REDMAGIC Astraゲーミングタブレット レビュー:9インチOLEDで8 Eliteの高性能小型ゲーミングタブ

REDMAGIC Astra

REDMAGIC Astraゲーミングタブレットを貸し出していただいたのでレビューします。

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小型タブレット初のOLEDディスプレイ

REDMAGIC AstraゲーミングタブレットはSnapdragon 8 Eliteを搭載した小型タブレットです。

これまでの小型タブレットはLCDディスプレイのものばかりでしたが、REDMAGIC Astraはなんと9.06インチ2400 x 1504解像度のOLEDを採用。

色の表現や輝度も改善され、背面もほぼフラットなので机に置いたときにガタガタしません。

全体的にLenovo Legion Y700 Gen 4を上回るスペックになっており、今年の小型タブレットではナンバーワンとなりそうです。

このレビューは12GB+256GB版・REDMAGICOS10.5.7MR1_NP05J_GBで行っています。

REDMAGIC

  • 高い性能のSnapdragon 8 Elite
  • 鮮やかなOLEDディスプレイ
  • 背面もほぼフラットでガタつき無し
  • バイパス給電対応8,200mAhバッテリー
  • USB 3.2 Gen 2ポートで映像出力対応
  • IP54防水防塵
  • 消費電力はやや大きめ
  • スピーカーはあまり迫力が無い
REDMAGIC Astraゲーミングタブレット Lenovo Legion Y700 Gen 4 (TB-322FC)
OS Android 15 Android 15
RAM 12GB / 16GB / 24GB LPDDR5T 12GB / 16GB LPDDR5X Ultra
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 Pro 256GB / 512GB UFS 4.1
SoC Snapdragon 8 Elite Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ 9.06インチ
2400 x 1504
アスペクト比 16:10
165Hzリフレッシュレート
OLED
8.8インチ
3040 x 1904
アスペクト比 16:10.02
165Hzリフレッシュレート
LCD
サイズ 207 x 134.2 x 6.9mm 207.58 x 128.5 x 6.99mm
実測369.8g 実測346.7g
リアカメラ 13MP 50MP
フロントカメラ 9MP 8MP
バッテリー 8,200mAh 7,600mAh
USB端子 USB Type-C (USB 3.2 Gen 2) USB Type-C (USB 3.2 Gen 2 + USB 2.0)

REDMAGIC Astra

充電ケーブルとステッカーが付属しています。

保護フィルムは貼り付けられていません。

付属品

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ディスプレイ:綺麗な165Hz OLED画面

REDMAGIC Astraは9.06インチ2400 x 1504解像度のOLEDディスプレイを搭載しています。

…君なんかレンダリング画像と違わない?と感じますが実際にベゼル幅を測ると4.9mmなので、ちゃんと細くはなっています。

ディスプレイ

色鮮やかで発色がよく、LCDのタブレットよりも綺麗な表示で映像やゲームを楽しめます。

ディスプレイ

配列はShift BRBG (Shift S-Stripe RGB)に近いタイプです。

GalaxyタブレットやNintendo Switch(有機ELモデル)などで同じような配列が使われています。

中国版であるREDMAGIC Gaming Tablet 3 Proでは当初は「Real RGB配列」などと宣伝されていましたが、現在は投稿が削除されています。

配列

明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大988nitに達しました。

日中の屋外でも十分見やすいです。

明るさ

nitとは?

明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。

屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。

ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。

リフレッシュレートは165Hz対応です。

120Hzや144Hzにも対応していますが、ディスプレイ設定では選択できません。

リフレッシュレート

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均240Hz程度でした。

タッチサンプリングレート

タッチサンプリングレートとは?

画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。

この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。

ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。

目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計36.1msでした。

WALT

タッチ遅延とは?

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。

この数値が小さいほど、素早く反応するということです。

ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。

Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。

DRMダブルタップで画面オンオフや3本指で画面分割やスクリーンショットといったジェスチャー操作に対応しています。

3本指のジェスチャーはマルチタッチと干渉する場合があるので、ブラックリストでゲーム時は無効化しておいたほうが良いです。

ジェスチャー

背面:フラットでガタつかず

背面はマット加工されており、指紋汚れなどが目立ちにくいです。

カメラがある部分はガラスになっており、Snapdragonロゴなどが書かれています。

背面

ガラスが傷つきにくいようフラッシュライトの部分だけ若干出っ張っていますが、それ以外はフラットなため机に置いたときにガタガタしません。

出っ張り

フラッシュライトの隣には放熱ファンがあり、ゲーム中や充電中にオンになり効率的に放熱してくれます。

放熱ファン

重さは369.8gです。

Lenovo Legion Y700 Gen 4が実測346.7gなので比べると重たいものの、REDMAGIC Astraのほうがバッテリー容量が大きく冷却ファンも搭載しているので23.1gの差は許容範囲だと思います。

重さ

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スピーカー:左右対称

REDMAGIC Astraはステレオスピーカー搭載で、左右対称です。

音量は十分なものの中低音・ボーカルだけが目立ち、ベースなどの重低音やハイハットなどの高音が聞こえにくいためあまり迫力がありません。

スピーカー

DTS音が利用できるので、音楽モードにして低音を上げるようにすると少しはマシになります。

DTS音

Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。

LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。

Bluetoothオーディオレイテンシーは32.2msで、DTS音をオフにしても変わりませんでした。

WALT

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Lenovo Legion Y700 2025、セール中!8 Gen 3搭載で165Hz対応の8.8インチゲーミングタブレット – AndroPlus
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ポート:上寄りで邪魔になりにくい

REDMAGIC AstraはIP54防水防塵のため、少し水に濡れてしまっても問題なく動作します。

USB 3.2 Gen 2対応のUSB Type-Cポートは中央ではなく少し上寄りに配置されており、横持ちしたときに充電しても邪魔になりにくいです。

ただしタブレットを挟み込んで使うタイプのコントローラーは装着しにくくなってしまいます。

DisplayPort Alt Modeでのモニターへの映像出力も可能で、ゲームをより大画面で楽しめます。

ポート

80W急速充電対応で、80%で充電を止めるオプションや急速充電を使わないオプションも用意されています。

充電分離 (バイパス給電) にも対応し、バッテリーの発熱や負荷を抑えつつ長時間のゲームプレイが可能です。

充電

Wi-Fi 7・6GHzに対応し、リンク速度5187Mbpsで接続できました。

Wi-Fi

電源ボタンや音量ボタンは正面左上のあたりにあり、電源ボタンは指紋認証センサーも内蔵しています。

赤いスイッチはゲームモードを起動するためのもので、設定で他の機能にも切り替えられます。

ボタン

性能:ゲーム時はやや消費電力大きめ

REDMAGIC AstraはSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、放熱ファンがあることもあって小型タブレットの中でも最高峰の性能を発揮してくれます。

また、原神や崩壊:スターレイルなどではフレーム補間も可能です。

 

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア899・マルチコア5022、通常版でシングルコア2629・マルチコア8048でした。

大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。

CPU

パッケージ名偽装の必要性

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。

通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。

メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。

そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。

こちらの記事で詳しく解説しています。

Geekbenchのスコアとは?

背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。

シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。

ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア5970→3475でした。

ゲーム時以外では消費電力を抑えようとする調整になっています。

3DMark

3DMarkのスコアとは?

Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。

スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。

あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。

Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア15203でした。

PCMark

PCMarkのスコアとは?

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。

8000以上あれば十分です。

UFS 4.1 Proストレージ、LPDDR5Tメモリを搭載しています。

CPDTどうにもシーケンシャルとメモリコピーが遅かったためCPDT Benchmarkをゲームアプリとして設定して計測したところ、大幅に読み書き速度が変わりました。

ゲーム時のみ消費電力を気にせず本気を出すようにしているようです。

CPDT

ストレージ性能とは?

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。

ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。

CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・最高画質・60FPS設定・ナタ (スキルを使って戦闘しつつ道なりに移動) で30分プレイしてScene 8で計測すると、平均59.7FPSで1FPSあたり117.25mWの消費電力でした。

バッテリー温度は最大37.9℃程度まで上昇しました。

Lenovo Legion Y700 Gen 4だと平均59.9FPSで1FPSあたり146.08mWの消費電力、バッテリー温度43.1℃だったので、それに比べると低発熱で電力効率もマシです。

おそらくはチューニング以外に画面解像度がY700 Gen 4よりやや低めなことも影響していると思います。

原神

電力効率と平均FPSとは?

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。

電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。

ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。

 

平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。

(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)

原神ではフレーム補間やアップスケーリングが可能です。

フレーム補間については原神以外にも崩壊:スターレイルやゼンレスゾーンゼロ、Call of Duty: Mobile、PUBG Mobileなどでも使えます。

原神

GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均57.1FPSでした。

バッテリー温度は46.3℃までの上昇で消費電力は9Wとやや大きめです。

Lenovo Legion Y700 Gen 4と比べると発熱や消費電力は抑えつつ平均FPSは高めに維持できています。

HSR

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まとめ

  • 高い性能のSnapdragon 8 Elite
  • 鮮やかなOLEDディスプレイ
  • 背面もほぼフラットでガタつき無し
  • バイパス給電対応8,200mAhバッテリー
  • USB 3.2 Gen 2ポートで映像出力対応
  • IP54防水防塵
  • 消費電力はやや大きめ
  • スピーカーはあまり迫力が無い

REDMAGIC Astraは両面フラットで9.06インチOLEDディスプレイを搭載し、小型タブレットの中でも最高レベルのスペックを持っています。

Snapdragon 8 Eliteのフルパワーを出せる放熱機構に加え、フレーム補間やアップスケーリングができるグラフィックチップも搭載しており、バイパス給電に対応することで長時間のゲームプレイも可能となっています。

中国版ではなく国内でグローバル版が買えるというのもあって、小型タブレットの中では一番使いやすいと思います。

REDMAGIC Astraゲーミングタブレットは12GB + 256GB版が87,800円~で購入でき、日本でも最上位モデルの24GB +1TB版が149,800円で販売されます。

公式サイトではクーポンRMadrを使うと3,000円オフになります。

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