OnePlus Pad 3をいただきました。
高性能で大画面なタブレット
OnePlus Pad 3はSnapdragon 8 Elite・LPDDR5Xメモリ (16GB版のみ上位版のLPDDR5T)・UFS 4.0ストレージを搭載したハイエンドAndroidタブレットです。
13.2インチ3392*2400解像度という大きなディスプレイを搭載し、アスペクト比が7:5のためマンガなどの見開き表示やドキュメント閲覧などに向いています。
OxygenOS搭載スマホを持っていればモバイルデータ通信やGPS位置情報をOnePlus Pad 3へと共有できるため、消費電力を抑えつつセルラー版であるかのような使い方もできます。
このレビューは12GB+256GB版・OPD2415_15.0.1.306(EX01)で行っています。
- 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Elite
- 13.2インチの巨大ディスプレイ
- OxygenOSスマホ連携で位置情報も使える
- 大容量12,140mAhバッテリー
- 8基のスピーカー搭載
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- ゲームモード非搭載など未完成部分あり
- 音量を上げると背面が振動する
| OnePlus Pad 3 | |
|---|---|
| OS | Android 15 |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB UFS 4.0 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite |
| ディスプレイ | 13.2インチ 3392 x 2400 アスペクト比 7:5 144Hzリフレッシュレート LCD |
| サイズ | 289.61 × 209.66 × 5.97mm |
| 重さ | 675g (実測684.8g) |
| SIM | — |
| リアカメラ | 13MP |
| フロントカメラ | 8MP |
| バッテリー | 12,140mAh |
| USB端子 | USB Type-C (USB 3.2 Gen 1) |
付属品は説明書だけで、充電器は付属していないので充電器が必要な場合は別途購入しないといけません。
PPS対応のサードパーティ製充電器でも急速充電できます。
また、保護フィルムは貼られていません。
ディスプレイ:大きく見やすい
OnePlus Pad 3は13.2インチ3392*2400解像度のディスプレイを搭載しています。
かなり大きめでベゼルも細く、大画面で映像やゲームを楽しみたい方にぴったりです。
アスペクト比は白銀比と呼ばれる7:5であるため、マンガなどではほぼ余白なしにみっちり表示できます。
ウェブサイトやスプレッドシートなども広い範囲を一度に表示でき、作業が捗ります。
中国版ではアプリ毎にアスペクト比を変更する機能があるのですが、グローバル版ではまだ実装されていないようです。
動画では黒帯が少し大きめに出ます。
動画再生時のカクツキなどは一切ありませんでした。
明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大426nitに達しました。
屋内で使うには十分な明るさです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは144Hz対応です。
アプリ個別に設定できるようになっていて、90Hz・120Hz・144Hzから選べます。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均290Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計41.9msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
Bootloader Unlock後はこちらの方法を使えばWidevine L1のまま使えるようになります。
なお、グローバル版テーマストアをインストールすることでMcMejiroなどの日本語フォントに変更できます。
背面:メタリック
背面はマット加工されており、指紋汚れなどが拭き取りやすいです。
カメラが出っ張っているので、机に置いた際は少しガタガタします。
重さは684.8gです。
スピーカー:8基で空間オーディオも
OnePlus Pad 3は8基のスピーカーを搭載しています。
低音やボーカルなどが強めで、高音はやや控えめなように感じます。
音量は十分大きく、5段階ほどから上げていくと背面が振動してしまいます。
ORealityという独自のサウンド効果にのみ対応し、Holo Audioと呼ばれる空間オーディオに対応しています。
ダイナミックサウンドスケープをオンにすれば、ボーカルと楽器を分離してステレオ感を高めてくれます。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。
ポート:80W充電対応
OnePlus Pad 3は12,140mAhという大容量バッテリーを搭載し、80W急速充電対応です。
USB 3.2 Gen 1ポートで高速なデータ転送ができ、DisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応しています。
バイパス給電には残念ながら対応しておらず、80%で充電を止めるオプションはあります。
【追記】アップデートでバイパス給電が使えるようになりました!2025/07/15現在はEU版ROMを焼かないといけませんが、グローバル版にもすぐ来ると思います。
OnePlus Pad 3自体はWi-Fi専用タブレットですが、「通信の共有」というOnePlusスマホ連携機能を使えば、なんとモバイルデータ通信や位置情報をOnePlus Pad 3上で使えるようになります。
ColorOS搭載スマホとの連携ではモバイルデータ通信の共有のみが可能で、OxygenOS搭載スマホであれば通話や位置情報の共有が可能となります。
テザリングとは異なり最適化されているため、消費電力を30%削減できるそうです。
通信の共有をしているときは本当にOnePlus Pad 3自身が通信しているかのような状態になるため、位置情報ゲームなどでGPS非対応だと扱われて弾かれることはありません。
Wi-Fi 7・6GHzに対応しており、リンク速度2882Mbpsで接続できました。
磁気センサーやジャイロスコープなどのセンサーを搭載しています。
指紋認証センサーは非搭載のため、ロック解除に使える生体認証は顔認証だけです。
性能:高い安定度で滑らかな動作
OnePlus Pad 3はSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、本体サイズが大きいこともあって放熱がうまく、高いパフォーマンスが長続きします。
何故かゲームモードは非搭載となっているものの、PlayストアからOnePlus Gamesをインストールすることで使えるようになります。なぜ非搭載にしたのでしょう…。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1631・マルチコア4792、通常版でシングルコア3027・マルチコア8862でした。
大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア6620→4985でした。
安定度が高く、バッテリー温度は39℃までの上昇で低めに抑えられています。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア13186でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、リード・ライト共に上位クラスの速度でした。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・最高画質・60FPS設定・ナタ (スキルを使って戦闘しつつ道なりに移動) で30分プレイしてScene 8で計測すると、平均59.9FPSで1FPSあたり114.02mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大35.7℃程度までの上昇です。
高解像度であるにもかかわらず消費電力は低めで低発熱ですし、フレームレートも安定していて素晴らしいです。
残念ながら中国版とは異なり、グローバル版にはフレーム補間やアップスケーリングの機能はありません。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均59.5FPSでした。
バッテリー温度は最大38.4℃で原神よりも発熱しており消費電力も大きいですが、スマホで同じことをすると40℃以上になってフレームレートが安定しなくなってしまうことが多いですし、OnePlus Pad 3のパフォーマンスを長続きさせる能力はかなり優秀と言えます。
まとめ
- 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Elite
- 13.2インチの巨大ディスプレイ
- OxygenOSスマホ連携で位置情報も使える
- 大容量12,140mAhバッテリー
- 8基のスピーカー搭載
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- ゲームモード非搭載など未完成部分あり
- 音量を上げると背面が振動する
OnePlus Pad 3は高いパフォーマンスに綺麗な大型ディスプレイ、大容量バッテリーに空間オーディオも楽しめる8基のスピーカー搭載と、満足度の高いタブレットです。
OxygenOS搭載スマホを持っていればモバイルデータ通信や位置情報も共有できるため、屋外でナビ用途などで使うこともできます。



























