Lenovo Legion Y700 Gen 5レビュー:原神120FPSプレイもできる8インチゲーミングタブレット

Lenovo Legion Y700 Gen 5

Lenovo Legion Y700 Gen 5を購入しました。

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高性能な小型ゲーミングタブレット

Lenovo Legion Y700 Gen 5はSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したハイエンドなゲーミングタブレットです。

8.8インチのディスプレイで、デュアルUSB Type-Cポートや9000mAhバッテリーも搭載しており、今回は原神でのフレーム補間・アップスケーリングに対応したことでより滑らかな表示でプレイすることも可能となりました。

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このレビューは12GB+256GB版・ZUXOS 2.0.11.043で行っています。

  • 高い性能のSnapdragon 8 Elite Gen 5
  • 原神の120FPSフレーム補間に対応
  • 165Hz対応の8.8インチ画面
  • Dolby Atmos対応ステレオスピーカー
  • バイパス充電対応9000mAhバッテリー
  • デュアルUSB-Cで使いやすい
  • Widevine L1対応
  • 進化幅は小さい
  • 少し重量アップ
Lenovo Legion Y700 Gen 5
OS Android 16
RAM 12GB / 16GB / 24GB LPDDR5T
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 Pro
microSDカード対応
SoC Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ 8.8インチ
3040 x 1904
アスペクト比 16:10.02
165Hzリフレッシュレート
LCD
サイズ 128.5×206.46×7.79mm
重さ 360g (実測360g)
バッテリー 9000mAh
USB端子 USB Type-C x 2

Lenovo Legion Y700 Gen 5

説明書、充電ケーブル、充電器が付属しています。

付属品

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デル株式会社

ディスプレイ:どのアプリでも165Hzに

Lenovo Legion Y700 Gen 5は8.8インチ・3040×1904解像度のディスプレイを搭載しています。

ディスプレイ

リフレッシュレートは最大165Hz対応です。

インテリジェント(最大165Hz自動調整)・最高(144Hz固定)・標準(60Hz固定)から選択でき、アプリごとに高リフレッシュレートを割り当てることも可能です。

リフレッシュレート

そのままだと165Hz対応ゲームでしか165Hzが有効化されないのですが、開発者向けオプションで設定すればどのアプリでも165Hzにできるようになります。

OnePlusなどではroot化しないと165Hzを有効化できないので、非rootでも最大限活用できるのは良いですね。

165Hz

COD:Mなどでは設定で165FPSを選択でき、実際のゲームプレイでも165FPSでプレイができました。

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、Movement Rateは平均500Hz程度でした。

ゲームモードでタップ感度やスワイプ応答性を調整できます。

タッチサンプリングレート

タッチサンプリングレートとは?

画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。

この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。

ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。

目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミング端末なら5~6倍程度になることが多いです。

WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は、120Hzリフレッシュレート時は平均38.3msでした。

165Hzリフレッシュレート時は35.2msと、少しだけ遅延が小さくなりました。

タッチ遅延とは?

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。

この数値が小さいほど、素早く反応するということです。

ゲーミング端末では25msほど、通常の端末では30~40ms前半が一般的です。

Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。

DRM

スピーカー:ゲーム中の迫力アップ

Lenovo Legion Y700 Gen 5はステレオスピーカー搭載で、Dolby Atmosに対応しています。

Lenovo Legion Y700 Gen 5

Dolby Atmosはスピーカー中はオフにできない仕様になっています。

Dolby Atmos

音楽や動画などではボーカルが目立ち低音はやや控えめといった印象なのですが、ゲーム時に「ゲームサウンドエフェクト」をオンにすると一変。

全体的に音量がしっかりと出ており、オフに比べると低音の迫力が増します。

音の広がりもよく、特にシューティングゲームなどでは相手の足音なども分かりやすいと思います。

ゲーム

Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとaptX Adaptive / LDAC / aptX HD / aptX / AAC / SBCに対応していました。

Bluetoothコーデック

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ポート:2つのポートで同時利用も

Lenovo Legion Y700 Gen 5はUSB Type-Cポートを2つ搭載しており、一方では高速なデータ転送&映像出力ができ、もう一方では充電やイヤホン接続などが同時にできます。

Lenovo Legion Y700 Gen 5

バッテリー容量は前モデルLenovo Legion Y700 Gen 4の7,600mAhから9,000mAhへと大きく増えており、68W急速充電が可能です。

バッテリー残量を40~60%に維持したり、80Wまでで充電をストップしたりといったバッテリー寿命を延ばすためのオプションも用意されています。

バイパス充電に対応しており、充電中のゲームプレイ時にバッテリーへの負荷と発熱を抑えることができます。

バイパス充電

microSDカードスロットがあり、容量追加することもできます。

Wi-Fi 7 (802.11be) に対応しており、中国版のため6GHzでは接続できません。

リンク速度は1441Mbpsで、Wi-Fi 7のフル性能は発揮できないようです。

Wi-Fi近接センサーやジャイロスコープなどのセンサーを搭載しています。

残念ながら今回もセルラーモデルはありませんでした。

重さは360gです。

Y700 Gen 4では実測346.7gだったので、バッテリー容量が増えた分重たくなってしまいました。

OPPO Pad miniのリークではバッテリー容量8,000mAhで重さ279gとされているため、見劣りしてしまいます…。

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性能:原神のフレーム補間に対応

Lenovo Legion Y700 Gen 5はSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しています。

Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア3623・マルチコア10697、通常版でシングルコア3659・マルチコア10724でした。

大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。

パッケージ名偽装の必要性

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。

通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。

メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。

そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。

こちらの記事で詳しく解説しています。

Geekbenchのスコアとは?

背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。

シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。

ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。

パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア7413→5306(安定度71.6%)でした。

3DMarkのスコアとは?

Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。

スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。

あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。

Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。

ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア17124でした。

PCMarkのスコアとは?

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。

高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。

8000以上あれば十分です。

UFSストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。

CPDT Benchmarkで計測した結果ではリード・ライトともにトップクラスの速度でした。

ゲームの読み込みなどの高速化につながる一方、フル性能を出すことで発熱が大きくなるデメリットはあります。

ストレージ性能とは?

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。

ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。

CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・すべての画質オプションを最高に設定・60FPS設定にした状態で30分プレイしてSceneで計測すると、平均59.4FPSで1FPSあたり103.54mWの消費電力でした。

バッテリー温度は最大38.5℃程度まで上昇しました。

原神は最適化されているようでY700 Gen 4よりも消費電力が小さくなっており、安定したフレームレートで発熱も抑え気味です。

原神

電力効率と平均FPSとは?

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。

電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。

ゲームで電力効率が悪い端末は他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。

 

平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。

(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)

GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS設定で30分プレイすると平均59.3FPSで1FPSあたり157.84mWの消費電力、バッテリー温度は最大41.9℃程度でした。

原神での結果に比べると電力効率が悪く、バッテリー消費も発熱も大きめになってしまいます。

崩壊:スターレイル

原神ではゲーム超解像度 (アップスケーリング) とゲームフレーム補間が利用できるようになっており、120FPSの滑らかな表示でプレイができます。

Qualcommのアルゴリズムを使用しており外部チップではなくGPUで処理されるため、画面が白っぽくなったり遅延が目立ったりはしません。

フレーム補間のみオンにした状態では30分平均118.3FPSで、バッテリー温度は37.1℃程度でした。

通常時と同じぐらいの発熱・消費電力で120FPSの滑らかさを楽しめるのは良いですね。

原神

OS:通常通り日本語化可能

OSはAndroid 16ベースのZUXOS 2.0です。

adb shell settings put system system_locales ja-JPを実行するだけで日本語化できるため、Amazonプライムビデオが起動しなかったりマルチウィンドウがおかしくなったりしません。

Settings (設定) アプリの一番下のTablet Info (タブレット情報) を開く → Software version (ソフトウェアのバージョン) を7回連打して開発者向けオプションを表示 → 前の設定ページに戻り、General options (一般設定) を開いて一番下に出ているDeveloper options (開発者向けオプション) を開く → USB debugging (USBデバッグ) を有効にするという手順でADBを使えるようになるので、PCやスマホなどでADBコマンドを実行できるようにして上記コマンドを実行してください。

SteamゲームのプレイができることをアピールするためGameHubがプリインストールされています。

ただし中国アカウントでしかログインできないバージョンなので、一旦アンインストールしてGoogle Playからインストールしないといけません。

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REDMAGIC 11 Proレビュー:世界初の水冷+空冷+防水防塵、原神スタレも平均約120FPSで熱ダレなし - AndroPlus

まとめ

  • 高い性能のSnapdragon 8 Elite Gen 5
  • 原神の120FPSフレーム補間に対応
  • 165Hz対応の8.8インチ画面
  • Dolby Atmos対応ステレオスピーカー
  • バイパス充電対応9000mAhバッテリー
  • デュアルUSB-Cで使いやすい
  • Widevine L1対応
  • 進化幅は小さい
  • 少し重量アップ

Lenovo Legion Y700 Gen 5は原神の最適化が進み、前モデルに比べると低い消費電力で60FPSを維持できるうえ、フレーム補間や超解像度でより滑らかで綺麗な表示でのプレイも楽しめるようになりました。

ディスプレイは若干低遅延になりゲーム時のサウンドエフェクトが改善された、など着実にアップグレードされてはいるものの、全体的には前モデルから大きく進化したポイントが少なめで、eSIMやOLED搭載だという噂のOPPO Pad miniなど他社小型タブレットとの競争力は落ちているように思います。

Lenovo Legion Y700 Gen 5の中国版は12GB+256GBモデルが3,999元(税込 約9.8万円)、16GB+512GBモデルが4,799元(税込 約11.9万円)で発売されています。

グローバル版のLenovo Legion Tab (8.8″, 5)は16GB+512GBで$849 (約13.5万円)なので、メモリ高騰の影響かこれまでより価格差は縮まっているものの中国版のほうが割安です。

 

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