REDMAGIC 10 Proを貸し出していただきました。
フレーム補間が可能に
REDMAGIC 10 ProはSnapdragon 8 Eliteを搭載したゲーミングスマホです。
Red Core R3チップを搭載したことにより、原神や崩壊:スターレイル、COD Mobileといった人気ゲームでGPUフレーム補間やアップスケーリングが可能となっています。
前モデルと同様のサイズ感でありながらも7,050mAhという大容量バッテリーを搭載し、最大100Wでの急速充電に対応しています。
画面下カメラはさらに目立たなくなり画面占有率95.3%のフルスクリーンスマホとなっており、背面もほぼフラットで机に置いたときのガタつきがありません。
バイパス充電やショルダートリガー、冷却ファンなどゲームに役立つ機能が揃った、妥協のない最強ゲーミングスマホです。
このレビューは12GB+256GB版・RedMagicOS10.0.13_NX789Jで行っています。
- 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Elite
- 原神などフレーム補間で120FPSプレイ可能
- 画面下カメラでノッチやエッジのない全画面スマホ
- 背面もほぼフラットでガタつかない
- 冷却ファンやショルダートリガー搭載
- バイパス充電対応の7,050mAhバッテリー
- USB 3.2 Gen 2ポートで1080p@120Hz映像出力対応
- イヤホンジャックあり
- 日本版はおサイフケータイに対応
- スペックを考えると妥当だが重い
- 日本語訳はまだ微妙な点あり
- タスクキルがやや強め
REDMAGIC 10 Pro | |
---|---|
OS | Android 15 |
RAM | 12GB / 16GB / 24GB LPDDR5X Ultra |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 Pro |
SoC | Snapdragon 8 Elite |
ディスプレイ | 6.853インチ 2688 x 1216 アスペクト比 20:9 144Hzリフレッシュレート AMOLED |
サイズ | 163.42 × 76.14 × 8.9mm |
重さ | 229g |
SIM | nano SIM + nano SIM |
リアカメラ | 50MP (OIS / OMNIVISION OV50E) + 50MP (超広角 OMNIVISION OV50D) + 2MP (マクロ OMNIVISION OV02F) |
フロントカメラ | 16MP (OMNIVISION OV16A) |
バッテリー | 7,050mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 3.2 Gen 2) |
バンド | 3G: UMTS B1/2/4/5/6/8/19 4G: FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/28B/66 TDD-LTE B34/B38/39/40/41/42 5G: NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/71 NSA ENDC n1/7/28/38/40/41/71/77/78 LTE CA B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/39/40/41/66/B42(JP) Uplink CA_39C, CA_40C, CA_41C, CA_3C, CA_7C, CA_38C NR CA n1/3/8/20/28/40/41/71/77/78 |
目次
説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。
相変わらず保護ケースは側面の防御力がゼロなので、側面も保護したければ別で買うしかありません。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
充電器は80W急速充電できるタイプです。
REDMAGIC 10 Pro自体は100Wに対応しているので、最大値を出そうとすると別売りのPPS 100W対応充電器を用意する必要があります。
独自規格ではなくPPS対応充電器で急速充電できるため、充電器の選択肢が多いのがありがたいです。
充電したときに「NEOCHARGE」と出たら65W未満、「MAXCHARGE」と出たら65W以上で充電できていることになるそうです。
UGREEN Nexode X 160Wでは単ポート使用時でMAXCHARGEと表示され、PPS 94Wが選択されておりバッテリー残量70%以上の状態で60W充電されていました。
ディスプレイ:完全なるフラット
REDMAGIC 10 Proは6.853インチ2688 x 1216解像度のディスプレイを搭載しています。
フラットで角丸が最小限に抑えられており、画面下カメラを採用することでノッチやパンチホールのない完全なフルスクリーンスマホに仕上がっています。
画面下カメラは前モデルよりもさらに目立ちにくくなり、室内で明るさを最大にした程度ではもう存在に気がつかないほどです。
低輝度の真っ黒・グレーの画面だったり明るさ最大の状態で凝視したりすればうっすら見える (HTMLで再現してみるとこんな感じ) のですが、普通にしていれば全く気になりません。
低輝度時に画面が緑色になるようなこともありませんでした。
インカメラの画質は改善されており、前モデルだと全体的に白っぽかったのがREDMAGIC 10 Proでは普通の機種の色合いとさほど変わらないレベルになっています。
ディテールが微妙でぼやけやすいものの、ゲーミングスマホとしては十分だと思います。
配列はダイヤモンドピクセルです。
インカメラの部分はピクセルが円形で、密度が他の部分とあまり大きく変わらないことが目立ちにくさの一つの要因となっています。
明るさ自動調整オンでの全白画像表示時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1084nitに達しました。
日光モード (高輝度モード) 時はインカメラの部分に太陽マークが出てきます。
日中の屋外でも見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは144Hz対応です。
120Hzや90Hzも選べるので、滑らかな表示にしつつバッテリー消費を抑えられます。
タッチサンプリングレートをゲームモードにてTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均920Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら大きめで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計33.5msでした。
画面描画を抜きにすれば4.4msとかなりの小ささです。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
ノッチやパンチホールがないおかげで、映像の邪魔をするものがないので映画にも没入しやすいです。
背面:ほぼフラットでガタつきなし
背面はつるっとしていて、指紋汚れなどが付きにくいです。
カメラの出っ張りがなく、フラッシュライトがほんの少し出ている程度なので、机の上に置いたときにガタガタしません。
音ゲーなどをプレイする際には置いて使う方も多いでしょうし、安定したプレイをしたい場合にぴったりです。
背面の放熱ファンとREDMAGICロゴの部分はゲーミングスマホらしく光ります。
日本版ではグローバル版と異なりFeliCa・おサイフケータイが搭載されているため、ゲーム以外でも最強に近づきます。
放熱ファンを内蔵しているため、ボディ内部の熱を効率的に外に逃がしてくれます。
ファンはゲーム起動時や充電時などに自動で有効化できます。
重さは231.5gです。
7,050mAhバッテリーで放熱ファンなどを搭載してこの重さになるのは仕方ないですが、やはり重たいものは重たいです。
REDMAGIC 10 Proでスペック的にはゲーミングスマホの完成形になった感があるので、次はバッテリー密度向上などでの軽量化も極めていってもらいたいですね。
カメラ:割と綺麗に撮れる
REDMAGIC 10 Proは
- 50MP (OIS / OMNIVISION OV50E)
- 50MP (超広角 OMNIVISION OV50D)
- 2MP (マクロ OMNIVISION OV02F)
というトリプルカメラ構成です。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
若干彩度が低めな気がしますが、十分綺麗に撮影できます。
夜景についても真っ暗な場所で肉眼よりも少し明るめに撮影できています。
ズーム性能は高くなくディテールも潰れやすいですがカメラ重視のスマホではないですし、十分だと思います。
スピーカー:イヤホンジャックで有線も
REDMAGIC 10 Proはステレオスピーカー搭載です。
上部にスピーカー穴があるタイプで、左右非対称です。
上部にはイヤホンジャックもあるため、有線イヤホンを変換アダプターなしに使えます。
スピーカーの音質は低音が弱めでベースやドラムが少し聞こえにくく、ボーカルや高音のほうが強めでした。
イヤホンジャックのオーディオレイテンシーは23.1msでした。
DTSのサウンドエフェクトが利用でき、スピーカー時でもオフにできます。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDACに対応していました。
aptX Adaptiveのモードの一つであるSnapdragon Sound・aptX Losslessにも対応しています。
開発者向けオプションにLE Audio関係の設定があり、水月雨 Robin’s EarphonesのようなLC3対応イヤホンを接続できました。
ただ、まだまだLC3は不安定なようで定位感が悪く左寄りになったりノイズ音が鳴ったりしていました。
ポート:100W充電や120Hz映像出力対応
USB Type-Cポートは100W急速充電に対応しています。
バッテリーは7,050mAhとかなり大容量なのですが、バッテリーの最適化ですべて許可してアプリをロックした状態でもアプリが強制終了されることがよくあります。
ストレージ速度が速いのでアプリを再起動してもタイムロスが少ないとはいえ、バッテリー持ち最優先ではなくメモリに残したいアプリは残せるようにしてもらいたいです。
充電分離 (バイパス充電) に対応しているため、バッテリーを充電せずに電力供給ができます。
残量が80%以降になったら充電分離にする、というような設定ができるのでバッテリーの負荷と発熱を抑えて長時間ゲームをプレイできます。
USB 3.2 Gen 2ポートで高速なデータ転送ができ、DisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応しています。
1080p@120Hzでの出力が可能なため、高フレームレートなモニターがあれば大画面かつ滑らかな表示で楽しめます。
対応バンドは
- 3G: UMTS B1/2/4/5/6/8/19
- 4G: FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/28B/66
- TDD-LTE B34/B38/39/40/41/42
- 5G: NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/71
- NSA ENDC n1/7/28/38/40/41/71/77/78
- LTE CA B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/39/40/41/66/B42
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。
RedMagic翻訳というリアルタイムの翻訳機能も搭載されています。
中国語から日本語への翻訳は無料で使えるそうなので、中国語音声ガイダンスで認証コードを聞かないといけない場合などに役立つかもしれません。
Wi-Fi 7・6GHzに対応しており、リンク速度は最大5187Mbpsになることを確認できました。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
左右にあるのはショルダートリガーで、それぞれタップなどの動作を割り当てられます。
画面を触ることなくアクションを起こせるので素早い操作ができますし、手で画面が覆われて見にくくなることもありません。
ショルダートリガー以外にも画像認識での自動操作が可能です。
画面の一部を別の場所に表示したり、アスペクト比を変更したりする機能も用意されています。
性能:重たいゲームも余裕
REDMAGIC 10 ProはSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、原神や崩壊:スターレイルといった重たいゲームも余裕でほぼ60FPSを維持できます。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1761・マルチコア10030、通常版でシングルコア3160・マルチコア9954でした。
特にシングルコアで大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア5888→3341でした。
普段使いのアプリではバッテリー消費を減らすため、若干性能を抑える調整になっているようです。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア13069でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.1 Proだというストレージと、LPDDR5X Ultraメモリを搭載しています。
ストレージは独⾃開発した性能最適化技術を組み合わせることで読み取り速度を36%向上させ、メモリは9600Mbpsで処理速度が13%向上し、消費電⼒を30%削減を実現したそうです。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、確かにリード・ライト共にトップクラスの速度でした。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をビヨンドモード・最高画質・60FPS設定・ナタ (ムアラニでスキルを使って道なりに移動) で30分プレイしてScene 8で計測すると、平均59.8FPSで1FPSあたり80.1mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大31℃程度まで上昇しました。
冬であることを考慮してもかなり発熱が低く、かなり安定したFPSでプレイできています。
REDMAGICではビヨンドモードを超える、CPU・GPUクロック最大固定のディアブロモードもあるため、外部クーラーを付ける場合はさらなる安定化を見込めます。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均59.9FPSでした。
消費電力が少し高めなものの、発熱は42℃まででフレームレートの安定度がかなり高いです。
原神、崩壊:スターレイル、崩壊3rd、COD Mobileの4タイトルではフレーム補間を利用できます。(対応タイトルは今後のアップデートで追加予定とのことです)
ビヨンドモードに設定し「優れた画質」メニューを開くと、フレーム補間を有効化できます。
原神では2K解像度へのアップスケーリングも可能です。
PixelWorksなどのフレーム補間技術と異なり、画面が白っぽくならず画面の大きな遷移があった際の遅延やカクツキもあまり感じませんでした。
ゲーム内設定を最高画質にして画質を「極めて高い」、フレームレートを「高いフレームレート」に設定し30分プレイすると、平均105FPSとかなりの滑らかさでプレイできました。
解像度が高くなっているというのにバッテリー温度は最大43℃で、外部スマホクーラーなしでもまだ使い続けられる範囲です。
HoYoverseのゲームは分割画面で起動して読み込みを終えた後に全画面にすると画面解像度と同じレンダリング解像度にできるため、崩壊:スターレイルで2688 x 1216解像度にして限界に挑んでみました。
2688 x 1216解像度かつフレーム補間オンで虚構叙事をプレイしてみたところ、平均112.7FPSで消費電力はなんと15.33Wにまで達しました。
負荷がかなり高いというのに90FPS以上を出せているのは凄いですが、5分で40℃まで上昇していますしさすがに長時間のプレイは難しそうです。
通常の解像度で120FPSフレーム補間にするだけであれば消費電力を抑えられて発熱もあまりありません。解像度もアップできるようになるにはまだ少しSoCの進化を待つ必要がありそうです。
外部クーラー装着を前提とすれば、CPU・GPUクロックを最大に固定するディアブロモードを使うことでより安定したプレイが可能となります。
さらに、ごにょごにょして120FPSの隠しオプションを有効化した状態とフレーム補間での120FPSでの比較もしてみました。
フレーム補間で120FPSを実現したほうが消費電力や発熱が小さく、平均FPSも安定しています。
ピーク時の動作の滑らかさはネイティブとフレーム補間であまり変わらないですし、安定して高いFPSを出せるフレーム補間のほうが体感の滑らかさは上です。
OS:ジェスチャーなど便利機能あり
REDMAGIC 10 Proにはダブルタップで画面オンオフはもちろん、画面分割やライトのオンオフなどのジェスチャーが用意されています。
ジェスチャーナビゲーション時にキーボードを上に上げる、というような細かい便利機能もあります。
…日本語翻訳がまだ微妙なところが結構あるものの、意味は伝わるのであまり問題は無いでしょう。
ホーム画面の左端ページでは残念ながらGoogle Discoverは表示できず、独自の「ボード」が表示されます。
Moraというキャラクターをホーム画面や充電画面などに置いておく機能もあり、4種類のモデルのうち3種類は日本語音声が流れます。
ゲームモードでは長時間プレイすると休憩するよう促してくる「デジタルウェルビーイング」というものも追加されています。
不要であればゲームスペースの設定でオフにしておきましょう。
まとめ
- 高い性能と省電力を両立するSnapdragon 8 Elite
- 原神などフレーム補間で120FPSプレイ可能
- 画面下カメラでノッチやエッジのない全画面スマホ
- 背面もほぼフラットでガタつかない
- 冷却ファンやショルダートリガー搭載
- バイパス充電対応の7,050mAhバッテリー
- USB 3.2 Gen 2ポートで1080p@120Hz映像出力対応
- イヤホンジャックあり
- 日本版はおサイフケータイに対応
- スペックを考えると妥当だが重い
- 日本語訳はまだ微妙な点あり
- タスクキルがやや強め
パンチホールがなく角丸も最小限でフラットディスプレイ、おまけに背面もほぼフラットでガタつきなしというゲームはもちろん動画再生にもぴったりなデザインです。
Snapdragon 8 Eliteとフレーム補間が合わさることで快適に滑らかな表示でゲームをプレイできますし、100W・バイパス充電対応の7,050mAhバッテリーで長時間プレイもバッチリです。
さらに放熱ファンにショルダートリガー、イヤホンジャックにUSB 3.2 Gen 2ポートと妥協のないスペックでゲームプレイを支えてくれます。
おサイフケータイに対応したことでゲームだけでなく普段使いのメインスマホとしても使いやすくなったため、個人的にはゲーミングスマホの一つの完成形だと思っています。
2025/01/23 12:00より先行予約販売が開始され、122,800円 (12+256GB版) ~で購入できます。
2025/01/23 11:59までは公式サイトでメルマガ登録することで1,000円オフクーポンがもらえて、2025/01/23 12:00~2025/02/06 11:59の先行予約販売期間中は4,000円オフで購入でき、クーポンを併用すると合計5,000円オフとなります。
1/24より順次発送されるとのことです。