OPPO Find N6日本版を貸し出していただきました。(別途購入し、現在メイン機として使用中です)
より長持ちになった折りたたみスマホ
OPPO Find N6はSnapdragon 8 Elite Gen 5 7コア版を搭載した折りたたみスマホで、Find N5よりもバッテリー容量が増えたこともあり一日中使い続けられるバッテリー持ちになっています。
薄型軽量になっていながらもカメラ性能はしっかり強化されており、200MP広角カメラやテレマクロ対応3倍ペリスコープ望遠カメラを搭載しています。
日本で正式に販売されるようになったことで保証を受けられるようになりましたし、安心して使いやすいです。
このレビューは16GB+512GB版・CPH2765_16.0.5.702(EX01)で行っています。
- 省電力なSnapdragon 8 Elite Gen 5
- 折り目が目立たないディスプレイ
- テレマクロ対応の望遠カメラ搭載
- ワイヤレス充電対応6,000mAhバッテリー
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- 4.2mm・実測232.7gと薄型軽量
- eSIMに対応
- IP56/IP58/IP59防塵・防水
- ゲーム性能は低い
- 薄さ重視のためスピーカー音質はあまり良くない
- 国内だと純正マグネットケースが入手困難
| OPPO Find N6 (CPH2765) | |
|---|---|
| OS | Android 16 |
| RAM | 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 512GB UFS 4.1 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 7コア版 |
| メインディスプレイ | 8.1インチ QXGA+ (2,480 × 2,248) アスペクト比 4:3.63 120Hzリフレッシュレート AMOLED |
| カバーディスプレイ | 6.6インチ フルHD+ (2,616×1,140) アスペクト比 20.65:9 120Hzリフレッシュレート AMOLED |
| サイズ | 160 × 146 × 4.2mm |
| 重さ | 225g (実測232.7g) |
| SIM | nano SIM + nano SIM (またはeSIM) |
| リアカメラ | 200MP (OIS) + 50MP (超広角) + 50MP (OIS / 3x望遠) + マルチスペクトルカメラ |
| フロントカメラ | 20MP + 20MP |
| バッテリー | 6,000mAh |
| USB端子 | USB Type-C (USB 3.2 Gen 1) |
| バンド | 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n71/n75/n77/n78/n79 4G LTE FDD:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66/71 4G LTE TDD:Band 38/39/40/41/42/48 3G WCDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19 2G GSM:850/900/1800/1900MHz |
目次
説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
付属品ながらも高級感あるしっかりとしたケースで、滑らかな手触りです。
残念ながら付属ケースはマグネット非搭載のため、OPPO Mag・MagSafeアクセサリーは使えません。
中国であればマグネットケースがあるのですが、日本でも発売してほしかったです。
ディスプレイ:屋外でも見やすい
メインディスプレイには8.1インチQXGA+ (2,480 × 2,248)解像度のディスプレイを搭載しています。
OPPO Find N5からスペック的には大きな差がないですが、シワを自己修復するオートスムージングフレックスガラスや高精度ヒンジにより、中央の折り目がかなり目立たなくなっています。
もちろん物理的に折り目は存在するので光の角度によっては分かりやすいものの、歪みが小さくなり、触ったときの凸凹がほとんどないので操作する際の違和感がかなり小さいです。
配列はダイヤモンドピクセルで、ピクセルが円形になっています。
明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大910nitに達しました。
日中の屋外でも十分見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
ヒンジは下の写真の角度ぐらいまでなら自由に固定できます。
60万回開閉したデモ機だとヒンジが緩くなってもディスプレイは全く破損していなかったぐらいなので、一般的な使い方なら2年以上問題なく使えるでしょう。
YouTubeなど折りたたみスマホ対応アプリでは途中まで折ったとき上部に動画が表示されるようになっているので、スマホスタンドがなくてもFind N6本体だけで見やすいスタイルにできます。
カメラアプリもこのスタイルに対応していて、三脚なしにブレのない撮影が可能です。
カバーディスプレイは6.6インチフルHD+ (2,616×1,140)です。
こちらもフラットで、ベゼルは約1.4mmとかなり細め。
メイン・カバーともにスタイラスペンでの入力に対応しています。OPPO AI Pen Kitだとケースにペンを装着して持ち運べます。
明るさは714nitでした。
カバーディスプレイの配列はダイヤモンドピクセルです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
アプリ個別に設定できるようになっていて、60・90・120Hzの3つのモードがあります。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均125Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延はメインディスプレイでは合計44.3msでした。
タッチサンプリングレートから分かる通り、あまりゲーム等は重視していない設計のようです。
カバーディスプレイでは37.1msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
背面:高級感のあるアルミニウム合金フレーム
背面はさらっとしていて、指紋汚れなどが付きにくいです。
カバーディスプレイには指紋が付いてしまうので、アンチグレア保護フィルムを付けた方が綺麗にしやすいです。
重さは232.7gです。
OPPO Find N5では実測236.3gだったので若干軽量化されていますが、Find N5と同様にFind N6でも公称値と大きな差があります。
「サイズと重量は環境や生産過程、計測方法によって多少変動する可能性があります。」と注意書きはあるものの保護フィルム抜きの重さでごまかしているとしか思えないですし、Find N7で実測225gになってくれることに期待です。
200MPカメラやペリスコープ望遠カメラを搭載している割にはカメラの出っ張りがそれほどゴツくなく、横幅が広いので折りたたんだ状態だとあまりガタガタしません。
フレームはアルミニウム合金で傷や劣化に強くなっています。
カメラ:テレマクロ対応
OPPO Find N6は
- 200MP (OIS)
- 50MP (超広角)
- 50MP (OIS / 3x望遠)
- マルチスペクトルカメラ
というクアッドカメラ構成です。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
残念ながらグローバル版と違って日本版はシャッター音が強制的に有効化されておりオフにできない上に、電源ボタン2回押しでのカメラ起動もできません。
シャッター音は小さめなのでまだ我慢できる範囲 (法的根拠のない自主規制はキャリア版だけで勝手にやっていてほしい…) なものの、au Payが強要されないオープンマーケット版なのに電源ボタンでの起動ができないのは意味不明です。
おそらくは日本版フラグ1本でオープンマーケット版もキャリア版も一括対応する設計なのでしょうが、今後のアップデートでauの要求仕様はau版でだけ反映するように改善していただきたいです。
明るめの場所の場合1~6倍ズームでそれぞれ撮影してもマルチスペクトルカメラのおかげで色味が変わりにくく、実際の色に近い状態で撮れます。
ただ暗所ではうまく動作せず色味が変わってしまいやすく、ディテールもあまりよくありません。
Find N5より改善されているとはいえ、さすがにOPPO Find X9 Ultraのようなカメラスマホには負けます。
ペリスコープ望遠カメラではテレマクロ撮影が可能で、10cmほど離れた位置で撮影ができます。
6倍ズームでも十分に綺麗です。
ただし特にデジタルズームが入ると自動的に強めのAI補正がされるため、細かい文字などはぐちゃぐちゃになってしまいます。
スピーカー:音量は出る
ステレオスピーカーを搭載しており、フレーム部分にスピーカー穴があるタイプで左右非対称です。
薄さを重視した作りなのでスピーカー性能はあまり高くなく、音量はしっかり出るものの低音や高音はあまり目立ちません。
サウンド効果設定で音楽モードにすれば若干改善はされます。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。
ポート:厚みギリギリのUSB-Cポート
OPPO Find N6は80W急速充電対応で、50Wワイヤレス充電も可能です。
55W PPS充電にも対応しているので、サードパーティー製充電器でも高速な充電ができます。
USB 3.2 Gen 1ポートで高速なデータ転送ができ、DisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応しています。
USB Type-Cポートの限界ギリギリまで薄くされています。
バッテリー寿命を延ばすためのオプションがいくつか用意されており、80%以降の充電を遅らせたり80~90%の間でストップしたりできます。
また、システムに直接給電するバイパス充電も利用でき、充電しながらでも発熱を抑えつつ使い続けられます。
対応バンドは
- 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n71/n75/n77/n78/n79
- 4G LTE FDD:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66/71
- 4G LTE TDD:Band 38/39/40/41/42/48
- 3G WCDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19
- 2G GSM:850/900/1800/1900MHz
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。
VoLTE通話も可能です。
eSIMに対応しているので、旅行時などでもSIMを切り変えやすいです。
eSIMは1つだけ有効化できます。
Wi-Fi 7・6GHz対応で、リンク速度は4803Mbpsで接続できました。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
音量ボタンの上側にあるのはSnap Keyで、AIマインドスペースやカメラの起動、マナーモード設定などを割り当てられます。
画面翻訳を割り当てれば、ワンタッチで画面内のコンテンツを翻訳できて便利です。
性能:7コア版で省電力寄り
OPPO Find N6は通常よりも1コア少ない7コア版のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しており、ゲーム性能はやや落ちるものの普段使いなどは省電力になります。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア2941・マルチコア6877、通常版でシングルコア3548・マルチコア9575でした。
大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア6421→2572でした。
安定度が低く、放熱性能はあまり高くないようです。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア18155でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.1ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、特にシーケンシャルライト・ランダムライトが速めでした。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・すべての画質オプションを最高に設定・60FPS設定にした状態でナド・クライにて30分プレイしてSceneで計測すると、まず広げた状態では平均46.2FPSで1FPSあたり64.94mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大37.8℃程度まで上昇し、開始6分ほどで45FPSに制限されてしまいました。
広げた状態のほうが放熱性能が高くなりそうな印象ですが、高解像度な分の負荷が大きいことで性能が落ちやすいようです。
折りたたんだ状態では平均51.8FPSで1FPSあたり44.98mWの消費電力となりました。
開始15分頃までは60FPSを維持できていますがその後45FPS制限が入り、最終的にバッテリー温度は44.7℃になってしまいました。
ゲーム性能よりも薄型化が重視されているため放熱性能は低く、広げても折りたたんでも長時間のゲームプレイは厳しい、という感じです。
画質設定を落とせばマシになります。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS設定・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均32.9FPSでした。
3分ほどでもう30FPS制限が入っているので、画質設定を落とさないと快適なプレイはできません。
OS:分割表示やPC連携が便利
OPPO Find N6はアプリの表示アスペクト比を全画面・16:9・4:3の3つに変更ができるようになっています。
アプリの分割表示・マルチウィンドウ操作も可能で、非対応アプリの場合でも開発者向けオプション (デバイスについて→バージョン→バージョン番号を7回連打で有効化) から強制的に変更可能にできます。
分割表示で動画を同時再生させたい、という場合はShizuToolsを使えば有効化できます。
WindowsやMac PCとの連携機能も用意されており、PCのリモート操作、クリップボードや通知の共有などシームレスに操作ができて便利です。
ColorOS搭載タブレットと連携すれば、タブレット側にテザリングより低消費電力で通信を共有したり、GPS位置情報を共有してタブレットでのナビや位置情報ゲームプレイを可能にしたりできます。
iPhoneを初めとするiOS機器とのAirDropにも対応しています。
まとめ
- 省電力なSnapdragon 8 Elite Gen 5
- 折り目が目立たないディスプレイ
- テレマクロ対応の望遠カメラ搭載
- ワイヤレス充電対応6,000mAhバッテリー
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力対応
- 4.2mm・実測232.7gと薄型軽量
- eSIMに対応
- IP56/IP58/IP59防塵・防水
- ゲーム性能は低い
- 薄さ重視のためスピーカー音質はあまり良くない
- 国内だと純正マグネットケースが入手困難
OPPO Find N6は折りたたみスマホとして順当に進化しており、折り目が目立たないディスプレイで快適さがアップしています。
カメラ性能が強化されたことで、タブレットの代替としての役割だけでなくメインスマホとして十分な画質で写真撮影が可能となり、よほどのカメラ性能を求めている方でない限りOPPO Find N6一台で満足できるようになったと思います。
ただ、ゲーム性能は低くスピーカー音質もFind N5から向上していないため、次世代機でさらなる改善がされることに期待です。
OPPO Find N6は2026/04/26現在318,000円で購入できます。(AI Pen Kitなしで30万円切りの価格設定にしてほしかったです…)
IIJmioでは6/8までのりかえ価格で一括284,980円になります。










































