崩壊:スターレイル × 水月雨 Robin’s Earphonesを購入しました。
目次
Robin’s Earphonesは高音質なイヤホンで人気な水月雨 (MOONDROP) と崩壊:スターレイル ロビンがコラボした完全ワイヤレスイヤホンです。
コラボ商品というと安いイヤホンに適当なプリントをしただけだったり使い回しボイスだったりすることが多いですが、Robin’s EarphonesではノイズキャンセリングやLDAC/LC3コーデック対応、オリジナル音声など価格相応に高機能でこだわりを持った作りになっています。
一日目、「付属品」を授け…
美しい書き下ろしイラストのパッケージをスライドするとロビンのイラストが書かれた内箱が表れ、その中にはパッケージイラストのアクリルブロックが収められています。
アクリルブロックの下にはイヤホン本体やレザーケース、イヤーピース、ケーブル、説明書などが入っています。
イヤーピースのうち半透明なものは「清泉」という別売りもされているもので、個人的にはこちらのほうが音がすっきりして良いように感じました。
レザーケースはマグネットで蓋を閉じられる仕組みになっています。
装着するとイヤホンケースの上面に書かれたロビンのイラストが見えなくなってしまうものの、傷が心配であればケースを付けたほうが良いでしょう。
レザーケースを付けたままでも充電できるようになっています。
イヤホン単体では最大9時間の使用が可能で、充電ケースを併用すると30時間の使用が可能です。
二日目、「ケース」を授け…
イヤホンケースの上部にはINSIDEのCDで使われていたロビンのイラストが描かれており、光の反射で虹色にきらめきます。
ケースの内側にも金色でRobinや図が描かれています。
底面にはかなり薄い白文字で仕様や技適マークなどが書かれています。
重さはイヤホン込みで83.5gです。
イヤホン両耳だけだと11.5gです。
三日目、「デザイン」を授け…
人間工学に基づいたイヤーモニター型デザインと滑らかで丸みのある筐体を採用したことで、風切り音のような不協和音を軽減してくれます。
音符や調和をイメージしたアイコンが描かれています。
高性能振動板素材、CCAWボイスコイル、N52ネオジム磁石を組み合わせた10mmダイナミックドライバーと6mm平面磁気駆動ドライバーを搭載し、コラボモデルでありながらも音質へのこだわりは捨てられていません。
ロビンの衣装をイメージしたという塗装がされており、光の角度によってきらきらと美しく輝きます。
光センサーにより着脱検知に対応しているものの、私の環境では誤反応が起きやすかったです。
アプリで無効化できるので、誤反応しやすい場合はオフにしておくと良いと思います。
しっかり耳にフィットして頭を振っても外れることはなく、遮音性も良いです。
パッシブに加えアクティブノイズキャンセリングをオンにすることで、周囲の雑音が聞こえず快適に音楽を聴けます。
起動時やモード変更時などにはRobin’s Earphonesのためだけに新規収録されたロビンの音声が聞こえます。
ただバージョン1.2.1の段階ではガイダンス音声の音量が大きめで、ややがさついた感じに聞こえてしまいます。
今後のアップデートで修正されることに期待です。
四日目、「無線充電」を授け…
Robin’s EarphonesはUSB Type-Cに加え、Qiワイヤレス充電にも対応しています。
ワイヤレス充電対応スマホがあれば、外出先でバッテリーが切れてしまったときもすぐ充電できます。
イヤホン本体で最大9時間使用でき、ケース併用で30時間の使用が可能です。
五日目、「アプリ」を授け…
Robin’s EarphonesはMOONDROPアプリ (Android・iOS) を使うとノイズキャンセリングやタッチ操作などのカスタマイズが可能です。
説明がないので少し分かりにくいものの、ノイズキャンセリングモードや外音取り込み (TP) モードなどを切り替えられます。
ノイズキャンセリングがオンだとファン音などが消え、人の声はある程度聞こえやすい状態になります。
複数デバイスに接続できるマルチポイント機能もアプリで有効化できると説明されていましたが、バージョン1.2.1時点では実装されていないようです。
現状は一旦元のデバイスで接続を解除してから新しいデバイスでペアリングしないといけません。
音楽の再生・一時停止、曲変更、音声アシスタント、ノイズキャンセリング変更などの操作はある程度変えられるようになっていて、必要なければ無効化もできます。
音量の操作は入っていないため、音楽アプリ側で挙動を変えるかスマホで操作しないといけません。
六日目、「LC3」を授け…
Robin’s EarphonesはSBC・AAC・LDAC・LC3コーデックに対応しています。
LDAC・LC3コーデックは初期状態では無効になっており、アプリで有効にすれば使えるようになります。
Robin’s Earphones-LEAという名前のデバイスで接続すれば、LE Audio・LC3コーデックで接続できます。
ただ今のところLC3コーデックに対応したスマホは少なく、まだスマホ側の対応が始まったばかりということもあり挙動が不安定なようです。
定位感が悪く左寄りになったりノイズ音が鳴ったりしていたので、LC3が実用的になるにはもう少しスマホ側の最適化を待つ必要がありそうです。
イヤホンを4回タッチすることでゲーミングモードを有効化できます。
LDAC利用時で通常だと342msあった遅延がゲーミングモードでは177msへと小さくなっており、ワンテンポ遅れる感じはあるもののリズムゲームやアクションゲーム以外ならプレイには問題ないレベルです。
LDACの接続性も問題なく、耳を手で覆った状態でも途切れることなく再生できました。
LC3コーデックだと低遅延・低歪みがアピールされているだけあって、LDACよりも小さい107msとなっていました。
七日目、「音質」を授け…「初めにコラボありき」を見届けよ!
Robin’s Earphonesでは10mm TiNセラミックコーティング振動板を搭載した高性能ダイナミックドライバーと6mm環状平面駆動ツイーターが採用されています。
シェルには水月雨の有線イヤホン「星光 – Star Light」のような質感の塗装技術を使い 「群星 – STELLARIS」のような輝きを持たせたとのことで、あり合わせではなく崩壊:スターレイルの世界観に合うよう特別に製作されたところにこだわりを感じます。
価格相応に音質がよく、銀河に名を馳せる歌姫たるロビンとのコラボにふさわしい仕上がりです。
低音
しっかりとした低音が鳴っており、ベースやドラムなどが明瞭に聞こえます。
ボーカルが低音に埋もれてしまうことはなく、ディテールが良くクリアに聞こえます。
高音
高音はやや控えめで、若干ですが低音に押されてしまうことがある印象です。
中音域、ピアノなどの表現は綺麗でややソフトな印象に聞こえ、女性ボーカルの曲によく合います。
そして、まとめー…
コラボモデルというとデザインだけで実用性は二の次、という製品が多い中Robin’s Earphonesはしっかりと完全ワイヤレスイヤホンに必要とされる機能を取りそろえており、音質も良く全体的な満足度が高いです。
イヤホン自体のフィット感がよく遮音性が高いため、アクティブノイズキャンセリングと合わさって音楽に集中しやすいです。
ただ、音声ガイダンスの音質がやや悪いところや光センサーの不安定さは気になります。
「食事する客が選り好みすればするほど、料理人の腕は上がる」ということでアプリからフィードバックをすれば今後のアップデートで改善してくれるかもしれません。
納期未定ながら受注生産のような形で需要がある分だけ生産が続くそうなので、高額転売屋には生命のフィナーレを聴いてもらうことにして公式販路から買うのがおすすめです。
2024/12/29現在e☆イヤホンでは15,210円で購入できます。