであるだけあって、30分平均FPSが原神でも崩壊:スターレイルでもほぼ60FPS貼り付きというかなりの高いパフォーマンスを出してくれます。

ディスプレイがLCDなところは少し残念なものの、それでもOLEDに負けじと明るいディスプレイになっていますし、165Hzリフレッシュレートにも対応しています。

タッチ遅延改善のQ-Syncが実装されればタッチ感度が重要なFPSや音ゲーがより快適になり、他社ゲーミングタブレットを突き放す高コスパな高性能タブレットとなると思います。

 

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