OnePlus 13Tを購入しました。
高性能なコンパクトスマホ
OnePlus 13Tは6.32インチ画面・幅71.70mmの小さめスマホでありつつもSnapdragon 8 Eliteを搭載したハイエンドスマホです。
他社だと小型化で削られがちなバッテリー容量はなんと6260mAhと、並の大型スマホを超えるほどの大容量です。
ただ、小型であるが故に発熱問題は避けられず、熱が伝わりやすい金属フレームなこともあって外部クーラーなしだと夏は厳しいです。
このレビューは16GB+512GB版・PKX110_15.0.2.107(CN01)で行っています。
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- 高い性能のSnapdragon 8 Elite
- 1330nitの明るいディスプレイ
- バイパス給電対応6260mAhバッテリー
- 重さ185g、重量バランス良し
- IP65防水防塵
- 金属フレームでゲームや充電時に熱くなる
- すぐ発熱してゲーム性能はあまり発揮できず
- 望遠カメラは少しブレやすい
| OnePlus 13T | |
| OS | Android 15 |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS4.0 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite |
| ディスプレイ | 6.32インチ FHD+ 2640×1216 1-120Hzリフレッシュレート |
| サイズ | 150.81 × 71.70 × 8.15mm |
| 重さ | 約185g |
| SIM | nano SIM + nano SIM |
| リアカメラ | 50MP 広角 (f/1.8, OIS, AF) 50MP 望遠 (f/2.0, 2倍光学ズーム, AF) |
| フロントカメラ | 16MP (f/2.4) |
| バッテリー | 6260mAh |
| USB端子 | USB Type-C (USB 2.0) |
| バンド | 2G GSM: 850/900/1800MHz 3G WCDMA: Bands 1/4/5/8 4G LTE FDD: Bands 1/3/4/5/8/18/19/26/28A/66 4G LTE TDD: Bands 34/38/39/40/41/42/48 5G: n1/ n3/ n5/ n8/ n26/ n28A/ n38/ n40/ n41/ n48/ n66/ n77/ n78/ n80/ n81/ n83/ n84/ n89 |
目次
説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
充電器は80W急速充電できるタイプです。
ディスプレイ:明るく綺麗
OnePlus 13Tは6.32インチFHD+ 2640×1216解像度のディスプレイを搭載しています。
幅71.70mmでコンパクトになっており、重量バランスも均等になっていることで片手操作がしやすいです。
コンパクトでもバッテリー容量は6260mAhと普通のハイエンドスマホ並ですし、「コンパクトスマホが欲しいけれど極端な軽量化は求めていない、バッテリー容量は少なくして欲しくない」という方にはぴったりだと思います。
配列はダイヤモンドピクセルです。
明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1331nitに達しました。
日中の屋外でも見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
アプリ個別に設定できるようになっています。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均120Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計33msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
背面:指紋が付きにくいマット仕様
背面はマット加工されており、さらっとしていて指紋汚れなどが付きにくいです。
重さは188.1gです。
他社の小型軽量を目指したスマホに比べれば重ためですが、ハイエンドなSoCに大容量バッテリーを搭載した上でこの重さなので納得できます。
カメラ:日中は十分綺麗
OnePlus 13Tは50MP広角 + 50MP 望遠というデュアルカメラ搭載です。
OnePlus 13などに比べるとスペックダウンしているものの、日中の撮影などでは十分です。
残念ながら望遠カメラで近くのものを撮影する「テレマクロ撮影」はしにくく、マクロモードではデジタルズームとなります。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
2倍光学ズームが可能です。
望遠カメラではOIS 光学式手ぶれ補正に対応しておらず、ややブレやすいです。
夜景では明るめに撮影できます。
ただ合成処理が少し失敗しやすいようで、ブレたような表示になることがありました。
スピーカー:中高音が強め
OnePlus 13Tはステレオスピーカー搭載です。
低音はやや弱く、ボーカルや中高音のほうが目立ちます。
上部は通話用と兼用のタイプで、左右非対称です。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。
ポート類:便利なショートカットボタン搭載
OnePlus 13TはIP65防水防塵で、多少の水濡れは問題ありません。
6260mAhという大容量バッテリーを搭載しており、80W急速充電対応です。
急速充電時はかなり発熱しフレームが特に熱くなるので、充電しながらの使用はしないほうが良いでしょう。
ゲームモードでは有線充電のときだけバイパス給電を有効にでき、20~80%をしきい値としてバッテリーの充電よりシステムへの給電を優先させられます。
対応バンドは
- 2G GSM: 850/900/1800MHz
- 3G WCDMA: Bands 1/4/5/8
- 4G LTE FDD: Bands 1/3/4/5/8/18/19/26/28A/66
- 4G LTE TDD: Bands 34/38/39/40/41/42/48
- 5G: n1/ n3/ n5/ n8/ n26/ n28A/ n38/ n40/ n41/ n48/ n66/ n77/ n78/ n80/ n81/ n83/ n84/ n89
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないと思います。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
OnePlusに代々継がれてきたアラートスライダーは姿を消し、ショートカットボタンへと変更されました。
ショートカットボタンにはサイレントモードへの切り替えのほか、スクリーンショットやカメラ起動、画面の翻訳などの機能を割り当てられます。
画面の翻訳を使えばその場ですぐ翻訳してくれるため、いちいち「スクリーンショットを撮ってGoogleレンズに共有して翻訳させて…」とやらなくても済みます。
性能:発熱しやすい
OnePlus 13TはSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、高い性能を持っています。
ただし小型スマホの宿命なのか放熱が間に合っておらず、フルに性能を発揮できる時間は短く、長時間のゲームプレイには外部クーラーが必要です。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1068・マルチコア4383、通常版でシングルコア2890・マルチコア8674でした。
大きな差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア6087→2719でした。
安定度は低めです。
ベンチマークアプリ以外だと判定された通常アプリでは発熱制御がキツく、偽装した状態では通常アプリと同じ制御になるため、途中で強制終了されてしまいます。
ゲームモードに追加することで最後まで終えられましたが、バッテリー温度は48℃とかなり高く、フレームも熱くて持ちにくい状態でした。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア18512でした。
普段使いではスコア13000程度でも十分すぎるほどなので、過剰に性能を出し過ぎているように思います。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、リード・ライト共にかなり速めでした。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS設定・ナタ (ムアラニでスキルを使って道なりに移動) で30分プレイしてScene 8で計測すると、平均59.8FPSで1FPSあたり75.25mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大40.7℃程度まで上昇しました。
どうやら原神は特別にチューニングしているようで、後述の崩壊:スターレイルと比べると発熱がかなり抑え気味です。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均37.8FPSでした。
5分と経たないうちに性能制御が入り、10分頃には上限30FPSに制限されてしまうほどです。
バッテリー温度は最大49℃にまで上昇し、フレームがかなり熱くなって手では持てないほどでした。
画質を落とすか、外部クーラーを使わないと長時間のプレイは難しいです。
原神や崩壊:スターレイルなど人気ゲームではフレーム補間、アップスケーリング、HDRといった機能が使えます。
これも発熱の原因になりますが…。
原神ではAI Labで「アイテムの自動収集」「拘束・凍結時の自動解除」「自動走行」といった機能を使えます。
アイテムに近づくだけで自動収集してくれるのが特に便利で、指を移動しなくて済むので敵ドロップの回収が楽になります。
まとめ
- 高い性能のSnapdragon 8 Elite
- 1330nitの明るいディスプレイ
- バイパス給電対応6260mAhバッテリー
- 重さ185g、重量バランス良し
- IP65防水防塵
- 金属フレームでゲームや充電時に熱くなる
- すぐ発熱してゲーム性能はあまり発揮できず
- 望遠カメラは少しブレやすい
コンパクトでありつつも大容量バッテリーを搭載しているため、バッテリー持ちを犠牲にすることなく片手操作がしやすくなっています。
発熱が大きすぎるためせっかくのハイエンドSoCが本領発揮するのは難しいものの、処理のスムーズさなど全体的な快適さの面では恩恵があります。
普段使い以外にゲームもこれ一台で済ませたい、という場合は外部クーラーを用意すると良いでしょう。
中国では3399元 (税込 約7.1万円)~で購入できます。
グローバルではOnePlus 13sとして発売される予定です。































